Acousphere Live 2016.10.11 吉祥寺Star Pine's Cafe

2016年10月11日(火曜) 吉祥寺スターパインズカフェにてスペシャルライブイベント「Acousphere with Friends」を開催します! 
Acousphere Recordに所属するアーティストが一同に集うライブをお楽しみください!
日にち:2016年10月11日(火曜)
場所:吉祥寺スターパインズカフェ 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-20-16 B1
出演:Acousphere / Acoustic Sound Organization / Aerial / Sonascribe
時間:Open 18:00 / Start 19:00
前売り ¥3,900+1drink / 当日 ¥4,900円+1drink
詳細はこちらをご覧下さい!

2016年4月29日金曜日

『福井モデル』の中の2025年人口問題

 この本を読んで真っ先に出てくるのが人口問題。日本はこれから、人口が減少し、

高齢化が更に進んで大変なことになる・・・と言われて久しいですが実は他の国では

もっと前に経験していた事なんですね。

 日本は鎌倉幕府成立から明治維新までの676年間で人口が4倍に増えて3300万人

になったそうですが、この明治維新から2004年のピークまでにたった136年で3・8倍の

1億2千7百84万人になりました。そして、未来予測では2100年までに日本の人口は

明治維新と変わらない3千7百70万人に急減するのだそうです。

 フランスでは日本の江戸時代に既に高齢化《65歳以上が7%》社会になっている。

 そこから倍の14%になるのが、フランスは126年、アメリカは72年、オランダは65年、

 イギリスは46年。日本はわずか24年のスピードです。

 つまり、ヨーロッパは社会の意識が成熟度を深めていく早さにギャップがないのですが、

日本はこのギャップを深める時間がないのです。ですから、制度や手当が後手に回る

訳ですね。最近わが町では古くからあった商店が後継者なし、売り上げ激減、高齢化

で、地方都市と同じようにシャッターを閉めています。そして、交付金が貰えるということで

介護施設か保育園にどんどん変わっています。

 

 さて、最近、2012年にOECDがまとめた『コンパクトシティ政策報告書』で、富山市が

メルボルン、バンクーバー、パリ、ポートランド、と並んで世界の先進5都市として評価さ

れました。しかも、人口減少と少子化・超高齢化にあるのは富山市だけ。いまや世界の各国

から、視察にきており、マレーシアのジョホールパル州ではジャングルを切り開いて、富山

モデルの都市を建設すると言う。

 この富山の森市長のところにやってきた或る自治体の某市長が

 [ 『孫とお出かけ支援事業』をパクっていいですか?]と聞いたそうな。

市内にあるファミリーパーク、博物館、科学館、民族資料館、立山アドベンチャー施設など

の施設に祖父母と孫やひ孫が同伴すれば入園料が全額無料になるという優れたアイディア。


 これは高齢者が外出をする機会を増やします。

 出歩けば健康寿命を延ばす。

 孫を連れて行けば財布のヒモが緩む。パパやママではこうはいかない。

 で、でれば寿司屋でも入ろうかとなる。

 高齢者の外出は地域経済に貢献する。

 世代間交流にもなる。


しかし、このアイディアを持ち帰った議員は

『子どもがいない人や、孫がいない人に対して不公平じゃないか!』と反対され、止むなく

撤回。

 これを聞いた森市長は

『だったら、近所の子どもでもいいから、家の孫だと言ってつれて行けばいいじゃないか。

戸籍謄本を見せろなんて言うわけないのだから。』


 固定観念に縛られないと言う事の大切さを感じますね。

 何事もそうだけど、考えて、考えて、考え抜いたら、いいアイヂアが湧いてくる。適当なところで

考えを辞めてしまうと今までの常識の枠に嵌められてしまうのでは。

いやはや、富山県凄いねえ!

 

 

 

2016年4月27日水曜日

世界一美しいスターバックス

 2009年に世界一綺麗な商業施設として認定された富山の《スターバックス》に

行ってきました。富山は幸福度ナンバーワンの県だそうです。が、ほんまかいな・・・という

疑いの気持ちをもちつつ行ってみました。

 富山は持ち家率日本一、親子3世代同居が多い、その為、一世帯の収入は合わせると

60万以上・・・とか、色々前知識を入れていたのですが、車窓の景色を観るうち,本当だな

と感じました。どこの家も瓦屋根が立派で黒々と輝いています。古ぼけて汚れている感じが

まったくないですねえ。そして、普通なら、駅前の町中はマンションが林立してそうですが

富山は土地が安く、マンションを買うなら自分の土地に家を建てたほうがいいと思うらしく、

持ち家に対する思いが強いようですね。

 どの家も手入れが行き届いてる。驚きです。全体に清潔感があるのです。


 さて、スターバックス。富山駅北口から10分くらいと書いてあったので歩くことにしました。

富山の神通川沿いの松川には昔、江戸時代に樽前舟がやってきました。そして、物資を運ぶ

為に運河を造ったのです。北海道の物資としては昆布やニシン、薩摩藩からは中国からの物資

を運んで、多いに賑わい、豪商たちが生まれた場所。その運河が現代では都市の景観となって

河岸は市民の憩いの場所になっているのです。まさに司馬遼太郎さんの《菜の花の沖》のお話

の世界ですね。

 この景観の中にスターバックスが建っています。憩いの場所に喫茶店がある。素敵です。

 もっと空いていれば、もっとゆっくり珈琲を楽しんで、本でも読みながら、そして又、水辺で遊ぶ

親子や二人連れを眺めて2時間でも3時間でも座っていられたろうと思うのですが、珈琲を買う

人が列を作っているのを観るとそうはいきませんでした。

 スターバックスの反対側には遊覧船の発着所がありました。日本海に出る港の岩瀬浜という

処までいくのですが、私はそれを知らずに、もう一度富山駅の近くの市電《ライトレール》の停留所

まで10分ほど戻り、そこから30分ほどかけて岩瀬浜まで行きました。

 岩瀬浜の2つ手前の駅《東岩瀬》で下りて、北前廻船問屋『森家』を観て、岩瀬浜に行くと岩瀬

カナル会館がありました。ここから又遊覧船に乗って帰れば良かった。結局同じライトレールに

乗って富山駅に戻ってきました。

 ところが、富山駅から高山本線に乗って越中八尾駅で降りたのですが、ここから泊まったゲスト

ハウスに帰るのに、まあ来ないタクシーが・・・!

 寒いし、風は強いし、タクシーは来ない。携帯で呼び出すも、今、出払っていて車はないと言う始末。

待つ事一時間。ここでいっぺんに富山嫌いになってしまった私でしたが、結局、駅前タクシー会社

の隣のおばちゃんが心配してくれて、そして、はたまたこの叔母ちゃんのところに車で来たおばちゃん

が、ヤット来たタクシーに道案内をしてくれたりと富山県人の親切さにホロリとしてしまったのです。

やっぱり、富山県凄いです。