Acousphere Live 2016.10.11 吉祥寺Star Pine's Cafe

2016年10月11日(火曜) 吉祥寺スターパインズカフェにてスペシャルライブイベント「Acousphere with Friends」を開催します! 
Acousphere Recordに所属するアーティストが一同に集うライブをお楽しみください!
日にち:2016年10月11日(火曜)
場所:吉祥寺スターパインズカフェ 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-20-16 B1
出演:Acousphere / Acoustic Sound Organization / Aerial / Sonascribe
時間:Open 18:00 / Start 19:00
前売り ¥3,900+1drink / 当日 ¥4,900円+1drink
詳細はこちらをご覧下さい!

2015年9月30日水曜日

吉祥寺《森の珈琲》

最近、吉祥寺に行くと必ず寄るお店がここ。

今までは散々歩き回ってもそのまま直帰で家に帰ったりしたのだけど、

歳ですかねえ、何処かに座りたくなる。それも、落ち着いていて、それ

なりに寛げる場所でないと嫌ですね。

かと言って、余り駅から遠いと疲れている時は無理。

座る場所も、椅子の形状も選ぶので、かなり限られてくる。

ハモニカ横町の近くのレモンドロップは最近何故か落ち着かない。ホスピ

タリティがイマイチだし、横にパチンコ屋があるのが気になる。

ブックス・ルーエの近くの老舗の喫茶店は全部ソファーで座り心地がいい

のだけど、やはりいつも混んでいて座れない。

ヨドキチの前の通りにあるスターバックスもいつも混んでいて、座る所は

止まり木くらいしか空いていない事が多く、やはり却下。というか有り体に

言えば、ここの珈琲をあまり美味しいと感じたことがない。こんなに珈琲

文化を日本に定着させたお店で映画にもやたら出てくるお店なのに。


吉祥寺東急の裏手にある多奈加亭は老舗で雰囲気も、これぞ喫茶店の

典型的在り方と言う所。サンドイッチも珈琲も美味い。しかし、買い物の

帰りに寄るとなると少し遠いかなあ。

で、最近よく行くのが、駅前通りのパルコの一階にあるお店。

ここの森の珈琲がうまい!

今日はブルーベリーのシフォンケーキとともに頂いて大満足。

ここのシフォンケーキは文字通り、絹の様な軽さ。もう一個食べたいな・・・

と危うく頼みそうになってしまった。無論食べてもいいのだけど、なにか

恥ずかしい。

でも、この軽やかさはどうやって作るのだろうか、粉が違うのか。

家で作ると粉のザラッとした感じが残ってしまうのに、これは正にシフォンの

軽さ。今まで食べた中ではここのシフォンに勝るケーキはないのでは・・・と

思うほど。

武蔵境か、武蔵小金井だったろうか、オーブンミトンという有名なシフォンケーキの

お店があるけど、ここのケーキもこれほどではなかったような気がする。

ともかく、シフォンケーキもう一度研究するのもいいかも。


2015年9月25日金曜日

『選択の科学』その2、自分で決断する危うさ

『選択の科学』ではある実験結果をこう分析しています。


早産で生まれた赤ちゃんは保育器に入れられて、様々な不都合の為に

人工呼吸器で命を永らえています。もし、無事そこから出られたとしても

脳が機能せず、話す事も聞く事も出来ず、一生車椅子で過ごす事になる。

その時、あなたならどうしますか・・・という設問がある。

以前は医者の判断で呼吸器を止めると言う事が公然と行われていたが、

インフォームド・コンセントという考え方が始まり、医者は患者に事前に

詳しく説明してどうしますか・・・と言う事になり、決めるのは両親に任せられる

ようになった。

自由主義社会では個人に関係する事には本人の自由意志が尊重される。

しかし、この場合、両親に子どもの人工呼吸器を止める判断を任せる場合

と医者が決断をする場合とでは親の精神的負担は大きく違う。

つまり、アメリカとフランスの場合ではこの辺のところが微妙に違っている。

アメリカの両親の場合は決断は両親に任され、『もし、あの時違う決断を

していたら・・・』というような後悔がいつまでも付き纏う。

フランスの場合は最後は医者の決断があり、アメリカの両親のような後悔は

ない。

事程左様に自分で決断する・・・というのはそれぞれに陰影を残すものらしい。

『ソフィーの選択』のように丁か半かを自分で決めるというのは辛いことなのだ。

ソフィーは自分の子どもの二人のうちどちらか一人をガス室送りにしろ!と言われて

身体の弱い子を選んだ事に苦しめられる。


さて、私の心臓のステント手術があっさり終わった後、毎日飲む血栓を溶かす

薬が問題だった。

なんせ、胃が痛いのだ。

ネットで調べると強い薬なので胃が荒らされる、だから、胃薬も毎日一緒に

飲む事とある。

しかし、あまり痛い日が続いたので、ひと月程この薬を飲まない日が続いた。

流石に、医者に呆れられ、また飲み始めたのだが、胃が痛いのは薬が原因

ではなかった。知識がないことからの誤った選択だ。

それから、食べると痛い・・・を繰り返していて、一年ほど経ってから、夕飯に

食べたサバの塩焼きが

『まずいなあ~。バサバサで美味しくない。』から始まった胃の痛み。

『病院につれて行って。』をメールで送ったを最後に気を失った。

気がつけば次の朝、病院のベッドの上で胃が痛い・・・を繰り返していて、吐いた。

誤った選択がとんでもない事になったのだ.


2日後に撮った胃カメラで

『立派な胆石だな~、ゴロゴロあるよ。』

激しい痛みは胆石だったのですね。


2015年9月11日金曜日

ワンダフルな虹

誰かに怒りをぶつけているかのような土砂降りが毎日続いて、

うんざりしていた。

ほんとにもう、家の中は湿気ていて、床はペタペタするし、何が

嫌かと言って、玄関の木のドアは水分をしっかり吸って膨張して、

開けるも閉めるも重くて大変な事になっている。


昨日は夕方に小やみになったのを幸い、善福寺川にかかっている

橋を渡ってみると濁った水がゴーゴーと流れている。

うわ、凄い量の泥水!

でも、空が明るい。

見上げると、見事な虹!

気象庁では60年ぶりの大雨だと言っていたけど、こんなクッキリ見事な

虹は見た事がない。

いつも儚げな風情の虹しか観た事がないのに、今日は半円の虹が

太い筆で一気に書かれたように筆跡を残している。

思わず携帯を取り出し、良い角度で撮ろうとして道の真ん中に立っていると

バスやら、タクシーが来て邪魔をする。

気がつけば、2~3人のヒトが同じように携帯を虹に向けていた。


思いもかけず、良い物を観たな!とウキウキして先生の家の玄関を開けると

我が家と同じ音がする。ぎぎぎい~。

既に来て練習をしている子ども達は今日の大雨で近くの家までが浸水した

と興奮して話している。

『NHKが来てたよ。川のそばでなんか報道してたし・・・。』

『でも、近くの家に被害はなかったのでしょ。』

『あったよ。あそこは川より下なんだから。』

・・・。

子ども達に今観た虹の話をすると

『見せて、みせて!』と大騒ぎ。

『画面でっけ~。』とか、

『画質がいいなあ~。』とか。

やはり、子どもは屈託がなくていい。


2015年9月9日水曜日

丁か半かを自分で決めたい時。

確かに凡人の我々には難しい場面での判断を下すというのは難しい。

例えば、病気の時。

お医者様というのはプロなのだから、全てお任せする方がいいし、素人の・・・そして、

病気であるというただならぬ事態を抱えている患者には冷静な判断が出来るわけが

ない。それも一刻も争うなどと言う時には。


2012年の頃、何やら、時々胸がなんとなく苦しい。

胸を抱きかかえるようにしてうずくまると少し収まり、それからしばらくはそんな事が

ないのだけど、又一週間もするとそんな風に苦しい。

内科に行けばお定まりのレントゲン、心電図、で、何も異常がないですよ・・・との診断。


いやいや、そんな事はないを主張して、ひと月後の超音波検査を予約。

ここでは私の食い下がろうとする選択があった。

その検査でちょっと引っかかる所があるとの事で、MRIの予約。これも3週間後。

で、分かったのは、心臓を取り巻く大動脈の一本が75%詰まっているという写真。


やはりそうなんだ。

このまま知らずにいけば、心筋梗塞で大騒ぎになるところだった。

普通、こんな風に気がつかずに生活していて、何か変だな・・・くらいで過ごして

いるのだろう。。

75%詰まっていてもこの程度なら・・・。


それから2週間後、手術に決まった。

本来なら開胸手術で患者の負担も大きく、入院も長くなる。

だが、ステントという蛇腹になっているものをその部分まで入れて、患部でパカっと

広げるとその狭い部分が広がり、それで手術はおしまい。

一日か二日の入院でそれも局部麻酔で、いやなに簡単ですよ・・・とおっしゃる。


実際その通りに簡単だった。

身体にも負担がなく、心臓という大臓器の手術だったにも拘わらず、傷もなく、

入る病室がないので手術後に待機する部屋でもう一泊というので、

『いやいや、帰らせてもらいます。』

とまるで、ホテルの予約を断るかのように家に帰った。


こんな大手術なのに、家族は余りのあっさりしたご帰還に呆れていたかもしれない。

で、手術は簡単です、開胸に比べて負担が少ないです・・・に釣られてした手術だった

のだけど、果たしてこれで良かったのか。



その後、

毎朝血栓を溶かす薬を飲み続けなければいけない。

ステントが血栓を掴みやすくしているので、普通以上に食事に気を付けなければ

いけない。

血が止まりにくいので、決して、怪我をしてはいけない。

事実その通りで、その後、頭に物を落として、切り傷を作り、結構な量の出血に

驚いて、病院へ。その後も、お正月の元旦に棚の角に額をぶつけてまた、また、

ダラリと出血。回りをあたふたさせて病院へ・・・という粗忽者の私を認識。


そして、その血栓を溶かす薬との付き合いが始まったのだが、これが難物だった。

胃が痛いのだ。

そこで胃の負担を和らげる為に、胃薬も頂く。

その後が長い話になる。

サイコロを振る話は続きます。