Acousphere Live 2016.10.11 吉祥寺Star Pine's Cafe

2016年10月11日(火曜) 吉祥寺スターパインズカフェにてスペシャルライブイベント「Acousphere with Friends」を開催します! 
Acousphere Recordに所属するアーティストが一同に集うライブをお楽しみください!
日にち:2016年10月11日(火曜)
場所:吉祥寺スターパインズカフェ 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-20-16 B1
出演:Acousphere / Acoustic Sound Organization / Aerial / Sonascribe
時間:Open 18:00 / Start 19:00
前売り ¥3,900+1drink / 当日 ¥4,900円+1drink
詳細はこちらをご覧下さい!

2014年12月31日水曜日

『闘えナウシカ爺さん』

武田鉄矢さんの『今朝の三枚おろし』を聞い
ていたら、こんなことを言っていた。
・・・こんな昔話がありました。その村には
毎年悪さをする大蛇が現れて村人を苦しめて
いました。そこに若武者がやって来て、大蛇
を一刀両断のもとに切ってすて、大蛇は首
から大量の血を流し、やがて、そこに沼が
できました。
そこが正に今回山崩れを起こしたあの広島県
の現場だそうです。
テレビでも取り上げていたし、新聞のコラム
でも同じ様な事が書いてありました。
蛇の名前が付いている地名は必ず、がけ崩れ
などを起こし、土地が安定しないらしい。
昔は地名からその土地の由来を知る事が出来
た。そして、その土地の老人が語り伝えてきた。
今はハザードマップというのがあるらしいが
個人的に調べに行かなければ、分かりえない
むしろ家を建てる時に業者としては調べたく
ない事柄かもしれない。売れればいいのだから。
古い言い伝えや老人の話をずっと語り継ぐ
には余りにも現代は時間が速く、人の流動も
激しい。
東日本の津波の時も家で語り継がれた教えを
ずっと守っていた家はチャンと自分で、1人
であの災難を凌いでいた。
『米と水は常時準備していたよ。』と言って
笑っていたツワモノがいた。

火山大国日本である。御嶽山の突然の噴火
に日本全国が戦慄を覚えた。そして、にわかに
富士山はどうなのだと議論が持ち上がる。
富士山は死火山ではなく、休火山だと聞いている。
しかし、その権威筋では人間の時間軸で物を
考えてはいけないのでは、200年噴火していないから死火山である・・・と判断するのは
早計であり、地球は何千年、何万年の長い
時間軸で判断しなければいけないのでは・・
との判断により、今までの死火山と判断している火山も噴火の恐れあり・・・と教科書
では改定がなされているとか。
で、蛇の話に戻るけど、蛇は悪いばかりでは
ない。私が小学生の頃、近所にお祓いをする
おじさんがいました。ある時家にやってきて
父と話しているうち、わたしの右手の中指の先
の石榴のようになった処に蛇の抜け殻を
擦り付けて何やら呪文を唱えた。
ある時気がついたら綺麗にスッカリ直って
いました。
私はこういう陰陽師系の話は好みではありま
せんが、こういう出来事をどう捉えていいのかわからない。
で、これがどう『闘えナウシカ爺さん』と
つながるのだと思うよねえ。

2014年12月14日日曜日

マクロビレストラン『チャヤ』

3年ぶりだろうか。
久し振りに伊勢丹にお歳暮を買いに行った
ついでに入ってみました。
見事に女性ばかり。隣では母娘でしょうか?
『お肉は使ってないのよ。』などの会話が
聞こえます。
今日は小麦タンパクで作ったお肉風の塊が
入ったビーフストロガノフ風の料理と豆の
コロッケ、有機野菜。
以前よりずっと美味しくなっていました。
ご馳走様でした。

清水義範『国語問題必勝法』

パロディに次ぐパロディにニンマリしてしまった。
国語入試問題必勝法などはつい自分の高校時代
を思い出し、問題に取り組んで充実したあの
青春を思い出したのだが、これはあくまで
おふざけ。
あの頃は英語本ではヘミングウェイやJDサリンジャー、
サマセット・モームなどがよくとりあげられていたっけ。

『靄の中の終章』などは呆け老人の心に入って、壊れていく様を情け容赦無く書いている
いやはやこの歳でこの様子を読むのは哀しい
いくらパロディでも・・・。
しかし猿蟹合戦を解き明かすくだりは面白い
太宰治の作品に絡めて蟹を女性に喩え、猿を
DVの男性に喩えて、論説を繰り広げている。
太宰治の『御伽草子』は面白いらしい。
太宰治は読んだことないな〜。

2014年12月5日金曜日

『写楽殺人事件』

圧倒的迫力の推理小説である。
浮世絵に余り詳しくない私には(浮世絵って
そんな歴史が有るんだ)と高校時代のお勉強
のやり直し・・・になっていて何処から何処
までが事実で、フィクションかが分からなく
なっていた。
写楽は、そのユニークな描法と作画期間が
わずかに10ヶ月、しかもその間に140枚とい
う作品を発表し、忽然と消えてしまう。
これはもう興味をそそられない方がおかしい

このことで様々な著名人が色々な憶測をする
現実には池田満寿夫さんが中村此蔵説、
石森章太郎氏は喜多川歌麿説、
中右瑛氏の鳥居清政説、
があるがどれも説得力に欠けるそうだ。
小説の中では田沼意次との政治的経済的背景
に絡んで、秋田蘭画を持ってくる。

これを確かめるために主人公津田がドンドン
推理していく過程は面白すぎて、2時間、3時間と時間を忘れて読んでしまった。
ここでは東洲斎写楽改め近松昌栄説をとって
進めていく。
高橋克彦さんがこの説を作りあげた過程が
史実に基づいて面白いのですが、これは推理
小説なんですよね。
史実としたものも何処までがフィクション
なのか・・・。
私は全部信じたい気分。

原宿にある浮世絵美術館に行って、小説の
余韻を味わって来ようかな。