Acousphere Live 2016.10.11 吉祥寺Star Pine's Cafe

2016年10月11日(火曜) 吉祥寺スターパインズカフェにてスペシャルライブイベント「Acousphere with Friends」を開催します! 
Acousphere Recordに所属するアーティストが一同に集うライブをお楽しみください!
日にち:2016年10月11日(火曜)
場所:吉祥寺スターパインズカフェ 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-20-16 B1
出演:Acousphere / Acoustic Sound Organization / Aerial / Sonascribe
時間:Open 18:00 / Start 19:00
前売り ¥3,900+1drink / 当日 ¥4,900円+1drink
詳細はこちらをご覧下さい!

2013年5月29日水曜日

樹齢700年ぐらいのタブの木がある島、椿島

で、続きます。

『樹齢700年くらいのタブの木がある島』椿島

宮脇昭さんは宮城県本吉郡南三陸町滝浜からほぼ1キロほど
離れた無人島"椿島"に調査に出かけました。
この日は2012年5月26日、この土地は最も酷く津波にさらされた
地域でした。
宮脇さんをこの島に誘ったのが、仙台輪王寺の住職
"日置道隆さん"
この島も津波に洗われている。
宮脇さんと日置さんは道なき道を、切り立った海岸線を注意
深く歩きます。そして、数分もして、一本のタブの木を発見
する。根の部分は津波を被ったせいで剥き出しになっている。
が、根っこは縦に横にとしっかり根を張り、大地を捉えている
のが、観てとれた。
『本物とは厳しい環境に耐えて、長持ちするもの』
宮脇さんの決まり文句です。
『スギは潮水を被っただけで枯れてしまう、マツもいままで
信じられていたほどには強くない。人間の影響が加わらず、
自然の森のシステムにする。
そして、高木、亜高木、低木の森の緑の壁をつくれば世界一
地震の多い国は守られる。

宮脇さんは東日本大震災後『森の防潮堤』構想を唱えています。
大量に生まれた瓦礫をマウンド(盛り土)の中に沈め、その上に
照葉樹の森を作ろうというのです。
揉めに揉めている瓦礫処理問題も払拭させてしまうこのアイディア
にも国や県の動きは極めて遅い。

この二人が更に踏み分けて入ると、タブの巨木が現れます。
大人3人が手を回しても届かないという巨木です。
こういう巨木は鉄筋コンクリートにも負けない、遥かに凌ぐ
強さをもっている。

今、この考えに賛同して、自然林を作ろうとしている企業が
たくさんあります。
公害を出している各種工場、例えば新日鉄の工場の周りはこの
自然林が作られています。さらに、各種の大工場や大学、
そして、大きな建物や団地の周りにも広がってきています。

木を植えることの大切さを噛みしめる今日このごろです。




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2013年5月28日火曜日

ソロソロ蛹でしょうか!

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前回の続き

前回の続き

日本人の白砂青松(はくしゃせいしょう)好きは有名である。
功なり名を遂げた後は田中角栄さんのように錦鯉を飼い、
門下振りの松を植え、成功の証を示す。
こんな事をいうのは団塊の世代までだろうか。

今の若いモノはこんな発想などないが、未だにモノの格を
表すのに、松竹梅が使われているのも江戸時代の名残であるそうだ。

松は元々日本には局地的にしかなかった。
竹も梅ももとを辿れば中国から入ったもの。
日本の平地、丘陵、低山地の森林の自然分布はほぼシイ、タブ、
カシ類のように葉が厚く、光沢があり、冬も葉を落とさない
常緑広葉樹林帯に属しているそうです。
にもかかわらず、日本の山林を覆っているのは多くはスギ、マツ
ヒノキ、カラマツと言った針葉樹林です。
元来、針葉樹林は広葉樹林の隙間に生育したに過ぎなかった。
しかし、江戸幕府、それ以降の政府による造林政策によって、
スギ、マツ、ヒノキなどの植林が始まり、第二次世界大戦後は、
カラマツ造林も含めて、これに一層の拍車がかかりました。

これには利休が広めたあの茶道の隆盛にも関係があるのでしょう。
茶道の道具や建築には竹やスギが多用され、趣があるとされて
きていたと思います。
司馬遼太郎さんのエッセイに春日大社のスギという文章がありますが
ここのスギが一本4000万円とかいう話をしてらっしゃいました。
この頃は大工の棟梁も造園業の方もスギ信仰が
宮脇昭さんは『植物と人間』の中で
『赤松の故郷である自然林は瀬戸内海沿岸沿いのまたは花崗岩
の風化した貧養、乾燥、弱酸性の山地の尾根沿いに生育していた。
これを数百年来人間が伐採や火入れや下草刈りをして低地の広葉樹林
を破壊したために競争相手がいなくなり、赤松を保護したために
赤松が増え、アカマツ亡国論まででるようになった。
なる程、東海道や水戸街道、私の故郷日光にも杉並木が立派に
残っている。
しかし、宮脇さんは言います。
『松はいまや(毒)薬剤をかけ続けなければマツクイムシにやられて
枯死してしまう厄介な木なのです。』
東日本の地震の時に一本だけ残ったあのマツが健気だと大々的に
報道されました。それはそれで一本だけ残ったことは感動的なので
しょうが、元々それ程根強い木ではなく、シイ、タブ、カシなどの
木だったら塩害にも強く、直根性、深根性ですからめったなことでは
たおれません。
宮脇さんは今こそ日本本来の植生『潜在自然植生』を探り、日本を本来の姿にもどして、地震に強く、塩害にも強く、津波にも強い日本を
取り戻すべきだと仰言っています。
次回に続く。




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2013年5月23日木曜日

『潜在自然植生』・・・“豊かさの中の不安”からの脱出

"・・・長い命の歴史から見れば、生物社会では最高条件は
むしろ危険な状態と言える"
これは宮脇昭さんの本の巻頭の言葉です。
更に続けて、
『すべての欲望が満たされる生理的、物質的、エネルギー
的な最高条件は、決して最適化条件ではない。
長持ちのするエコロジカルな最適条件とは、すべての条件が
満たされる手前の少し我慢を強いられる状態の事を命の歴史
はしめしている。』
私達が抱えている漠とした不安の原因はこういう事
からくるのではないかと思えます。
我々団塊の世代は一応貯蓄はほどほどにあり、年金もあり、
子供もなんとか、独立して、それぞれに自立して、ヤレヤレ
というところですが。
しかし、一流企業の凋落や、社会通年の著しい変遷や、時代を
取り巻く職業意識、特に女性をめぐる職場環境は出産や育児を
考える上では劣悪と言わねばなりません。
心の歪みや人間関係のひずみは他の動物社会にも見られない悲惨な
事件が後を絶ちません。
これはもう人間社会が絶滅寸前ということを現している・・・

宮脇さんは日本本来の森つくりをすれば、エコロジカルで人間の
心に優しく、身体に気持ち良い社会が取り戻せる、と仰言って
おられます。
ドイツのラインフォルト・チュクセン教授の提唱する概念
『潜在自然植生』は『その土地に関わっている人間の影響が全て停止
したら、そこの自然環境の総和は、植生の成立を支えるどのような
潜在能力を持っているのか』を理論的に考察することですが、
これを学んだ宮脇さんは日本の焼畑や稲作や土地造成や植林に
よって変えられてしまった日本の自然を隈なく歩いて日本の潜在自然植生
を調査します。

そして、今『故郷の木によるふるさとの森』が例えば鎮守の森、
古い屋敷林、斜面林などに残されていることを確認します。
こういう処に残されているのが、シイ、タブ、カシの類です。
この類は直根性であり、深根性であり、一度根を下ろしたらびくとも
しません。
で、次回に続きます。

2013年5月20日月曜日

バラ、ばら、薔薇‼

この季節は何と言っても"薔薇"デスね〜。
あっという間に満開を迎えて散ってしまうのは
桜でも同じですが、華やかさは薔薇の方が上でしょう!
バラは何所の御宅にも1本や2本はあるもの。
思い思いの趣味でイロイロ飾って居られますが、
この御宅のディスプレイは見事!

2013年5月19日日曜日

自然農法

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奥多摩東青梅の自然農法

東青梅の駅から30分くらい山に入った山の
斜面に"耕さない、殺さない、を謳った
自然農法の畑が有ります。
此処は雑草と共存する野菜が育っています。
ここに行く途中に竹林がありました。
思わず分け入ってパチリ。

今年も揚羽蝶狂い

今年も蜜柑の木にやって来た揚羽蝶の
幼虫。
いやはや可愛いいではありませんか!
今回はどうしても孵化する処が観たい。
我が家の庭もいい具合にミドリが深く
なってきました。

2013年5月10日金曜日

悠久の大地


かつて、さだまさしさんは
"お祖母さんは馬賊でした。
毎日馬に乗って草原を走り回っていました。"
と何かの番組でお話ししていました。

一方司馬さんは蒙古語を勉強していたそうです。
モンゴルの悠久の草原に憧れていたとも仰言っています。

私達日本人は西域とか、楼蘭とか、兵馬俑、シルクロード、
そして、歴史上の人物、秦の始皇帝、陳勝、呉広、
項羽、劉邦などの漢字文化に触れ、そのたびに同類としての
共感を覚え、そのロマンに何の困難もなく浸ることができます。

"アラビアのロレンス"が疾走したあの砂漠ではなく、同じ
モンゴロイドの隣人がラクダではなく、馬に乗り、羊の
群れに同行して簡易な生活を営んでいたあの草原。
広い大地、まっすぐに立ち上る炊飯の煙、羊の群、沈む太陽、
疾駆する馬の後に残る盛大な煙、何棟かの簡易な住宅、ゲル。

司馬さんは『長安から北京へ』のあとがきで
"幼い頃、漢文を習っていて、文王も子路も蕭何も虞美人も
李白も安禄山も杜甫も文天祥も、みな自分たちが共有する
過去に棲息し、とても外国人とは思えなかった。"
と書いていました。
そして、"私は海の向こうで中国を眺めていたにすぎない。
やがて、多くの日本人が中国へ行くようになったが、私は
別に行きたいとは思わず、その機会にも恵まれなかった。"
と書いていました。
ところが、1975年日本作家訪中団の一員として、5月8日に
皮肉にも行きたくないと言っていた中国へ旅立ちます。
これがあとで文章にもなり、NHKの『シルクロード糸綢之路』
や『秘境シルクロードの誘い』の撮影や放送のきっかけになります。

実地取材に出かけた井上靖さん、陳舜臣さん、司馬遼太郎さん
の様子は司馬さんの本を読むと実に面白くて、目から鱗の発見
に富んでいます。
司馬さんは一人の少女に聞きました。夜など蚊が多いのでは?
と聞くのですが、"蚊"という概念がなく、話が通じなかった・・・
ようなことが書かれています。
砂漠のような湿気とは関係のない処ではそういう小さい虫など
発生しないのだと司馬さんは感心します。

私は今、『項羽と劉邦』を読んでいますが、NHKのシルクロード
の放送の時の石坂浩二さんのナレーションと確か喜太郎さん?
のBGMだったかと思いますが、このメロディーとその声が、
読んでいる耳の後ろに流れてきて、実に楽しいのです。

さて、この項羽と劉邦の本はお風呂に入って、腰湯をする時が
楽しい。
湯煙がたっている中で、時折チャポンという効果音に嬉しくなって、
『今日は入浴剤"旅の宿、白浜"』を使おうかな!
私のような小者は悠久のシルクロードをこんな演出で味わう
ことしか出来ないのです。

瀬戸内寂聴さんは出家してから、あの玄奘三蔵の通った路
を歩きとおしたそうですから、司馬さんより凄い。






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