Acousphere Live 2016.10.11 吉祥寺Star Pine's Cafe

2016年10月11日(火曜) 吉祥寺スターパインズカフェにてスペシャルライブイベント「Acousphere with Friends」を開催します! 
Acousphere Recordに所属するアーティストが一同に集うライブをお楽しみください!
日にち:2016年10月11日(火曜)
場所:吉祥寺スターパインズカフェ 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-20-16 B1
出演:Acousphere / Acoustic Sound Organization / Aerial / Sonascribe
時間:Open 18:00 / Start 19:00
前売り ¥3,900+1drink / 当日 ¥4,900円+1drink
詳細はこちらをご覧下さい!

2012年12月31日月曜日

《チェンジ》上陸

前回の続きになります。
我が家は一方がバス通りに面している角地になる
ので、今回の測量は道路を管理するお役所の部門と
裏手の公園を管理する公園課のお役人の部門とで、
2方向の違う人達が別々に来るんだそうなんです。
ちょっと面倒だな・・・と思ったのですが、まず、
道路の部門の方々。
新米そうな若いのと、今、まさにベテランと、何で
この人居るんだろう・・・という爺さんとの3人。
この爺さんそろそろ定年かなとも思えるし、暇だし、
面白そうだからついて来た・・・とも思える。
おまけに、来る早々
《ちょっとそこの友達の処に挨拶に行ってくる》と
姿を消し、ああ、ヤッパリ、ただ、ついて来ただけか・・・
と思わせた。
で、何やかややって居るうちに、ドタキャンをした
社宅の一流企業?の不届きの話をしている時にタマタマ
でたお役所仕事の遅さを御本人達も揶揄しながら笑って
話している時、
《こういう不満を一体どこに訴えたら良いんでしょうねえ》
と言ったら、途端に笑い話しではなくなった。
"うわっ、やばいかも"
みんな無言。
女は一人。
だから、女は嫌なんだよ・・・とでも言われている気分。

で、今日の産経新聞に"チェンジ"という、メールで署名をする
という新しいシステムが立ち上がったというニュースが載って
いました。

これは、堀米ゆず子さんというバイオリニストの名器"ガルネリ"
がドイツのフランクフルト空港で高額の輸入付加価値税を要求
され、"チェンジ"を通じて5400人の署名を集めて無事、無償返還
されたという記事と共にこれから、大きなうねりになるだろう・・・
という顛末を書いていました。

おかしい、変だ、許せない・・・こういう事にもう黙ってい
られないという人々の声を何とか大きなうねりに変えて行けたら、
良いなと思うのです。
選挙の1票では無力過ぎるもの・・・。

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2012年12月29日土曜日

一流企業の凋落

今年の4月に母が亡くなった。
母は一年半の不本意なベッド上の生活に終止符を打つた。

あれほど、歩けなくなる事が嫌で、ベッドに縛られる
生活を拒否し続けていたにも拘らず、そうせざるを得なく
なってしまった。
そのことについては又の機会に書いてみたいと思いますが、
今回は相続について。

相続のことでは兄弟間では争いもなく、さっさと合意が整って
トントン拍子に書類が整っていったのだが、未だに相続税が
払えない状況になっている。
なぜかといえば、我が家と境界を接している某有名企業の
社宅のハンコが未だにもらえないからである。
別段、トラブルがあるわけでもなく、反対の意向があるわけ
でもない。
本社が大阪にあることで、書類が思ったように動かない
らしい。それに、ハンコを押すことが、別に商売に関係が
あるわけでもなく、向こうさんにとっては一銭も儲かる
話しでもない。
こちらはお願いします・・・と頼むほうであるが、それにしても
あまりではないか・・・日にちを指定して立ち会ってくれるように
お願いした日にちを忘れ、それをその日になってキャンセルし、
それから何度も連絡をとって、やっと来てくれるという日に役所
の2担当の人にきてもらったが、かの企業の派遣社員は始めから
《代理なので、書類を書くとか、ハンコをおすとか、はでき
ませんので》との一点張り。
その後測量士から、書類が出来たのでハンコをお願いします・・・
とのお話で、我が家も3方向のお隣さんも直ぐに整えてくれた
のに、この会社だけが、3ヶ月もなしのツブテ。

誠意がないにも程がある。
こんな処にも一流企業がおかしくなってきていることの理由が
分かる。
こういう会社の幹部は自分の保身しか考えてないのでは。
今の大学3年生がもう就活を開始していて、一人で200社も受ける
という事実を見過ごしていて、学生に落ち着いて学問に励む
時間を与えていない。もし、自分がこの事に疑問を持ち、何かを
検討でもしようものなら、たちまち、自分の立場が怪しくなり、
給料だって保証されない。
何もいわない、何も見ないが保身のためには一番いいのだ。
それでいて、いつでも出世だけを考えているから、上司が言うこと
には全てイエスマンになっているんだろう。

たかだか、社宅のお隣さんの境界線に立ち会ってハンコを押す位の
事がスムーズにできないというのは、どういう組織なのか。
あまりにも長く続いた社会構造が充分に腐ったんですね。
新しい社会構造になったら、どういう組織が編成されるんだろうか。
まっ、楽しみですねえ。


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2012年12月24日月曜日

ノロウイルスがやって来た?

2〜3日前から、お腹がトロっとする事があって、
何か悪いものでも食べたのかと心配していたら、
今朝の体温は36、9度。
普段の体温は35度代だから、熱があるという事
ですかね。
で、朝ごはんはどうしよう、というか、あまり
食べたくない。
食べないで寝ているのもいいのだけれど、元来が
食いしん坊だから、それに、薬も飲まなければ・・・
というのを考えれば、何かお腹に入れた方が良いのかも。

で、クリーミーな何かをと思ったら、スキムミルクが
あった、あった。
ここにお湯を注いで、甘いモノを物色。
これです、これです。
"世界一美味しい蜂蜜"という触れ込みで売っていた
このタイムの蜂蜜。

一体誰の味覚で世界一というのか、
一体どういう神経で世界一と銘打つのか、
そして、はたまた、《きゃっ、スゴイ》と値段も見ずに
買ってしまうのか、
疑問は多々あるけれど、これを出して来て、小匙イッパイを
入れて飲んでみた。

後は推して知るべし。

有り体に言えば、
美味しくなかった。
我慢して全部飲んだけど、体調が良い時に試食し直した方が
いいですね。
今日はitunes storeで映画をレンタルしてグダグダしているに
限りますね。
さ〜て、何をダウンロードしようかな。

2012年12月22日土曜日

旨いぞ!ベーグル

今朝焼いたベーグル。
ふわふわ、ぷにぷに。
きゃっ、美味しそう。
右側のヤツが"ボルケーノ"
トマトソースが練り込んであって、
中にチーズが入ってます。
左側は"プレーン"。
シンプルな美味しさです。
試行錯誤を繰り返し、やっと
自慢の味になりました。
弟子が作ったベーグルです。
菜の花亭の新メニュー。
take outもできるそうですよ。

カイ日本語スクール冬のパーティー

なんと、創立25周年記念パーティー
だそうで、知らずに行ってしまいました。
特別なケーキを発注したそうで、これがそう。
下段のスポンジは普通でも上の絵が凄い!
なんでも《one piece》の絵柄だそうで、
流行ってるのは知っているけど、読みたい
気分にはなりません。
ともあれ、お味はどうだったんでしょうね。
カイ日本語スクール、おめでとう御座います。

塩麹ピザ

塩麹でピザを作ったら、これが絶品です。
なんせ、美味い。
で、そのレシピです。
強力粉500g
塩麹30g
甘酒50g
ぬるま湯250ml
ドライイースト2g
作り方も簡単、発酵なんて気にしません。
混ぜて耳たぶくらいの硬さになったら、
3-4とうぶんに分けて、常温に30分おきます。
これを伸ばしてソースやら具を載せてチーズを
載せて焼くのですが、一度に食べ切れないので
伸ばしたら冷凍しておきます。
うまいです。
因みにこれは《ルッコラのピザ》
生地にソースを載せて、チーズを載せて
焼きます。焼きあがったら、トマトの薄切りと
ルッコラを千切って載せ、オイルと塩と粗挽き
コショウをかけて出来上がり。
ウ、ウマイ。

ソラドファーム

荻窪ルミネの屋上に《ソラド農園》があります。
ここを覗いたら、立派なカリフラワーが育って
いました。
収穫した後は脇芽が続いて大きくなるそうな。
わずか20cmほどの盛り土にこれほどの立派な
野菜が育つとは驚きです
私も本腰を入れて野菜作りをやりたいですね。

2012年12月10日月曜日

《塩麹》の新しい作り方

一般的な《塩麹》の作り方は麹を良くほぐして、
そこに塩水を混ぜ、そのまま冷暗所に置いて、
毎日カキ混ぜます。そして、1週間位で出来上がり。
その後は冷蔵庫に保存して、使う度にかき混ぜる・・・
というものだと思うのですが、新しいやり方を
試してみました。
まず、400gの麹を揉みほぐし、ここに塩120gを混ぜ、
水400〜450gをいれて炊飯器に入れます。
保温の状態にして、蓋を開けたままにして布巾を
かけ、3時間から4時間すると出来上がり。
これを冷蔵庫に入れて保管します。
一週間かける簡単な方法がいいか、僅か4時間の
保温状態を見守るのが良いかはその人の判断ですが、
さて、人って、どう決断するかわからないからな〜。
最近人が怖いと思っている私です。

パンスライサーも買ってしまった。

暖かいパンを上手くスライスできるという
触れ込みの《ヨコ切りスライサー》を買って
しまいました。
普通は縦ぎりで立てて切るらしいのですが、
これは横にして、切るタイプ。
一体誰が考えるんでしょうね〜。
優れものです。
そして、毎朝幸せです。
最近AMAZONで買い過ぎているかも。

パンが焼けた!

食パンが焼けました。これで1、5斤。
フワフワ、ホカホカなのに、湯気が
お見せできないのが残念。

パン焼き器

息子が買ったパン焼き器を借りてパン作り三昧。
いやはやこの家電は優れもの。
焼きたてが食べられるのは勿論、色々なタイプの
パンが食べられるし、一番良いのは《氏素姓の
分かった》材料を使って自分で焼けるという処
が良い。
◯◯◯◯のパンは夏でも、何日でもカビが生えて
来ないのを観ても、どれだけ、保存料を使っている
んだと不安になります。
それに、保存料や添加物なしと言っても自分で
焼いたパンは材料がかなり良いのか、実に旨い。
2〜3日たっても温めれば、本当に旨い。
寝る前に明日の朝8時に仕込んでおくと、翌日の朝、
階下に降りて来て、朝の飲み物を作って、PCを覗いて
いる間にピッ、ピッとなるのを聞くと幸せというのは
こんなものかと嬉しくなる。

2012年12月8日土曜日

妙正寺公園の銀杏

暇に任せて散歩をしていると思わぬ処に
出くわすことがあります。
環8を南に向かって20分ほど歩き、車の
粉塵を避けて、右側に折れて、尚歩くと
妙正寺があり、そして、妙正寺公園が
あります。
たいして大きくない公園ですが、真ん中に
池があって、鴨?が泳いでいました。

そして、今の季節の王様はなんと言っても
銀杏ですねえ。

今年は我が家にもシンボルマークとして、
敷地の真ん中にイチョウを植えたいなと思う
のですが、どこに、どう頼むかが難しい。

そして、正に今ハナミズキのの落ち葉をはく
のに忙しい中、これ以上落ち葉を増やして
どうする・・・と
言われかねない。
ま、庭木の管理は私の仕事ですからね、
まあ、いいかな〜。

2012年12月5日水曜日

パトリシアは《公園の女王》

昔、日本語を教える仕事をしていた頃、何故かイタリア人が沢山いる
クラスを受け持っていました。
その中に際立って美しい女性がいて、私は女でありながら、
その娘に眼が釘付けになり、時々、ウットリしている自分に
気が付いて、そっと、たじろいでいました。
その女性は朝教室に入ってくると、長いタップリある金髪を
後ろでクルクルと束ね、なんとエンピツをカンザシのように
使って、たった一本でその見事な髪を
止めてしまう・・・のです。

金髪碧眼のまさに絵に描いたような美形。

ところがどういう訳か私と気があって、私の家に遊びに
来たり、家で日本語のレッスンを受けたり、遊びに
行けばお土産を買って来てくれたり・・・という願ってもない
友達関係になりました。
その後、パトリシアがイタリアに帰ってからも手紙のやり取りが
続きました。
けれど、日々に疎し、で連絡も無くなってしまいました。
彼女の名は《パトリシア》。

《ミラノの太陽、シチリアの月》の中にも通信社に勤める
パトリシアのお話がでています。
私のパトリシアはイタリアに帰ってから通信社に勤めて、
結婚してトリノに住んで子供がいる・・・という話をイタリア
旅行をした時にローマの彼女の実家に恐る恐る電話をして、やっと
ここまでを聞き出したのです。

このお話と同じ人物である訳はないのですが、思わず、そう
ではないかと期待してしまいました。
このお話はイタリア人がどれ程食べて愉しむかを見事に書いて
います。
90歳のお爺様の誕生日を祝うことになり、極内輪のパーティーが
犬の散歩のお友達も加わり、総勢100人にもなってしまいます。
オマケにローマのレストランでは無理だと郊外のお店を探します。
ところが、その日はいきなりの交通規制。
バスをチャーターしての大移動。
私だったら、ここまでに何回挫折するんだろうと思うのに。
このエネルギーに大喝采です。
イタリア人の《アモーレ、カンターレ、マンジャーレ》に
愛し、歌い、食べる、のこの民族性に喝采ですねえ。
そして、この顛末を興味深い、もう一つの哀感を込めた実話を
挿入して見事なお話をに纏めているこの作家に感服です。

2012年11月27日火曜日

立派な薔薇には著作権がある。

『オルガ夫人を座らせてから、ニコライは腕まくり
をし、薔薇の密林に入って行った。そして、おもむろに
片端から一つずつ薔薇の花をもぎ始めたのである。
オルガ夫人は驚愕した。ニコライは止めない。
満開の花を首からもいでいく。あっという間に籠は
真っ赤な薔薇の花びらで満杯になっていく。
ニコライはバレエを踊るような足取りで回りながら、
その花びらをオルガはの上にまきちらしました。
"ニコライの贈り物はその薔薇の花びらで作った香水
だったのです。"』

内田洋子さんの《ミラノの太陽、シチリアの月》は
彼女が記者時代に見聞きしたお話を纏めたものです。
オルガ夫人のお話は"ロシア皇女とバレエダンサー"の
項にあります。

リグリア地方の温暖な地方に流れてきたロシアの皇女
オルガはある時そこを訪ねてきたバレエダンサー崩れの
ニコライの為に古い船を買い受けて改装し、ホテル併設
の船上レストランを開業させます。
この恩にむくいる為にニコライは考えます。

人気の薔薇種は種も苗木も開発者に著作権使用料を払って、
買う。一本の苗木に幾つの花がついたか著作権所有者に
農家は報告をしなければならない。
著作権付きの薔薇の木に花がつき過ぎると、薔薇の勢いが
衰え、価値がさがる。その薔薇を苦労して生み出した開発者
は劣化した子孫が増えるのを禁じている。
それで、農家は指定以上の花がつくと、どれだけ美しくても
摘み取ってすてなければならない。
ニコライはこの温室を借り受けて、蕾をもぎ取った。
かぐわしい薔薇の香りに包まれて、舞い上がる花びらに
夢見心地になり、そして、この最高の花びらを摘み取って
作った香水は満開の薔薇の気品を凝縮させたような、高貴で
無類の香りだった。
オルガ夫人は今は無きニコライの想いでを抱きしめるように
この香水の入ったガラスの瓶を見せてくれました。

イタリアに生きる人々の光と陰。
まるで映画を観るような光景が繰り広げられるこの一編は
深い感動を呼びます。イタリアに生きる・・・というのは
なぜにこんなに物哀しいのか。まさに今でも、あの自転車
泥棒や、鉄道員やニュー・シネマ・パラダイスのような
おはなしがごろごろしているのです。
須賀敦子さんのご主人のペッピーノが背負っていた人生が
今もあるのですね。
私はやはりイタリアが好き!

朝イチは甘酒

医学博士で順天堂大学院教授の白澤卓二氏は
『百歳まで病気にならないスーパー免疫力』の著者
ジョエル ファーマン博士の説を紹介して、こんな事を
おっしゃっています。
"一日の食事の内、加工食品の割合が50%を越すと常に
免疫系を刺激してしまい、人生の後半生でいろいろな
病気が発症してくる"
で、加工食品を半分以下にする為には必然的に自分で
調理する事が大事になります。
そうなると、調味料というのは意外に大きいファクター
になります。調味料にも添加物が沢山含まれています。
で、ここでこの白澤博士は強調なさいます。
食卓塩の代わりに塩麹、精製された白砂糖の代わりに、
麹で糖化させた発酵糖と変えればかなり、自然に戻る
のではないかと・・・。
で、私はと言えば、腸に取り入れても尚且つ元気に
働いて腸のバランスを整えてくれる発酵食品の麹菌の
代表、甘酒を朝イチで美味しく飲んでいます。

塩麹そろそろ作らなくちゃ。

2012年11月26日月曜日

キャボット コーブの朝ご飯

お腹を空かせていたのもそうだけど、出てくると同時にかぶりついた朝御飯。
トーストにバター、ブルーベリージャム。
スクランブルエッグにソーセージ、ポテト炒め。
そして、具たくさんのスープ。
美味しかったです。
ここの店主さん大の音楽好き。
明日はお店を休みにして、東京のBlue
Noteでジャズを聞くそうですよ。日帰りですとはいいながら、その行動力に
感動です。

急に思い立って、《軽井沢》

昨晩の夜、暫く振りに"軽井沢に行きたいね〜"の
掛け声で即決。明日の朝5時半出発の約束の下に
速攻就寝。
目指すは"CABOT COBE"の美味しい朝食。
ゆっくり走って9時半につきました。
薪ストーブが赤々と燃えていて、しばし、ジッと
魅入ってしまいました。

なんでこういう焔は癒し効果抜群なんだろう。

2012年11月23日金曜日

フランス映画《みんなで一緒に暮らしたら》

往年の女優であるジェーン・フォンダさんは
相変わらず綺麗で、こんな風に歳を重ねられ
たらいいなと、ちょっと憧れてしまいました。
確か、ヨガかエアロビクスのビデオを販売したり
して、健康や美に気を使ってらしたと思います。

さて、アルベールとジャンヌ夫婦、ジャンとアニー夫婦、
一人暮らしのクロード、この5人の仲間は毎年誰かの
誕生日を祝って集まっていました。
しかし、ジェーン・フォンダ演じるジャンヌは余命半年
を宣言され、また夫アルベールの痴呆症が進んでいる
ことを心配して、この5人で暮らすことを思いつきます。
ジャンとアニー夫婦は孫が遊びに来ないと不平を言い、
いつも夫婦喧嘩をします。
そして、夫の大事な菜園を壊してプールを強引に作り
ます。
だが、実際に孫が遊びにくれば、心配と気遣いで
草臥れ果て、一日が限界だと弱音を言ってしまいます。

一人暮らしのクロードは心臓発作を起こしたことで、
息子に老人ホームに入れられてしまいます。
そんな中、老人問題を論文にまとめている若い男性を
介護役として雇い、5人の生活が始まるのです。

その後のすったもんだは思わぬ展開をしていきます。
ジャンヌは死んだ後の事をきちんと整理して死んで
いきます。ここは学ぶべきですね。
そして、人はそれぞれで、100人いれば100のやり方
があり、これが解決策というのは見当たりません。
この作品もなんら良い結末もなく、空中分解して終わって
いきます。
人は生まれる時も死ぬ時も自分の意志ではどうにも
ならないのですね。
そういう時《自死という生き方》を書いた須原一秀さん
を思い出します。この方は65歳で自死すると宣言して、
その通りにして去っていきました。
家族が淡々と父親を語っているのが、印象的でした。



2012年11月19日月曜日

朝まで生さだまさし

眠れぬままに某テレビ局の放送を見ていたら
さだまさしさんが出ていました。
相変わらずのおしゃべりが滔々と続き、楽しい。
ますます、目が冴えてきてしまいました。

で、この番組(お便りだけが頼りです)という
のですから、当然たくさんのハガキを読んで進めて
いきます。
今回私にとっては、思わず耳がダンボ(古いねえ)
になった内容がありました。
41歳の循環器科のお医者様のお話。
この方は、まさに最近、私がお世話になった心臓カテーテル
の専門の方。
この方のお話に依れば、心筋梗塞でお亡くなりになる人は
年間68000人、毎日180人程度が亡くなっている
そうです。
心筋梗塞を起こせば一刻を争う事態です。
最近あちこちでよく見る"AED"
これは心臓に刺激を与えて再び動かす装置なんでしょうか。
こういうものの使い方や心筋梗塞について、このお医者様
は時間を見つけては講演をして回っておられるとか。

確かに我々は一応、知識として、何となく怖い病気だと
思っていますが、正確に理解していませんね。

何にしてもこの数値に私は驚きました。
一日180人です。
そして、当然、この病気で命を落とす人は全員病院外。

2012年11月16日金曜日

九死に一生を得た“心臓カテーテル検査入院”

え〜と、本当に私ごとなんですが、危うく
《これが詰まったら、3人に一人は死にます。》
と言う事になりそうでした。

事の始まりは今年のドエライ暑さ。
心臓病の人って暑さに弱いですよね。今年の暑さで
毎日バテテいました。
で、胸が苦しいな〜・・・という日が2〜3日。
ドキドキしてこれはヤバイなという日が一日。
当然この日は早くからクーラーをかけて寝ていました。
で、次の日は何事もなく、普通通り。
でもね、こういう状態では車の運転が怖い。
たった、2〜3日の辛さで精密検査というのも・・・
と思いましたが、大きい病院を紹介してもらい、各種の
検査。
第一段階・・・レントゲン、心電図
第2段階・・・超音波で胸の診断。
ここでナンダカ怪しい白い影
第3段階・・・CT検査
ここでマタマタ怪しい白い塊。
1箇所は血管の中のよう、もう一箇所は血管の外かな〜。
第4段階・・・心臓カテーテル検査、そして、怪しいのが
見つかれば即手術。
ここまでで約2ヶ月かかってしまいました。
そこまでやらなくても・・・という想いが事を遅らせて
いたんですねえ。

で、詰まっている箇所がわかりました。
心臓の周りに沿ってある冠状動脈は3本あるのですが、その
1本の一部が75%ほど詰まっていて、細くなっている。
で、ステントという網目状のものを入れて、そこにカチッと
はめるんだそうです。
僅か一時間の手術。
その後は12時間もの間ひたすら点滴を続けて造影剤を
身体の外に追い出す作業。
点滴の袋を下げてトイレ通いが夜中も続き、次の日は退院。

いやはや、2泊3日の入院でしたが、こう言うのをラッキー
というんでしょうねえ。
血管が詰まってしまえば、俗に言う《心筋梗塞》。
その周りの血管の筋肉は死んでしまいます。
当然その後遺症は恐ろしい。

60年以上も一度もオーバーホールしてないのですから、詰まって
いるのは当然かな。

吉祥寺の原っぱ

吉祥寺の繁華街を抜けて西方へしばし歩くと
原っぱが突然出現します。
周りにはドーナッツ屋さんがあります。
原っぱで遊んでいる子供達を眺めながら、
買って来たドーナッツや豆乳のジュース
を飲んでひと時のマッタリを楽しんできました。
2歳の孫を連れていって遊ばせるには丁度良い
ですね。
公園の中や周りには何か軽い食べ物や飲み物
を売るお店があると環境的に素晴らしいと思うのに
行政はこういう処にナカナカ目を付けません。
そういう発想は全く出来ないのでしょうね。
新しい事をやろうとして失敗するより、何もしないで
汚点をつけない方が大事な環境って、あるんだそう
ですが。

でも、先日のニュースでは新宿の商店街で歩道に
パラソルを出したら、そこを歩く人々がお茶をしたり、
珈琲を飲んだりして寛げる環境が整って、結果的に
上手く機能しているそうです。

今までは道路交通法でお店を出すのは禁止されて
いたそうですが、公共的に使うという事で、新しい
解釈が出てOKがでたそうですね。
いままで、車の路駐や自転車の氾濫があり、人の
通行がすくなかったのが、30%ほど増えて、良い
雰囲気が醸し出されています。街の活性化というのは
こう言う事を言うんでしょうね。

2012年11月9日金曜日

“永遠のゼロ”百田尚樹

久しぶりに男っぽい本に感動しました。
あの戦争末期にいかにして特攻隊員が死んでいったか、
零戦はどのように戦ったのか。
実に細かい描写で面白く、又、あの有名な
真珠湾攻撃がどのようにして始まったのか・・・を
実に克明に、見事に書いています。

零戦は何故ゼロセンと呼ばれたか。
それは皇紀2600年の年に採用されたからで、時は
昭和15年。
零戦は格闘能力がずば抜けていました。
非常に短い半径で旋回できた。つまり、スピードが
ある上に小回りが効くのです。そして、飛行距離が
抜群に長い。
三千キロを楽々飛ぶ。
この頃の戦闘機の航続距離は大体数百キロですから、
この三千キロはいかに凄いか、です。
この物語の主人公は宮部久蔵という飛行機乗りです。

お話はこの人の孫がお祖父さんの死に際の事情を調べ
始めたことから始まります。
初めは"生きて帰る事が希望だ"と言い続けたことへの
同僚の反発で臆病者という汚名を着せられていた事を
聞き、調べる事の辛さを味わうのですが、処が実像は
そうではない。
調べる内に宮部久蔵と言う人物像がどんどん大きな
存在となって、家族にとってどころか、軍隊にとって、
いや、日本にとって、この人の死は大きな損失であったと
わかります。
この人の心を思う時、戦争がいかに理不尽であったかを
思い知らされ、号泣せずにはいられません。

そして、この子孫の二人の姉弟はいつしか、この時の
戦争責任がうやむやにされている事実に疑問を感じて
いきます。
まさにこの時代の軍隊の組織が今の官僚組織の基礎と
なっているんですね。
この時の責任をとらないという体質はエリートと言われた
上層部がお互いに明日は我が身となることを感じて告発を
避けていた事なのでしょう。
作者はこの中で、ある老人にこれを告発しなかった
ジャーナリズムにも責任があると言わせています。

しかし、この時代だからこそでしょうか、この宮部久蔵という
一人の人間が家族への愛を貫こうと必死にもがいたことへの
凄さ、美しさ、清々しさは。
読み終えてしばし、呆然としてしまいました。
今のこの時代にこんなに清々しく生きることは難しい。



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2012年11月8日木曜日

埋れた偉人・・・天下の雨敬

中央線の八王子から甲府まで、鉄道を敷くことに
尽力した人。
『山の避暑地』と言われる軽井沢を最初に開拓した
人。
『海の保養地』熱海と小田原の間に鉄道を走らせ、又
いち早く鉄道の公害防止を考えた人。
これは皆一人の人、雨宮敬次郎がなし得た事業だった
そうです。
天下の豪傑、大隈重信はこの雨宮を
『天下の雨敬』『アメケイ』と呼びました

その後、この事業家の子孫は不運にも早死にや不幸に
見舞われ、この人の業績を語り継ぐ者が無くなり、
雨宮敬二郎の名は世に知られる事がなくなって
しまいました。

彼は俗に言う『甲州財閥』の一人です。
雨敬は『相場の魔術師』と呼ばれた青年時代に蓄積した
財産を世の為、人の為と言って国家と福祉に尽くしました。

この偉人に焦点を当てて江宮隆之さんが本をお書きになり
ました。
『天下の雨敬、明治を拓く』
そして、この人はお話が上手です。
山梨県の甲府市にある『山梨中央銀行金融資料館』での
講演会に行ってきました。
甲州財閥
以前は甲州商人はえげつないとの誹りを受けていたそうですが、
これは多くの甲州財閥に対する妬みだったのではないかとの
意見もありそうです。
あの宝塚歌劇団を作ったのは実はこの甲州財閥の一人、小林一三
だったそうで、このお陰で宝塚歌劇団を見る為に鉄道が多いに
利用されたそうです。
甲斐武田氏の貨幣制度であった甲州金は徳川家康が受け継ぎ、
後々これが基礎になりました。
などの甲州の誇りにも触れて面白いお話が展開されました。
雨敬の実家の子孫の方や親戚筋に当たる方の子孫の家には
雨敬が国に出した嘆願書や鉄道を建設する時のルートの図面
なども残っており、一人の人間の生き様がこのように語り継
がれるという事にも感動しました。
そして、生きる、語り継がれる、家族、親戚、知人に生き様
が残って行くということの重さを改めて噛みしめました。
帰りに舞鶴城を散歩して素晴らしい生垣に感動です。
ここで生垣を組んだ職人の姿が見えるようでした。

2012年11月1日木曜日

朝イチの健康ジュース

ここの処の胃が痛いを解消する可く、
自分で作る健康ジュースを再び作って
います。
基本はリンゴと人参。
リンゴはAmazonで"訳ありリンゴ"を安く大量に
買い求め毎日一個のリンゴと、人参は適当に臭く
ならない様な分量を入れて、そして、胃の痛みを
取る為にキャベジンの元である、キャベツを投入。

これをね、朝から笑いながら飲む為に
"水曜どうでしょう"なんてのを観ながら飲むわけ。
いやいや、美味いし、楽しいし。
で、胃の痛みも解消しつつあります。
野菜は"ファイトケミカル"だそうで、野菜で身体の
各部位を治療するというのはいいことですね。
その為にも無農薬の野菜を食べるようにしなければ
いけないのですね。
さて、明日は蕪なんかを入れてみようかな。
胃腸に優しい蕪は摩り下ろして使えと書いてあり
ますが、私はほんの少しをこのジュースに入れて
飲んでみます。因みに私が読んでいる本は
『野菜だけで病気を治す』

自分でジューサーを使って作り、作りたてを飲む。
これって凄い効き目があります。過去何回もこれで
元気になりました。

美味い!
ご馳走様でした。

2012年10月28日日曜日

《矛盾を畏れない強さ、不合理を温存する深さ》

世界的免疫学者が綴るイタリア美術のエッセイ
『イタリアの旅から』は季刊雑誌『感染、炎症、
免疫』に5年に渡って連載された。
キッカケは癌で病床にあった画家でありイタリア
をこよなく愛していたN君へその風光を綴って書き
送ろうとしたのがはじまりだっだ。・・・という。

科学者でありながら、優れたエッセイストである
多田富雄さんは名文家でもあります。
フェラーラの章の書き出しが良い。
《お城は街の真ん中に立っている。
周囲を堀で囲まれ、正面の凱旋門に入るのも、はね橋を
渡らなければならない。私は通りを一本隔てたバーで
珈琲を飲みながらこの孤独で陰鬱な城を眺めていた。
城の前は人通りも多く、広場は車でうずまっているが、
城だけはひっそりと静まり返っていた。4月というのに、
重く垂れ込めた空には、鳥さえ飛んでいなかった。堀の
水は低く、動かず、暗渠は濃い暗い影となっていた。
そらの上を時々、ゴーッと風が吹いた。》

西欧においてのすべての美術はキリスト教が濃く土台に
なっている。私はたまたまフランシスコ会の経営する
ミッションスクールで6年間過ごした経験から、多少は
分かっている積りになっていたが、いやいや、何も
知らなかった。
この免疫学者の理解の深さには驚きます。この人の知識の
多さは学問という領域で頑張っておられる方の調べ方の
巧さなのでしょうか。イタリアの丸ごとの知識を披露
してくれていて、ちょっとした解説書でさえもこの人の
本はには及ばないのでは・・・と思います。
イタリアを旅行なさる方は絶対これを携えていくべきで
しょうね。
そして今、西欧の宗教の教義や精神を眺める時、科学
精神や合理主義とは裏腹の矛盾を畏れない強さや、不合理を
温存する深さを知る。・・・とおっしゃっておられます。
私はこの二つの言葉に感銘しました。
"矛盾を畏れない強さ、
不合理を温存する深さ。"
西欧の精神は矛盾や不合理をつつかれても怯むどころでは
ないほどの圧倒的歴史の長さや、建築の巨大さ、美術の
絢爛さが溢れているんですね。

そして、ここで、始めて知った、遺伝病の話が面白い。
"タラセミア"
地中海性貧血と呼ばれるこの遺伝病は重症の貧血を起こす。
赤血球が酸素を運ぶために持っているタンパク質として
ヘモグロビンがある。タラセミアはこのヘモグロビンを作る
遺伝子に欠陥があって、赤血球の形が変わり、壊れやすく
なる為に起こる貧血である。これがある為に、このサルジニア
原住民はマラリアで絶滅しなかったんだそうです。
このために、生き残った人はタラセミア遺伝子を濃縮して
きた。この地方の人は20%近くの住民が貧血症状を呈する
そうです。
そのため、ここには遺伝子研究所が出来たり、遺伝子の研究会が
開催されたりすることが多いそうです。
この人ならではの旅行書です。

2012年10月18日木曜日

絶品、『タルトタタン』

某テレビ局の"グレーテルの竈"で
タルトタタンの作り方を放送して
いました。
観ているうちにやもたても堪らなく
なり、リンゴの紅玉を15個ほど買い求め
採算度外視のタルトタタン作りに挑戦。
2日かかりの作業でしたが、これはこれは
美味い!

今日は雨だけど、庭の芝生にシトシトと
降る雫を眺めながら、ダージリン紅茶を
ジノリの茶碗でゆっくり飲むなんて、
素敵じゃない?!!!

2012年10月17日水曜日

『人間、死ぬまで生きている。』

小説家であり、フランスのフランソワ ラブレーの研究者
である、荻野アンナさんの名言。
この方、つとに知られる駄洒落の名手。
隠居大学で、天野祐吉さんとの対談で面白い話を
沢山披露しておられます。

フランソワ ラブレーは16世紀の人だそうですが、『戦争』
『ペスト』『飢餓』の3点セットの時代に生きていました。
修道者であり、医者であり、大インテリだったかれは
笑いを書いた。
彼の作品は真面目なモノとヘンテコなものというか、
高尚と低俗をうまく交ぜて書いているそうですが、
当時の知の技法がそうだったとか。
"世界で一番気持ちのいいお尻の拭き方"なんて言う
ふざけた内容で1章分を費やしているなど、チョット、
引くような、興味をそそるような・・・

で、荻野アンナさんは、隠居って聞くと血が騒ぐ、
憧れだと話します。

さて、彼女の隠居のイメージは
定住しないこと。
湯治場めぐりをして暮らすのが夢。
『港、みなとに女あり。』ではなく、
『湯治場、とうじばに男あり。』にして、
茶飲み爺さんを置く・・・なんて言う冗談か本気か
分からないことを仰います。
オマケに落語を習っているんだそうで、馬生さんの
お弟子さんで高座名が"金原亭駒ん奈"

落語をなぜ習うか・・・話し言葉の良さを上手く伝えたい
との思いからだそうです。とかく、書き言葉が優勢を誇って
いる今、人とヒトとの情報伝達を実際の言葉で通じ合うのは
大切でしょうね。

そして、駄洒落の名手。
ダジャレは話を面白くするだけじゃなく、破壊力も凄い。
真面目な話をしている時に、ダジャレを飛ばされると、
一瞬その場が真っ白になる。正面から反論してもかなわない
相手とか、反撃するとすぐに怒ってカリカリするような相手
を突き崩すには、やはり、シャレとか、ダジャレが強力だ
と。
しかし、そういうカリカリする相手も余裕のない人はダメ
でしょうね。怒ってそれきりということもありそう。

とにかく、笑は生活の中の潤滑油です。
笑って暮らしたいですもの。

2012年10月12日金曜日

ペンネーム“喋り過ぎるな”


ノーベル賞を受賞した幕言氏のこの『幕言』
という意味は
"喋り過ぎるな"という意味なんですって。
中国山東省の生まれの貧農の生まれ、
一本のサツマイモを兄弟と争う程の貧乏な
家庭で育ち、文化大革命で小学校を中退する。
綿花工場で臨時雇いを経て、人民解放軍に入り、
小説を書き始めたのは
『一日3回ギョウザを食べられる生活がしたい』
だったそうです。

社会主義下の残酷な現実を切り込む作風だそう
ですが、ペンネームの通り、喋り過ぎてはいけない
のですね。
こういう現実をモダンでストーリー性に
富んだ面白い読み物にしているところを評価
されたとか。
なんにせよ、今、読みたい本のリストに一応
入れておこうかな。

2012年10月9日火曜日

本当の豊かさって

高峰秀子さんは女優としての絶頂期に
松山善三さんと結婚したと聞いています。

当時善三さんは貧乏な助監督だったそうですが、
秀子さんは子役のころから、いい先輩に
囲まれて物の本質を見つめる審美眼を養った
に違いありません。
今日のぽっと出の女優のように有名をネタに
して、ドコゾノ御曹司や金持ちの息子を
射止めるというのではなく、本当に信頼の出来る
心の優しいお相手を見つけ出したのですね。

そして、当時高峰さんは本を読みたいと
必死にその欲求を満たすべく努力していた
そうです。
彼女は学校にもロクにいかせてもらえず、
字が、つまり漢字が読めなかったそうです。
辞書という存在も知らず、新聞に載っている
漢字を観て読み方を何となく理解していました。

結婚後、夫松山さんはそんな彼女に気ずいて、自分の
使い古しの辞書を渡してこういう風に使うんだよ・・・
と教えてあげたとか・・・。

こういうエピソードは心が温まりますね。

そして、今回のこの本はそんなお二人が人生の
終盤に豊かな感性で探した美味しい物や、お店
やホテルやレストランの佇まいを紹介しています。
お二人の掛け合いが微笑ましく、楽しい。

本の最後に新潟の料亭から出てきてお二人が漏らす
言葉がいい。
『結婚して30年が過ぎたんだぜ・・・もう』
『そうらしいわね』
『あっという間だったな』
『そうらしいわね』
『雪が降るといいんだけどなあ・・・』
『そうね』
嫁さんは、かしわ味噌漬けを手でちぎるようにして、
噛みしめている。

このお二人は本当の『豊かさ』というものを探して
見つけたのだと思います。
最先端の仕事の現場の経験を通して、感性を磨き、
考え、とかくマスコミに踊らされて人気店に殺到
するウチに本質が分からなくなりがちな我々には
良い示唆を与えてくれています。

かつて、そんな人生があり、そんな夫婦がいたのです。

2012年10月7日日曜日

ベランダから観た芝生

1週間ほど前に植えた芝生。
ここのところの雨続きで、うまい
具合に芝生が落ち着きました。
暫くの間は種まきをしていたのですが、
さすがに弱々しい。
で、やはり芝生を買ってこようと
ぎりぎりの時期に購入。
うまく落ち着いてくれるといいのですが。

2012年10月4日木曜日

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今までやりたくてもやれなかった薔薇の
栽培にやっと手を付けることが
出来ました。
黄色い大房の立派な一輪です。
バラは肥料食いとも言われますが、
いまのところは、虫退治に専念しています。
朝一番に観に行くと葉が食われて
います。よく観ると虫がへばりついている。
もう、手で潰すのも平気になりました。
勿論園芸用の手袋をはめていますが。
"酒と薔薇の日々"
なんて素敵な響きです。
さて、酒って甘酒じゃダメよね。
白ワインかな。
買ってこよう。

2012年9月29日土曜日

MY NAME IS NODA

漫画《野田と申します。》
柘植 文さんの作品ですが、いやはや面白い。
読みながら、ついついグフフと笑ってしまい
ヒトリでいる時なんて、周りの視線がないか
をつい確かめてしまったり、して・・・
やばい。
電車の中ではとても読めないだろうなあ。

何が面白いかは人それぞれ違うから、どの
エピソードもガハハとはいかないだろうけど、
私がハマる処と、娘のハマる処が若干違う。

ある夜、柘植さんの漫画が実写版で
NHKでほんの数分やっていたのが、面白くて
次の日早速、《BOOK OFF》へ。
でも、1巻しかなかった。
さて、今日は書店行脚をして、2巻、3巻を
求めてこよう。
あの世へ行く前の時間潰しも大変。

2012年9月27日木曜日

《今年も月下美人》

毎年この花は凄い!
この美しさ、鮮烈さ、清々しさ、
まさに勇気凛々という程に
人を励ましてくれます。

ものの本によれば、この花は種の保存の
為に夜目立つ白い花を咲かせ、独特の
強烈な香りを出して、虫を誘って受粉を
させるらしいのですが、本当だろうか。

とにかく妖艶です。
どこか、中国の大陸に咲く華々しさがありますね〜。
去年は何時の間にかひっそりと咲いて散ってしまい、
誰も褒めてあげられなかった。
《ごめんね、ごめんね》
で、今年は一生懸命肥料をあげて、いつも忘れない
ように目立つところに置いて、水をあげて今晩を
迎えました。
わ〜い、咲きました。
今晩は2輪、明日は残りの3輪のようです。
まだ、10時半ですが、2時までは起きていられない。
今日はこの写真で満足。

2012年9月26日水曜日

『終活』

平成22年に小説『たぶらかし』で小説すばる
新人賞を受賞した安田依央さんの造語とも、
一部マスコミが使い始めたとも言われるこの
『終活』ですが、まだまだ、認知度は低いの
でしょうか、
知らない人が61%、
『終活』をしているかについては
していないが82%
だそうですね。

この死後のことまで決めたいと思う人は66%だそうで
すが、実際にこの決めたいとおもっている人が葬式
や遺言のことを既に終えているかは別の事として、
今この渦中にいるのは団塊の世代かもしれません。
で、この終活をどう思うかの質問に答えてイラストレーター
の水上みのりさんの意見は手厳しい。
"思い通りに、自分の死後まで、人生をコントロールしたいと
いう人たちに対しては"という質問に対して、
"生きること死ぬこと、人生や運命に対して傲慢だ。"
と答えています。
設問の仕方に問題がないとはいえませんが。

そうか、傲慢だと観る人もいるのかという想いもありますが、
4人の親を看取った今、個人的には自分のだらし無さで、
遺された人達に迷惑をかけるのは避けたいと思っている。

そして、いずれ、終わるのだと言うことをもっと考えて
おかなければいけないのでしょうねえ。

オピニオンのコーナーで72歳の男性が言った言葉が凄い。
"いちいちくだらない造語に付き合うつもりはない。
やばくなったら、食を絶ち、自力で旅立つつもりだから、
そっとしておいてほしい。"

各人各様、人それぞれですねえ。

2012年9月21日金曜日

止まっているよ竿の先

iphoneで撮影したら、近すぎるのか、どうしても
ピントが合わず、ご覧のようなピンボケになって
しまいました。

なんという種類のトンボかわかりませんが、今年
初めての我が家への飛来です。
まだ、自然は残っている、とチョット嬉しい。

で、🎶止まっているよ〜、竿の先。🎶

2012年9月19日水曜日

マクロビオティックな細川護熙さん

NHKのラジオ深夜便で『隠居大学』というのを
やっているらしい。
天野祐吉さんの司会で隠居上手と思われる人が
招かれているのだが、皆さん、ほとんどが、80歳
をこえているか、その目前という方ばかりなのに、
実にお元気で羨ましい。

歌川広重は26歳で、松尾芭蕉は36歳で、伊能忠敬
は49歳で家督を譲って隠居になり、歌川さんは
浮世絵道に、松尾さんは俳句道に、伊能さんは
測量道に踏み込んで、第二の人生を送った。

この日のゲスト細川護熙さんは肥後細川家の18代
当主。
初代は細川忠興。
その忠興は隠居して三歳を名乗り、その父が
またまた、有名な細川幽斎で、塚原卜伝に剣術
を習ったらしい。
この日の表題は『隠居上手な家系に生まれて』
というものでしたが、最後に食生活は?の質問に
答えているところが興味深かったですねえ。

『原則一日2食なんです。
食べ過ぎは万病の元ですから、で、腹6分目。
味にはうるさくないです。自分で玄米パンを作り、
玄米を炊き、自分でフリカケを作ります。
雑魚とか、ナッツとか、いろいろ入れて。
ふりかけとおにぎりがあれば、事足ります。

食べることに面倒がありません。
バターや牛乳とか、甘いものはほとんど食べません。
白いお砂糖が入っているものもたべません。
魚は青魚しかたべません。』

これはほとんどマクロビで提唱している考え方ばかり
です。
しかし、なにも特別な食生活ではなく、常識的に現代人
がこうしたら良さそうと考えていることなのでは。
iPadから送信

2012年9月14日金曜日

『荻窪シェアハウス小助川』

『荻窪5丁目にある我が家から小学校の前の通り
を歩いて環八通りの歩道橋を渡ると南荻窪。
そのまま善福寺川と環八通りが交差するところから
川沿いを歩いて妙高橋を渡ると、そのすぐ角地に
あるのが〈小助川医院〉だ。』

こ、こんなにリアルな番地がアルダロウカ。
まさにここは私が住んでいる所であり、毎日生活
している南荻窪。
そして、このモデルになりそうな元医院というのも
結構リアルに何軒かあるんですね〜。

自分が今現在住んでいる所が小説のモデルになる
というのは、ナカナカ興奮するものです。
勿論、小説よ、お話なのよ・・・とは言えね。

有吉佐和子さんの〈恍惚の人〉の時も青梅街道が
舞台になって、あ〜、あの道をね〜と想いを馳せた
りしたし、向田邦子さんの小説にも荻窪や中央線
が出て来て、ますます、お話にのめり込んだものです。

このお話は元医院の古い建物を何人かでシェアして
住むというお話です。
一人ヒトリが抱えている背景を横糸に赤の他人が
其れなりの理由で
ひとりではなく、誰かと一緒に住んでみようか
と考えて集まってくる。
主人公の一番年が若い佳人"よしと"君を中心に
お話が展開していきます。
面白いです。
最後はワアーイ、バンザーイってね。

2012年9月7日金曜日

朝から甘酒

この季節、冷たいアマ酒を朝イチで
イッパイもいいもんです。

かなり甘さを薄くして飲むのですが、
身体にジワ〜っとシミワタル感じで
いいですねえ。
《甘酒は飲む点滴》
と言われるほど身体にはいいものです。
こういう発酵食品は体の中でも尚且つ
発酵し続けて体の中の細菌と戦ってくれる
んだそうで、ありがたいものです。

で、また、麹を買ってこなくちゃ!

2012年9月1日土曜日

《最強のふたり》

冒頭、不機嫌なフィリップを乗せた介護人
のドリスが運転する黒塗りの車が走る。
音楽も不機嫌な気分さながらに哀感誘う、
ピアノの反復フレーズ。いかにもフランス映画
らしい。
渋滞の中、ドリスが200フラン賭けるか、と切り出す。
いきなり縦横無尽に前の車を抜き去ってパトカーに
追いかけられる。
しかし、後ろのパトカーは振り切ったが、目の前に
別の車が待っていて、降りろ!
ドリスは身障者がいるので、救急病院に連れて行く
途中なんだと嘘を言う。
じゃあ、病院まで、と先導される。

ふたりはこの病院の前からまんまと逃げる。
ふたりの大笑い、不機嫌だったフィリップがイキイキ
としてくる。
ここで、アース・ウインド&ファイアーの
《セプテンバー》の音楽がかっこよく流れてくる。
パーリら、パーリら、パパら、パパリラ〜、〜。
明るい乾燥した打楽器、夕焼けに響く高音の
吹奏楽器が気持ちを高揚させる。

さあ〜、始まるぞ、楽しいお話が!!!
パパら〜、パパリラ、ぱあぱら〜、
ああ、なんて楽しいんだ。

この映画、音楽の使い方がものすごくうまい。
ここまで、10分くらい。
後は、フィリップとドリスの会話の進展が絶妙。
フランス人らしい、ひねりの効いた皮肉が爽やか
に聞こえる。
上手い!

フィリップは貴族出身の大金持ちでクラシックの
愛好家。
スラム出身のドリスはヴィヴァルディの
《四季》を職業安定所の曲と言い、リムスキー
コルサコフの《熊ん蜂の飛行》を《トムとジェリー》
と笑飛ばす。
そして、フィリップの誕生日の終わりには歩くことの
出来ない彼の前でドリスは《ブギー・ワンダーランド》
の楽曲に乗せて軽妙に踊り狂い、周りのみんなも気遣い
を忘れて、本来の楽しい気分に浸り、それを見ている
フィリップも心から楽しむ。

このお話実話なんだそうで、今のふたりは幸せに暮らして
いるそうですよ。
2011年フランスで興収1位。その後、各国で一位。
今日も朝早く一番の時間に観に行ったにも拘らず、立ち見。
立ち見なんて、《南極物語》以来ですね〜。

2012年8月30日木曜日

大阪を見出した天才

大阪という都市はどの都会に比べても都市としての
立地条件は最高かもしれない。
日本列島のやや西寄りの中央に位置している。
ついで琵琶湖という巨大な貯水池をもっている。
淀川が天然のパイプをなし、下流で数百万の人口
をうるおしている。
さらに、後背地がひろく、地味が豊沃で食料の
供給力が大きい。
そして、さらに大阪湾と瀬戸内海がある。
風浪から船舶を守るだけでなく、その航路は
日本列島の各地をめぐり、あるいは神戸港によって
世界に通じている。
ところがこの地に地政学的価値を発見した天才は
数人しかいない。
そして、この最高の条件があるにも拘らず、首都には
ならなかった。
・・・と司馬さんは大阪について書き始められます。

ここを福原として遷都した平清盛は越してすぐに
死んでしまいました。
信長は"信長記"に『大阪はおよそ日本一の境地なり』
と言っています。
秀吉は信長の意思をついで信長の模倣をした。
しかし、経済都市は流通を考えて道路を作る為に
戦闘に対しては強くない。
それゆえに大阪城は二度陥落した。
江戸城は一度も落ちていない。
大阪を見出した天才達、清盛、信長、秀吉は何故か
悲運であった・・・と司馬さんは書いておられます。

こんなに立地条件に恵まれていながら、何故に、
"首都"になれないのか。

わが町荻窪もメインストリートが何本かあるのですが、
それぞれに何故か長続きしない店舗というのが存在
します。駅に近く、ほどほどに広さがあって、人の
通りもかなりある。
なのに、どんな職種が入っても流行らない。
理由は幾つか考えられるけど、一番必要なことは
オーナーが資産を生かしてその地域の未来を考える
視点が必要なんでしょうね。
しかし、そのオーナーが借金返済に四苦八苦している
段階なら、ダメかな。

オーナーは家賃という果実を食らうだけではなく、店子
さんへの援助というか、一緒になって考える、苦労する
という姿勢も必要なのでは。
余りにも店子が変わりすぎる店舗に我々はオーナーへの
不信を強くしてしまいます。

2012年8月28日火曜日

細野諏訪社の大杉

推定1000ねんと言われる大杉。
こういう大木を観ると、大きさ、高さに
圧倒されるというより1000年という長さに
人は神々しさを感じます。
神が宿るとも思えてしまいます。
1000年の間に人は多くの歴史を積み重ね
子孫を作って来たのでしょう。
それを思えば思うほど、千年は余りにも
凄い。

2012年8月26日日曜日

苔生した石段

縄文式住居跡の近くにある
苔生した石段。
こういう風雪に耐え、人に長年
踏まれて出来る物には巧まざる
美が存在していますね。

“おひょっくり”

"おひょっくり"で昼御飯です。
村営の御飯処です。
おひょっくりは何か意味があるらしい
ですが、よく分からない。
うどんと豚汁のような物がついていました。

2012年8月25日土曜日

ラムネ水

昼間から居酒屋
飲む物が無くてラムネ。
砂糖水だって!!!!!

2012年8月20日月曜日

《新宿鮫》

新宿管内の凄腕デカ"鮫島"が繰り広げる活劇。
こういうお話がハードボイルドというんだそう
ですが、固ゆで卵は嫌いです。
で、こういうお話はあまり読まないのですが、
どういう訳かbook offで見ていたら買ってしまった。

新宿のヤクザなどの抗争を軸に残留孤児の問題や
複雑な麻薬ルートなどの中で蠢く人間模様が描かれて
いるのですが、テンポが速く読んでいて飽きません。
一晩で読んでしまったなんていう人は多いでしょうね。

しかしながら、"事実は小説より、奇なり"とい言いますから、
本当の所はもっと手に負えない複雑さなんでしょうね。

最近"相棒"にはまっている私にはもっと筋書きが洗練
されているといいなと思いますね。
鮫島の恋はらしくないし、腑に落ちないし、なくても
いいのではと感じてしまったのは、私だけだろうか。

ともあれ、こういう小説も玉にはいいかも。

2012年8月19日日曜日

偏食家

我が家の一人の孫は好き嫌いが多く、だいたい、何を
食べる時でも
《僕はいい》
の返事。

この子は熱を出しても、飲まず、食わずに陥るので、
周りが心配して、あれやこれや試すのだが、頑固
である。
で、ホッソリしていて、熱を出すとさらに細くなる。

昨日整骨に行って整体師さんにこの話をしたら、頑丈
そうな大きな身体をした御人は
《私も野菜が嫌いでね〜。》
と話し始める。
キュウリが嫌い、
ナスが嫌い、
トマトが嫌い、
《あんな昆虫のエサのようなのの何処がおいしいんですかね。》
さらに続けて、
《食べた時の感触がいやですねえ〜、
なんだか、ゾロっとしているし、
・・・古くてまずいのを食べたんじゃないのか
と思いながらも聞いている。
それに、アクのようなモノが歯にくっつく感じで。
・・・う〜ん、一番美味しい時の野菜に会えてないのか、
と思いながらも私の一番上の姉のことを思い出した。
この人はナスが嫌い、
イチゴが嫌い、
キューリが嫌い、

イチゴのどこが嫌いなんだと聞いたら、
《あのツブツブがイヤだ》
と言う。

考えて見ると、こういう人って、意見や気持ちがハッキリしている
んじゃないだろうか。
我々なんでも食べるヤカラは案外物事はどうでもよく、固定観念もなく、
コッチに流され、あっちに流されて、人付き合いがいいようだけど、
つまり、仲間ハズレになるのが怖く、イイコでいたいから、何でも
食べ、気を使わせたくないから、何でも食べるふりをしていないだろうか。

なんて、ちょっと弱気な考えに囚われて居る今宵です。
まあね、たまには自分を振り返るのもいいんじゃないのかな。

2012年8月11日土曜日

ジョルダーニ家の人々

岩波ホールならではの映画。
なんと6時間39分の長時間です。
お尻が痛くなるのも顧みず、脚を右に組み、
左に組み、ズリずりと身体を椅子に沈めたり
しながら、3回の休憩を挟みながら、観終わった
時には、
"やった!"
なんていう変な達成感・・・

何年か前に"華麗なる青春"を創ったスタッフが
再び手掛けたこの長編映画。
しかし、前回ほどのスケール感はなく、予算も
無かったようで、小さく纏まっているのが不満です。

やはり、イタリア映画なのですから、イタリアの雄大
で癒される風景をもっと映し出して欲しかった。
そして、お料理も。
この中で秀逸な演技をしているのが、難民の母親役。

今でもそうなのでしょうか、イタリアの旅行中に観た
難民達。
交差点で車が止まる度にスプレーとモップ
を持って現れ、フロントガラスを拭いて何がしかの
チップを貰うあの人々。

前回は政治運動に走った主人公の奥さんが基軸になって
いましたが、今回は難民問題です。

そして、色々な難問を抱えた人々が右往左往します。
崩壊した家族が性別を超え、国境を超えてまた一つの
家族に再生します。
人はどんな時でも智慧を働かして、経験から学び、
コダワリを捨てて、新しい家族を、世界を創っていける。
そんな希望が持てる良い映画でした。

ジョルダーニ家の人々

Šâ"gƒz[ƒ&lsqauo;‚È‚ç‚ł͂̉f‰æA‚È‚ñ‚ƁA6ŽžŠÔ36•ª
‚̏ã‰fŽžŠÔB
‚¨K‚ª'É‚­‚È‚é‚Ì‚àŒÚ‚Ý‚¸A&lsqauo;r‚ð‰E‚É'g‚݁A¶‚É'g‚݁A
Žp¨‚𐳂µ‚½‚èAƒYƒ&lsqauo;`‚Á‚Ɛg'Ì‚ð'¾‚ß‚½‚èA‚ ‚ÌŽè
‚±‚ÌŽè‚ÅŽp¨‚ð•Ï‚¦‚āA‚â‚Á‚ÆŒ©I‚í‚Á‚½Žž‚Í
g‚â‚Á‚½AŠÏ‚½‚ºIh
‚Æ‚¢‚¤‰½‚¾‚©•ª‚©‚ç‚È‚¢'B¬Š´‚Ì—l‚ȁEEEB

‚±‚Ì'·ŽžŠÔ‰f‰æ‚͉½"N‚©'O‚É
g‰Ø—í‚È‚éÂth
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2012年8月6日月曜日

ブルーベリー収穫?

苗木を買ってきてから、5年。
ウチの若いもんが買ってきて植えたのですが、
見る見るうちに貧弱になり、枯れた様になって
しまったのを取り敢えず、鉢に植え替えて
駄目もとでイイからと世話をしはじめたのが、これ!
今年やっと実が付いてブルーベリーらしきものが
ついています。
採って食べて見ると甘くもなく、酸っぱくもなく、
ただただ、鑑賞用のブルーベリーですが、来年は
もっと、実をならせられるだろうか。

2012年8月3日金曜日

《芸術体操》

今日の産経抄に《王道か、覇道か》という論説が
載っていました。
試合の勝利こそ至上であるとする覇道に
比べ王道とは何ぞや・・・というところですが、
今回、内村選手が獲った個人総合は王道も覇道も
兼ね備えているのではと思います。
中国の選手は2種目程度のスペシャリストに
特化したそうですが、メダルを取らんがため
の策略としか思えず、なにがなしか、気分が悪い。

英語では《芸術体操》と言われるように、
6種目やって、はじめて、全身運動になるという
考え方。
アメリカの銅メダリストのダネル・レイバさんは
『美しい体操でも難しい演技は出来る』
と内村選手を讃えたそうです。
長年、金メダルに無縁だった日本の体操関係者が
あせって、どこかの国と同じ轍を踏まなかったことは
ありがたい事だと思います。
にしても、なでしこジャパンの『引き分け指示』
はどうなんだろう。

2012年8月1日水曜日

《ローマ法王の休日》

教皇様や枢機卿がこんなにも人間的で迷える
姿を晒している、一見権威をおとしめてはいないか
・・・という、こんな視点で映画が撮れるのが
不思議です。
バチカンがこんな映像を撮るのをよくぞ許したな
という想いが頭をよぎります。
この映画は《ローマの休日》の法王版のような
映画です。
次期ローマ法王を選出する為に、120人位の
枢機卿がバチカンに集められ、あの有名な
コンクラーべ"Conclave"がおこなわれます。

ところが、みんな法王には選ばれません様に、と
祈るばかり。
そして、選ばれた次期法王は嫌だ、イヤだと逃げて
しまいます。

この法王に、精神科医がつきそったり、残った
枢機卿達がバレーボールに興じたり・・・と
想像も出来ない程に人間的な好々爺である、
枢機卿たちが、沢山出てきます。
本来なら、人々に崇められて、寸分も迷わないと
思われている方達です。

バチカンは勿論、世界遺産ですが、この場所を
このような映画に仕上げているのは始めてでは
ないでしょうか。
監督ナンニ・モレッティが創るこの映画に乾杯
です。
みんな少しづつ我儘で、普通で、可愛くて、心
温まります。笑って、ホロリとします。

マクロビレストラン チャヤ

伊勢丹の7階にあるマクロビオティック
レストラン"チャヤ"のカレーを食べて
みました。
まず、野菜スープ。
セロリー、タマネギ、人参などがはいって、
シッカリした味付けの美味しいスープです。
カレーのプレートにはレタス、トレビス、
カイワレワカメなどが盛り付けてあり、
ヒジキとカボチャでつくった団子が盛って
あります。
カレーはベジカレー。人参、カボチャ、など
入った優しい味のかれーです。
ご飯は勿論、玄米。
これにお茶が付いて2100円でした。
マクロビオティックだけに印象に残らない
味で、最後の頃には飽きてしまいました。
マクロビオティックで洋風料理は難しい
ですねえ。

2012年7月31日火曜日

梅干、できた!

今年の梅干、上々の出来です。ふ・ふ・ふ
嬉しいですね〜。近所のヨガの先生は御美しい
女性ですが、一年に一回のこの作業は欠かせない
と仰っておられます。
そして、この梅干を掌に置いてさわるだけで、
何か元気がでるともおっしゃいます。

それは私も同じですね。ただ、私はこれを
干しながら、一個づつ口に放り込んでは
"すっぱ〜い"
と大騒ぎしながら、幸せを噛み締めております。

この時期、暑さ負けや暑気あたりを直す為にも
梅干は効果があります。
酸性に傾いた酸性血をこのアルカリで中和してくれます。
梅のアルカリや塩気で熱中症も予防します。
ただ単に水分を補給するだけでは不十分だそうですね。

《朝一個の梅干はその日一日の難逃れ!》
と言います。

さて、今日も一個の梅干で頑張りますかね。
あつ〜い、3年番茶で一服してから・・・

2012年7月30日月曜日

今年の梅干し

今年はつけ始めるのが遅くなってしまい、梅の良いのが
売り切れてしまったりして、チョット焦ってしまいました。
それでも、あの"南高梅"が5キロほど手にはいりましたので、
ややたりないな〜と思いながらも慌てて漬けたのが、これです。
干してみればザル一枚の少なさで、何でもバサバサ沢山漬ける
のが好きな私には不満ですね〜。
そして、シソも同じ量の5キロですが、干してみればこれだけ。
これを"ユカリ"にするのですが、去年のがまだ沢山手付かず
に有るので、悩むところですが、ともあれ、ゆかりにして置く
のが一番良い保存方法です。
今年はもっと出番を増やしたい。

ユカリはカラカラに干さないとすり鉢で擦っても細かくなら
ないので、辛抱強く干さなけれべなりません。良い天気が
続くのもユカリにとっては嬉しいですが、辛いね〜、この
晴天は。

2012年7月19日木曜日

3層になったアイス・カフェオレ

カフェオレを作る時、いわゆるガム・シロップ
を使いたくないので、コーヒー液にメープル・
シロップを先に入れておくことにしました。
で、これを豆乳の上に垂らしたら、濃度が濃くて
下におちて混ざってしまい、2層になりません。
で、今度は一番下にメープルシロップを混ぜた
コーヒー液をいれ、その上にそっと、ミルクを
いれ、、又その上にコーヒーを入れるという
手間のかかる方法にしました。
3層に分かれたきれいなアイス・カフェオレが
できました。
旨い!

コンソメ三昧

マクロビオティックで本当の出汁の取り方
を覚えてからはどんなに忙しくても必ず
昆布で出汁を取って作らないと体が納得
しない。
市販の《ダシの元》は化学調味料の味が
キツくて、幸か不幸か、もう使えません。

で、和風の味はいいのですが、洋風の味は
マクロビでは切り干し大根で代用するのですが、
この味がまだ美味しいと感じられません。
で、タマネギの外側の皮を天日干しにした
ものや、パセリの茎やらを使ったりして
コクを出そうとしているのですが、ナカナカ
難しい。

で、今回"化学調味料無添加"というコンソメを
見つけました。
アレルギー25品目不使用の化学調味料無添加の
ブイヨンは
エビ、かに、小麦、そば、卵、落花生、アワビ、
いか、いくら、オレンジ、キウイフルーツ、
牛肉、くるみ、さけ、さば、大豆、鶏肉、
バナナ、豚肉、まつたけ、もも、やまいも、
りんご、ゼラチン
などを使用していないんだそうです。
味はあっさりしていて、美味しいです。
次は"コンソメベジ茶漬け"
茶漬けだけにこの3つの中では一番味が濃かった
ですねえ。これも化学調味料無添加のコンソメ
です。
3つ目は"無添加コンソメ・野菜"です。
野菜をベースにしているだけに最もアッサリ
しているかな・・・と思いますね。
しかし、無添加とは言え、原材料には
キャベツエキス、デキストリン、砂糖、
酵母エキス、ポークエキスパウダー、チキン
パウダー、トマトエキスパウダー、でん粉
タマネギ、香辛料などが入っています。

洋風のスープとなると、動物性のエキス
は必要なんですよね。で、今はこういった
コンソメをつかっていますが、何か新しい
旨味を見つけてみたいですねえ。

2012年7月16日月曜日

モーション・ブルー、アコライブ

ほぼ1年ぶりのアコースフィア・ライブ。
改めて、その凄さに感動しました。
やはり、生で聞くのはいいですねえ。
こんなすごい人達がいるんですね〜。
新しい風が吹き始めました。
我々老兵は凄い若者を応援しなくてなんとする!
と感慨深いです。
これからの若い力に期待したいと思いますね。

良い音楽に、美味しい料理、魅惑の飲み物、
そして、スタッフのホスピタリティの素晴らしさ。
横浜の赤レンガ倉庫にあるライブハウスで
日曜の夜は更けていきました。
終わって、外に出ると昼とは違った涼しい風が
そよいでいました。炎天下に停めた車の中も良い
具合に落ち着いていました。
一時間ほどのドライブで家に着きましたが、疲れて
いるのですが、興奮して、寝付けませんでした。
これで、上等な大人の楽しみ方ができたかな。

アイス・カフェオレ

久しぶりに作ったアイス・カフェオレ。
上と下とで2層に分かれて見た目が綺麗
なのが、ミソ。

ところが、ミルクが上か、コーヒーが上か
常に"アレ?"っと迷ってしまうのが、凡人の
証拠ですねえ。
濃度が濃い方が、下になるんだと考えれば
当然コーヒーが上なんだけど、今回も何となく
コーヒーを作って冷やして、作り始めると
どうしてもコーヒーを先に入れてしまいます。
で、又別のグラスを持ってきて改めてミルクを
入れ、大きい氷を一個入れて、この氷の上に
静かにコーヒー液を滴らせます。
そうすると、混ざらずに2層になります。
因みに我が家では牛乳は飲まないので、豆乳
を投入します。

2012年7月12日木曜日

プリプリの野菜

昨晩からの強い風。
木々がザワメいて、葉がこすれる音。
雨戸が時折襲う気まぐれな強風にガタガタ、
キシキシと何かを訴えている。
あ〜、そうだ、あの大きく育ったトマトは
大丈夫だろうか。
昨日はけっこう赤くなっていたけど、収穫
するにはもうちょっとかな〜。
何度となく眼を醒ましては、
『大丈夫かな〜』
を繰り返して、寝返りをうっていた。

朝一番にトマトを観に行って、健在!
野菜を作っておられる方々の苦労や喜び
の一端を噛み締めた気分。
で、収穫しました。
手に持ったときのその充実した重さ、
しっかりした肉質、放射状に伸びた甘さ
の指針になる白いスジ。
ウンマイよ、きっと。

2012年7月4日水曜日

《旋盤は二刃より芳し》

堀江敏幸さんの《いつか王子駅で》
前回の《燃焼の為の習作》に似た雰囲気の作品です。

ここでは主人公が王子駅周辺に住み、その町の
居酒屋の女将やそこで会う腕利きのハンコ職人
"正吉さん"をめぐってみんながそれぞれに心配する設定。
主人公は翻訳業をするかたわら、家庭教師もしている。
中学生の咲ちゃんの勉強をみているのだが、この咲ちゃん
は長いすらりとした足の持ち主。
陸上部でこんどマラソンに出るという。

今回は島村利正の作品《残菊抄》への想いや堀江さん独特の
解説が興味深いですねえ。

"あいまいに複雑にしてかそやかな陰影をほどこされた男女の、
あるいは親子の感情の切れ端がすこし言い足りないくらいの表現
からじわりと湧き出てくる。
そういう印象がすべての作品にうっすらとした靄のように
覆いかぶさっていて、・・・"
という評論を読めば、この島村さんの本にのめりこんでみようかと
思ってしまいます。

私たちは退屈な日常をいかに反復すべきかをみずからに問いかける
とき、散歩の途中で草野球を眺めたり、図書館でひがないちにち本を
読んだり、こうなったらいいなと埒もない空想にかまけたりしながらも
畢竟、こうした『子供心に似たほのかな狼狽』を日々感じるか否かに、
大袈裟だが、人生のすべてがかかっているとも思う。
と主人公に言わせています。
堀江さんは作家ですから、勿論そうなんだと思いますが、相当な読書家
であり、どの作品にもその時に相応しい本を取り上げ、それを通して
作品の伏線にしたりしています。
そのお陰で新しい作品に出会えたりするのは楽しいですが、こういう
小説作法をなんというのか。

そして、話しの中盤に入って、大家のところへ家賃をはらいにいくと
ベテラン旋盤工の職人がいる。
腕利きの職人てなもんはな、と話しが始まる。この林さんは中指がほんの
少しばかり欠けている。
ここで、《旋盤は二刃より芳し》が出てくる。
本来は《栴檀は双葉より芳し》ですが、さて、どういう訳でしょう。