有感地震が多発しています。
60年以上も生きていると
学問がなくても、何となく
分かる事があります。
《地震予知は誰にも、専門家にも
出来ない。》
地震研究家のはなしを聞きました。
例えば、阪神の地震の時も
研究者が毎日、フィールドワークで
この建物のここにこういう形で
亀裂が走っている。
ここにも亀裂が。
という結果を元にしてみると、
そこは大きな断層が走っている
真上である。
だから、ここは地震の際に大きく
ずれて被害が大きいだろう。
そして、この断層の上に神戸という
街が作られていた。
一方、この街の地震の1年後くらいに
台湾で同程度の大きな地震が
起きていたが、山間部であった
ことから、人の被害も少なく
あまりニュースにはならなかった
そうだ。
神戸に、地震が起きる。
そして、
近畿一帯に起きると予言?していた
その地震学者はそう宣言して
地震に関する本を出版する際、
一番起こりやすい近畿地方から
取り上げて行くのですが、
おりしも、その出版の1週間後に
阪神の地震が起きます。
しかし、その地震の起きる時に
関しては1週間後であるかも
しれないし、100年後である
かもしれない。
時間を特定することは出来ない
らしい。
私たち日本人は地震列島に住んでいる。
そして、島国であることから、
地続きの大陸に逃げる
ことも叶わない。
《怖がり過ぎるのも、
怖がらなさ過ぎるのも簡単だが、
正当に怖がるのは
難しい。》
寺田寅彦さんの名言です。