Acousphere Live 2016.10.11 吉祥寺Star Pine's Cafe

2016年10月11日(火曜) 吉祥寺スターパインズカフェにてスペシャルライブイベント「Acousphere with Friends」を開催します! 
Acousphere Recordに所属するアーティストが一同に集うライブをお楽しみください!
日にち:2016年10月11日(火曜)
場所:吉祥寺スターパインズカフェ 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-20-16 B1
出演:Acousphere / Acoustic Sound Organization / Aerial / Sonascribe
時間:Open 18:00 / Start 19:00
前売り ¥3,900+1drink / 当日 ¥4,900円+1drink
詳細はこちらをご覧下さい!

2014年12月31日水曜日

『闘えナウシカ爺さん』

武田鉄矢さんの『今朝の三枚おろし』を聞い
ていたら、こんなことを言っていた。
・・・こんな昔話がありました。その村には
毎年悪さをする大蛇が現れて村人を苦しめて
いました。そこに若武者がやって来て、大蛇
を一刀両断のもとに切ってすて、大蛇は首
から大量の血を流し、やがて、そこに沼が
できました。
そこが正に今回山崩れを起こしたあの広島県
の現場だそうです。
テレビでも取り上げていたし、新聞のコラム
でも同じ様な事が書いてありました。
蛇の名前が付いている地名は必ず、がけ崩れ
などを起こし、土地が安定しないらしい。
昔は地名からその土地の由来を知る事が出来
た。そして、その土地の老人が語り伝えてきた。
今はハザードマップというのがあるらしいが
個人的に調べに行かなければ、分かりえない
むしろ家を建てる時に業者としては調べたく
ない事柄かもしれない。売れればいいのだから。
古い言い伝えや老人の話をずっと語り継ぐ
には余りにも現代は時間が速く、人の流動も
激しい。
東日本の津波の時も家で語り継がれた教えを
ずっと守っていた家はチャンと自分で、1人
であの災難を凌いでいた。
『米と水は常時準備していたよ。』と言って
笑っていたツワモノがいた。

火山大国日本である。御嶽山の突然の噴火
に日本全国が戦慄を覚えた。そして、にわかに
富士山はどうなのだと議論が持ち上がる。
富士山は死火山ではなく、休火山だと聞いている。
しかし、その権威筋では人間の時間軸で物を
考えてはいけないのでは、200年噴火していないから死火山である・・・と判断するのは
早計であり、地球は何千年、何万年の長い
時間軸で判断しなければいけないのでは・・
との判断により、今までの死火山と判断している火山も噴火の恐れあり・・・と教科書
では改定がなされているとか。
で、蛇の話に戻るけど、蛇は悪いばかりでは
ない。私が小学生の頃、近所にお祓いをする
おじさんがいました。ある時家にやってきて
父と話しているうち、わたしの右手の中指の先
の石榴のようになった処に蛇の抜け殻を
擦り付けて何やら呪文を唱えた。
ある時気がついたら綺麗にスッカリ直って
いました。
私はこういう陰陽師系の話は好みではありま
せんが、こういう出来事をどう捉えていいのかわからない。
で、これがどう『闘えナウシカ爺さん』と
つながるのだと思うよねえ。

2014年12月14日日曜日

マクロビレストラン『チャヤ』

3年ぶりだろうか。
久し振りに伊勢丹にお歳暮を買いに行った
ついでに入ってみました。
見事に女性ばかり。隣では母娘でしょうか?
『お肉は使ってないのよ。』などの会話が
聞こえます。
今日は小麦タンパクで作ったお肉風の塊が
入ったビーフストロガノフ風の料理と豆の
コロッケ、有機野菜。
以前よりずっと美味しくなっていました。
ご馳走様でした。

清水義範『国語問題必勝法』

パロディに次ぐパロディにニンマリしてしまった。
国語入試問題必勝法などはつい自分の高校時代
を思い出し、問題に取り組んで充実したあの
青春を思い出したのだが、これはあくまで
おふざけ。
あの頃は英語本ではヘミングウェイやJDサリンジャー、
サマセット・モームなどがよくとりあげられていたっけ。

『靄の中の終章』などは呆け老人の心に入って、壊れていく様を情け容赦無く書いている
いやはやこの歳でこの様子を読むのは哀しい
いくらパロディでも・・・。
しかし猿蟹合戦を解き明かすくだりは面白い
太宰治の作品に絡めて蟹を女性に喩え、猿を
DVの男性に喩えて、論説を繰り広げている。
太宰治の『御伽草子』は面白いらしい。
太宰治は読んだことないな〜。

2014年12月5日金曜日

『写楽殺人事件』

圧倒的迫力の推理小説である。
浮世絵に余り詳しくない私には(浮世絵って
そんな歴史が有るんだ)と高校時代のお勉強
のやり直し・・・になっていて何処から何処
までが事実で、フィクションかが分からなく
なっていた。
写楽は、そのユニークな描法と作画期間が
わずかに10ヶ月、しかもその間に140枚とい
う作品を発表し、忽然と消えてしまう。
これはもう興味をそそられない方がおかしい

このことで様々な著名人が色々な憶測をする
現実には池田満寿夫さんが中村此蔵説、
石森章太郎氏は喜多川歌麿説、
中右瑛氏の鳥居清政説、
があるがどれも説得力に欠けるそうだ。
小説の中では田沼意次との政治的経済的背景
に絡んで、秋田蘭画を持ってくる。

これを確かめるために主人公津田がドンドン
推理していく過程は面白すぎて、2時間、3時間と時間を忘れて読んでしまった。
ここでは東洲斎写楽改め近松昌栄説をとって
進めていく。
高橋克彦さんがこの説を作りあげた過程が
史実に基づいて面白いのですが、これは推理
小説なんですよね。
史実としたものも何処までがフィクション
なのか・・・。
私は全部信じたい気分。

原宿にある浮世絵美術館に行って、小説の
余韻を味わって来ようかな。

2014年11月27日木曜日

作家と病氣の不思議な僥倖 その2

次は吉村昭さん。
奥様は同じ作家の津村節子さん。お互いに
相手の作品を読んだこともなく、相談もしな
いというよくあるタイプです。
この吉村さん、旧制中学2年で肋膜炎。5年の
時、結核。20歳の時、3回目の発病で喀血。
半年で体重が60キロから35キロに減った。
当時最先端と言われていた胸郭成形手術を受
け、肋骨を5本切除。
局所麻酔だった為に・ ・・・・(壮絶過ぎ
て描写できない)『痛いなんてものじゃない
何億本の針をザーンと全身に突きささられる
ような感覚だった』と仰る。
5時間の手術中、唯一の救いは『確実に時間
は流れる。』ということだった。
激痛から解放される時が必ず来る。
『これが僕の考え方のメインかな』
ある期間に完全燃焼した人間、僕はボロボロ
になる人間に心惹かれる・・・と仰います。
そして、『夫婦揃って作家というのは地獄
でしょう?』という質問に『地獄の中にいる
と苦しみがわからなくなるみたい。』
人はこんなにも重荷を背負って生きているんですね。私などは未だ未だかな・・・と
反省させられます。
阿川さんのインタビュー、そして、纏め方
サスガです。

作家と病いの素晴らしい僥倖 その1

『小説家としてこれほど恵まれた病気はない
少し頭がおかしくて胸が悪いくらいがちょうど
良い。身体と一緒に病気も歳とるんだから、
病氣を乗り越えようなんて大それたこと考え
るな。』と慰められ、『うんと楽になった』

作家、宮本輝さんは友人の医者からこうアド
バイスを受けたそうです。
戦後の混乱期に度重なる事業の失敗で挫折
していく父親の姿を見て育った宮本さんは
貧しさと虚しさの中に生きてきた。
長ずるに結核を病み、入院をする。
子供の頃から"尖端恐怖症"でナイフを持つの
が怖い。インタビュアーの阿川さんも同じ気
があると意気投合する。
阿川さんが『小さい頃剣山の上に立たされる
夢を見ました。』と告白すると宮本さんは
『僕は剣山で平手打ちされる夢をみました』
と応酬する。
宮本さんは雑誌の編集者の時、不安ノイロー
ぜに陥り、会社を辞めます。
『錦繍』を書いている時、再びノイローゼが
ぶり返す。原稿用紙の角や万年筆の先が
怖くなり、一人で密室に入れず、奥様に横に
付き添ってもらいながら書き続けます。
阿川さんは書きます。
宮本さんの経歴も作品もどちらかと言うと
暗くて重い。しかしお話ぶりには暗さが
ちっとも感じられないのが不思議だと。
しかし、そういう稀有な境遇が直接的にも、間接的にも作品を生んだとは言えないだろう
か。
続きます。

2014年11月26日水曜日

鎌倉「報国寺」の竹林

5メートルいやもっとかも知れないほどの
高さの竹が林立している。伸びた先にほど
ほどについている笹の葉に光が当たって、
薄緑になっているのが、なんとも若さと
清々しさを感じる。
奥にはお抹茶を頂く処があり、老いも若きも
この竹林を見つめて黙って、抹茶を啜る。
日本ならではの風景。
ありきたりだけど、日本に住んでいて良かった
と思うのはこんな瞬間ですねえ。

2014年11月23日日曜日

『最速で体を・・・」の続き

さて、『ストレスを溜めない』
『もらわない』
『与えない』
にはどうするか。
溜めないにはどうするか。これには時間軸を
長くする。
人は往々にして、心のストレスを感じると
短期的に解決しようとする。これは長い軸で
考える。
もらわない・・・これは「ここまではできるけど、
ここからはできない」と断る勇気を持つ。

さて、筆者はやる気が出ない時はどうするか
を書いています。
迷わず机を掃除するそうです。
体を動かす事で脳の血流をアップさせる。
気分がリフレッシュする。
ヒントを発見できる。
周囲から褒められる。
掃除で波を作り始めるとそのまま仕事に
取り掛かりやすい。

では《何と無く疲れたから何と無く休む》
から脱却する為にはどうするか。
これには《カラダ手帳》で疲れを見える化する
自分がどう感じているかを毎日書いてみる。
カラダでは快眠か、快便か、調子が良いか、
を丸、三角、バツであらわしてみる。
まさにカラダに聞け。
そして、脳の疲れのサインは
眠気、だるさ、頭がぼんやり、あくび、目が
疲れる・・・など。
身体の違和感は肩こり、腰痛、頭痛、まぶた
の痙攣など。
で、疲れにはハマるパターンがあるそうです。
自分の疲れを知る為には点ではなく、時系列
で捉える事が大切です。
人は疲れるものなんだと思う事。
そして、この疲れを最低の底まで持って行かずに
緩やかな波にする・・・そうすれば回復が
早い。
人は意外と自分の記憶が曖昧である。それが
自分のパフォーマンスとどのようにリンクしているか
を鮮明に説明できる人はごく少数です。
まず、一週間の食事内容と排便状態を考えて
みる。ランチ後の眠気の大小、午後からの
行動具合を確認すれば、次は一ヶ月の時系列で
みられるようになる。
何故か疲れるが見える化すれば、気がつかない
習慣に気がつき、解決策の精度があがる。
カラダ手帳とともに頭痛手帳も有効。
そして、ウンチ手帳も。
理想のウンチは色は黄色、又は黄褐色。
量はバナナ2本くらい、臭いは強くない、硬さは練り歯磨き状態だそうです。

さて、最近亡くなられた高倉健さんはいつも
役者は病氣で周りに迷惑をかけてはいけない
と健康管理に気を配っていたそうですね。
よく、走っていたそうですし、食べ物にも
気を配り、
《カレーと豚汁》が良いと周りにも勧めて
いたそうです。
なるほど・・・ですねえ。

「何故一流の人は“疲れ”を持ち越さないのか」

毎日の生活を充実した1日にしたい・・・
又は好きな事を良い形で続けていきたい・・
とは誰でも思う事。処がこれを妨げるのが
疲れ。コレが溜まれば体調不良になり、風邪
などの病気になる。
普通私たちはこの繰り返しを毎回経験している。
つまり「なんとなく疲れているから何となく休む」の繰り返し。

"意欲"や"達成感"は疲労感に大きく影響する達成感のある仕事をしている人には過労死
が多いと言われている。
これは日々の達成感が疲労を隠してしまい
その結果"疲労なき疲労が蓄積して過労死を
至らしめる・・・のだそうだ。

まず疲れに対する対処療法をこの筆者は自分
自身の場合はどうするかで述べています。
身体の軽い疲れ・・・肉類がメインの食事
頭の軽い疲れ・・・暗い場所で瞑想
身体の中程度の疲れ・・・お風呂とスポーツ
ドリンク
脳の中程度の疲れ・・・ボクシングジムで
何も考えず汗を流す
身体と脳の重度の疲れ・・・水分と糖分を
多めに摂ってゆっくり寝る

人は誰でも歳をとります。歳をとると筋力が低下します。
筋肉は細い筋繊維のかたまり。この筋繊維
の数が加齢とともに減り、繊維自体が細くなります。
加齢による筋肉の変化の本質は一本一本の筋繊維の萎縮であり、筋肉の重量は成人で体重の約40パーセント、40歳から年に0・5%づつ減少する。
だから若い頃の自分を追い求めてはいけない
という事ですね。

さて、疲れをとる為の安眠を得るには・・・
人間は体温が下がった時に眠くなります。
寝る前にお風呂などで一時的に体温を上げる
と脳から「体温を下げなさいという」指令が
出るため体温下降に乗じてスッと眠りに行く。
同じ効果がホットミルクを飲んだ時にも得られる。
牛乳にはカルシウム。
カルシウムは神経の伝達をスムーズにして
イライラを鎮める作用がある。又、ビタミン
群が多く含まれる。
ビタミンB12はメラトニンの分泌量を調整して
正しい睡眠のリズムを作り出します
ビタミン B6は神経伝達をスムーズにする効果があり、
睡眠時に必要な副交感神経の働きを高める
更に、ミルクにはトリプトファンが含まれている。
これは必須アミノ酸の一種で食べものから
摂取しないと体内で合成ができません。
トリプトファンは脳の松果体で睡眠に効果的な
セロトニンとメラトニンを作り出します。
メラトニンは高齢になると体内で産出量が減少。
一方、セロトニンは人間の精神面に大きな
影響を与える神経伝達物質、アドレナリン
などの活動を抑えて心のバランスを整える
作用がある。
もう一つ、速攻疲労回復には豚肉の生姜焼き
が良いと言います。
豚肉には糖質をエネルギーに変える際に
必要なビタミンB1が多く含まれている。
体内に摂取された炭水化物はブドウ糖に分解
され、エネルギーの貯蔵庫である肝臓に運ばれる。
肝臓でブドウ糖はさらにビタミン B1の働きによってエネルギーとなり、消費される。

よって、肉食でストレスを溜めない人になる。
脳の乾燥重量の40%がタンパク質で占められ
る。
さらに、脳の疲れを予防する為に、必要な物
が《アミノ酸》。
肉にたっぷり含まれるトリプトファンや
フェニルアラニンなどのアミノ酸は
《ノルアドレナリン》《ドーパミン》
《セロトニン》という健康な脳をキープする
為に必要なホルモンに関係する。
この3つは三大神経伝達物質と言われる。
《ノルアドレナリン》は意欲、不安、恐怖
と言った感情、精神状態、と深く関係する。
《ドーパミン》は運動調節、ホルモンの調節
快感、意欲、学習にに関わる。
《セロトニン》は人間の精神面に大きな 影響
を与える神経伝達物質でノルアドレナリンや
ドーパミンの暴走を抑えて心のバランスを
整えます。
さて、トリプトファンをサプリメントで摂りすぎると
《好酸球増多筋痛症候群》という副作用の
可能性が あるという報告があります。
サプリメントは薬でないのにも拘らず、副作用
があるのですね。
次回に続きます。

で、前回のレオナルド・カンパーパッチは
ベネディクト・カンパーパッチの間違いでした。
申し訳ございません。

2014年11月17日月曜日

シャーロックホームズは飽きません。

世の中にこれ程愛されている探偵はいない
のでは。
つい最近まで私はロバート・ダウニーJr.の
ホームズに夢中になっていました。
甘いマスクのジュード・ロウがワトソン君
を演じて居ます。
これは映画、2作まで作られています。
で、又違う主役で作られて、秀逸なのがレオナルド・カンパーパッチのホームズ。
お馴染みの早口で推理を展開して行きますが
この人のホームズは早口言葉か・・・と思う
程速い。名前もこんなの初めてだったので
覚えの悪い私でも忘れることが出来ません。
さて、このカンパーパッチさんの主役が派手
過ぎて、ワトソン君が印象に残りませんでした。
さてさて、もっと凄いのを見つけました。
久し振りにTSUTAYAに行ってシャーロックホームズ
を見つけました。それも全く違うストーリー
です。
時代は今。
今の時代にホームズというキャラクターを考える。
と、心が優しく頭が異常に回転する・・・
こういうキャラクターは、これはもう現代では鬱になるしかない。
物語はホームズが、薬物依存から回復して
新しく人生を始める為にアメリカに居を
構えている所から始まります。
そして、何とワトソン君は今度は女性です。
それもアジア系の女性です。アメリカ映画的には
胸も小さいし、肉感的な所はないし、スッキリ
サッパリの存在で、魅力がないかもしれません
が、コレが狙いでしょう。
ホームズが二度と薬物に触れないよう2週間
の約束で、それも2時間毎に連絡をして、監視をする
・・・という立場で側にいるようになります。
勿論、そういう仕事ですから事件にもついて
行きます。そしていつの間にか事件の推理が
ホームズの様に鋭くなって、良いパートナー
になっていきます。
アメリカのテレビ番組なのでしょう。
DVDは全部で9枚。18話が収められて居ます
一回づつ完結のお話。しばらく前からのあの
人気番組「相棒」のように脚本が面白い。
ホームズはJonny・Lee・Miller
ワトソンさんはLucy・Liu
今までにない思い切ったホームズを登場させて
これを作った撮影陣に拍手です。
面白い。本当に楽しんでいます。
2度観てしまった、全編をね。

2014年11月15日土曜日

ムダ毛広告

最近に限ってでは無いけれど、抜け毛を気に
するというのは全人類の共通の話題のように
思える。それも老いも若きも老若男女である。
「これを使えば、大丈夫」系のコマーシャル
が多く、よくよく見れば、申し訳程度に
下に小さく
「個人差があります。」と謳っている。
このところJRを使うことが多いのだが、この
広告がずっと眼に焼きついて離れない。
これは人の後ろ姿を一本のムダ毛に置き換え
頭の丸みを毛根に印象付けてそこからヒョロヒョロ
と伸びていく毛をイメージしている。
これは何もない砂浜に居る?イメージ。
もう一つ、別の機会に見たものは何もない
砂漠をこの人達が列を作ってあるいている
姿。
何のコマーシャルか?
観た人は毛生え薬?と思ってしまうけど
「ムダ毛のあったあの頃にはもう戻らない」
ムダ毛を気にする若い人?へのメッセージかな

イメージが美しくて良い!!!
良いなあ〜と思ってアイフォンを出す。
これを撮るのに携帯を向けてカシャ・・・。
いやはや、皆んなが視線をこちらに向けて来て
「えっ、盗撮?」
という眼でみてくるものだから、神経質な
世の中になったもんだと嘆息。

2014年11月12日水曜日

湯廻廊「菊屋」でお泊まり

菊屋の朝食。
これにグレープフルーツジュースとほんの
チョットのシャケのムニエル。

前の晩の夕食は食べきれないほどの量で、
無理をして食べましたが、これって疑問
ですねえ。
温泉さえあれば、外国のB&Bのような夕飯
無しのコースでもいいのでは・・・と思うけど。

2014年11月11日火曜日

修善寺温泉「竹林の小径」

今日は生憎の小雨。
でも、小雨の中を歩くのもいいですねえ。
しっとりと修善寺を味わっています。

2014年11月10日月曜日

『下克上』

『知の巨人』とか『哲学の巨人』とか言われる
小林秀雄さんの研究書『本居宣長』にも
小林秀雄さんの独特な、素敵な物の捉え方
が沢山ある。
戦国時代を一貫した風潮を「下克上」と呼ぶ
事は誰でも知っている。言うまでもなく、
下の者が上の者に克つ・・・と言う意味だが
この簡明な言い方がその内容を隠す嫌いがある
と仰います。
確かに中学、高校での勉強では「之を下克上
と言います。」で終わっていた。
強いものが克つ、もっと言えば、弱肉強食、
嫌な時代じゃないの・・・と。
しかし、チョット待て、と小林秀雄さんは
仰います。例えば「大言海」でこの言葉を
引いて見ると「此の語、でもくらしいトモ
解スベシ」とある。
「戦国」とか「下克上」とか言う言葉の否定的
に響く字面の裏には健全な意味合いが隠れて
いる。恐らく「大言海」の解はそれを指示している。歴史の上で実力が虚名をせいする
という動きは極めて自然な事である。
それ故に健全な、と呼んでいい動きだが、
戦国時代はこの動きが非常な速度で全国に
波及した訳だが、現代人の戦争の概念からすれば
まるで仲間喧嘩のようなものだった・・・と
言います。この頃庶民は既に「下克上」と言う
言葉を発明して、落首の上に示したそうです
・・・なるほど武力は「下克上」の為には
一番手っ取り早い手段だったが、この時代に
なると武力はもはや武士の特権とは言えなかった
のであり、要するに馬鹿に武力が持てた訳
でもなく、武力を持った馬鹿が、誰に克てた
筈もなかったと言う極めて簡単な事態に、
誰も処していた。
武士も町民も農民も、身分も家柄も頼めぬ
裸一貫の生活力、生活の知恵から、めいめい
出直さなければならなくなっていた。
これって今の時代に当てはまるのでは・・・
最早、大企業のみを当てにする時代は終わり、
新しい個人企業が台頭して来ている。
彼らはもう、右肩上がりとか、年商何億とか
いう企業論理を振りかざすお偉いさんを
尊敬はしない。
価値観が大きく下克上しているのだ。
まさしく大言海がいうデモクラシー・・・
民主主義と言うべきでは。

2014年11月4日火曜日

《ドンブリオ》

吉祥寺でお食事。
隠れ家的お食事処《ドンブリオ》
全員女性と言うお店の景色、男性には物足りない
かも知れませんねここのご飯の量は・・・。

一昨日は高円寺近くの妙法寺のお墓まいりを
して、そこから新宿に出るべきか、吉祥寺に
出るべきかを姉と議論、ははは・・・。
高円寺から吉祥寺に出るバスに乗り、約40分
かけて、吉祥寺北口へ。
お腹が空いていたので真っ直ぐドンブリオへ
私は豚シャブ肉とトマトのドンブリ。
姉はシャケとアボカドのドンブリ、食後に
冷たい白玉粉入りのぜんざい。
ぜんざいは甘すぎた〜〜〜。
二人は喋り過ぎたので真っ直ぐ帰りました。

2014年11月2日日曜日

Trick a treat

日本にはあまり馴染みの無いハロイン。
でも小学生を抱えているご家族にとっては
楽しいイヴェントらしいですね。
魔女?の格好をして、お友達の家を訪ねて
オヤツを貰って歩く・・・こんな楽しい
お祭りはありませんよね。
大人にとってはこんな時に工作意欲に燃えます。
これは家人がカボチャをくり抜いて、必死に
作ったランタン。
立派な作品ですねえ。
思わず皆んなで凄い!

2014年10月30日木曜日

ビデオ『あなたを抱きしめる日まで』

007でお馴染みのジュディ・ディンチさん主演
の『あなたを抱きしめる日まで』。
単に我が子を訪ねて幾千里・・・という
行ってはすれ違い、訪ねては間違い、なんていう
韓国版のシツコイお涙頂戴ではありません。

主人公と一緒に訪ね歩くジャーナリストとの
宗教論争と思いきやそうでもありません。
普通に生活する人の常識と言うか、固定観念
というか、心の奥底に刻まれているキリスト教
の教えを堅く守って来た1人の老婦人と自由
に発想する元BBCのキャスターとの触れ合いが
何とも言えない輝きを放っています。
ここにはパパラッチの様な悪辣非道な報道記者
はいません。
そして、迎え撃つ老婦人も頑迷ではありません。
ただただ、息子に手放した理由を説明して謝
りたいという思いを強く持った母親です。
ネタバレかも知れませんが、息子がゲイだった
事を周りは恐る恐る知らせますが、母親は
全く動揺もしないで、
『でしょうね、あの子は繊細だったから・・』
と一言呟きます。
ここにこの母親の深い想いが見て取れますね
ずっと、ズット考え続けて来たからこそ、
この場面でこう言えるのだと。
このお話は実話だそうで、ずっと昔、アイルランド
から米国に沢山の養子が貰われて行ったそうです。
映画は勿論虚構です。ストーリーの本筋は
実話でしょうが、断片的に語られている会話
はそのものではないでしょうね。
ここには実に小気味よい会話が出てきます。
イギリス人特有の皮肉や、エスプリがふんだんに
出てきて、その一言、ひとことを書き留めた
い気になります。

さて、唐突に私の好きな司馬遼太郎さんの
話になります。
坂本龍馬が西郷さんと話合いに行く日の前、
思い悩んでいる龍馬の為におりょうは宿の
菊の花を全部ちょん切って袋に詰め、枕に
します。グッスリ眠って貰いたいとの想いが
そうさせるのですが、龍馬は怒ります。
花を全部千切ってしまう事をおこったのです。
側でおりょうさんはさめざめと泣きます。
龍馬はそっと抱きしめました・・・と言うところ
は司馬さんのフィクション。
いい場面ですが、後の人がこれを史実として
全文引用した時は司馬さんは削除してくれと
厳しく頼んだそうです。
余談ですが、坂本龍馬は龍の漢字ですけど、
司馬さんの本は『竜馬』です。

ともあれ、大人が観るべき良い映画でした。
人はいつでも殻を破って、柔らかい頭で居な
ければいけないのですね。
そうは思わない、ああは考えたくない・・・
というのは実は自分を苦しめることになるのかも。

2014年10月29日水曜日

『発酵道』続き

さて、寺田屋本家の23代目、寺田啓佐さん
の奮闘は続きます。
やっと出来た発芽玄米酒を売り出しますが、
チョット今までのお酒の味とは違います。
瓶に入れた後も中で熟成するので毎日味に
変化があるそうです。しかし、そう言うお酒は
お酒とは認められないということから、自然食品、健康食品の括りから発売される事に
なります。
処が飲んだ人はこれに病みつきになります。
リピーターが続出します。
おまけに血糖値が下がったとか、血圧が下が
ったとか嘘の様な話しが出てきます。
私はこういう話が大好きで、本当だと思う
人種です。
家族の中にこれを飲ませたいと思う人も
います。寺田さんは玄米菜食を勧めている
マクロビオティックについても書いておられます。
この本がAmazonから届いて、さてスターバックス
で最初の1ページを読もうとしたら、眼の前に
一升瓶がドンと置かれました。
『えっ、何?!なんで?・・・』
流石に『むすひ』ではありませんでした。
その奥には若い男性・・・大学生のようです
が二人ニコニコして座っています。
私の興味津々の顔に応えて、
『これは珍しいお酒で一般には流通してない
んですよ。』

そのお酒の名前を聞いておけば良かった・・
何か心に引っかかる物を持っていると、必ず
その事に関係する事に出くわすもの。
その大学生風の二人はコーヒーを飲んで、サッと
かき消えてしまいました。
巡り合わせの不思議にしばし茫然でした。

2014年10月28日火曜日

口噛み酒『発芽玄米酒』・・・前回の続き

今までのお酒造りは白米を使って発酵させる
のが一般的でした。しかし、白米と書いて
『粕』と読むように、栄養はありません。
そこで本来の栄養たっぷりの玄米を使って
お酒を作ろうとします。
ところが、米麹を作るのに、玄米ではどうやっ
ても麹菌が米の中に食い込んで行きません。
固い皮で覆われた玄米ではどうやっても、
麹菌が食い込んでいかないのです。

麹菌の役割は米のデンプンを分解して糖化
する事が主なのですが、これは麹に含まれる
アミラーゼと言う酵素が働くからです。
昔の噛み酒はこのアミラーゼに頼ったもの。
面白い事に、女性が噛むと、お酒はとても
美味しく醸されるのですが、男が噛むと発酵
せず腐ってしまうのです。

さて、寺田さんはその後、伊勢神宮の神嘗祭
に供えられる品物の生産について講義を聞き
玄米酒作りのヒントを発見します。
『米のデンプンを糖化する力は、唾液のアミ
ラーゼや発芽時のアミラーゼが最も強い。』

『なるほど!玄米を水に浸けて、発芽させれ
ば良いんだ。』

玄米は精白米と違って脂肪やたんぱく質が多く、胚芽の部分にはミネラルなどの栄養も
豊富な為、菌にとっての栄養が普通より多い
状態になる。だから、菌の働きがより活発
になり、発酵し易い。

この取り組みが始まってから、商品化するまで
7年が費やされました。
商品名は『むすひ』。
原料はコシヒカリの生産者藤崎芳秀さんの
玄米。
この玄米は無農薬というだけではなく
不耕起で栽培された力のあるお米だそうです

さて、この『むすひ』なんと、うまくない!
酸味が強く、香りも独特。その摩訶不思議な
雑味と言ったら、端麗と賞賛される吟醸酒たち
と同じ日本酒のくくりに入れるのはどうか
・・・。
で、次回に続きます。

2014年10月27日月曜日

今日の散歩コース

今日は銀行の払い込みが2ヶ所。近くの
郵便局と三菱UFJ銀行。
どうせなら散歩も兼ねようとA点とB点の
真ん中を東方向にぐっと引っ張った地点にある
太田黒公園にわざわざ遠回り。
綺麗に整備されている日本庭園は気持ち良い
ですねえ。
お茶室から見下ろす広い芝生を庭師さんが
掃いて居ました。
所々に壮年の男女が座って、写生をしています。
池には錦鯉が悠然と泳いでいます。
公園を入って直ぐに続く銀杏並木は未だ黄葉
には早いようです。11月半ばかな?
今度は黄葉を見に来よう。

2014年10月26日日曜日

《カタカムナ文献》

「寺田本家」23代目当主の御家再興の奮戦記
がこの本です。
酒蔵の微生物が教えてくれた人間の生き方が
綿々とつづられています。
最初は酒の作り方も知らず、算盤を弾いてい
ただけだったのですが、売り上げ不振の時期に本物の酒造りに目覚めます。
休耕地を耕して自然農法で米作りを始めます
そして、たくさんの困難を乗り越えて辿り
着いたのが、《カタカムナ文献》。

兵庫県六甲山系の山から入手した古文書。
発見した物理学者楢崎こうげつはこの科学書
を元に全国12000カ所余りの地電流を計測。
電流方向が一定で電流値が高くなっている
所と電流値が不安定で一定しないか或いは
低くなっている所がある事を確認する。
前者を(イヤシロチ)。
後者を(ケヤレチ)
イヤシロチでは人や動物の健康状態が良く、
ケヤレチではその反対。
そして、この文献ではケヤレチをイヤシロチに改善するには、『炭の埋設』が良い・・・
と教えています。炭は電気伝導性が高いので、電極の役割をなし、炭を埋めた場所は
誘電効果が高くなって、その結果地電流の
流れが良くなるらしいのです。

中国の湖南省では約2100年前のマオタイ古墳が発見されました。そこにあったのは
死後4日位の状態で保存されていた遺体3体
だったそうです。そして、棺が置かれていた
大きな部屋を覆っていたのは約5トンの炭だったそうです。
筆者は平成元年に行って観て、人体の腐敗さえ
炭によって食い止める事が出来る事実に驚愕
します。
その遺体には消化不良の瓜の種が残っていた
ということから、夏に亡くなったのだろう・・・ということさえわかったそうです。
着物も生活用品も棺の中の物はどれも傷む
こと無く発見されました。

この事から、筆者は自宅の縁の下に300キログラムの備長炭を撒くことから始めます。
麹菌を育てる麹室も特別の部屋にして炭を
存分に使います。

美味しくなる、腐りにくくなる、自分が元気になる、周りが元気になる、心が落ち着いてくる。お酒が売れる・・・

私の近くの炭屋さんのご一家は売れているの
か売れていないのかわからないけど、資産家
らしいのですが、実に穏やかです。
今でも大福帳でもつけて居るのかと思う程
江戸情緒が漂う佇まいで、言葉遣いが丁寧。
こちらが恥ずかしくなる程の穏やかさ。
これって『炭』のせいだろうか?

2014年10月25日土曜日

虎屋のお汁粉

急に甘い物が食べたい・・・という時があり
ますね。
で、新宿伊勢丹の地下にある【虎屋】へ。
あんこの中にお餅が入っているのがぜんざい。
つゆ系の小豆の中にお餅が入っているのが、
お汁粉。
随分御無沙汰していたのでこの区別も曖昧な
まま注文して、店員さんにレクチャーを
受ける始末。
マクロビに挫折?してからどんどん甘い物に
シフトしているかも。

不思議な岬の物語

起き抜けにインタネットで調べたら、結構観
たいと思う映画がズラリ。
『月に20本は観るかな〜』
という友人の猛者はさて置いて、私も結構
映画好き。
でも、観たい映画が全くないという時期も
あって、ここ暫く映画から離れていました。
今日は余り期待しない・・・と言ってはなん
だけど吉永小百合さんの
『ふしぎな岬の物語』
失敗ばかりの人生や諦めばかりの人生に優し
く寄り添う人達の物語。
最近心が疲れているなと感じている時。
癒し系の映画でホッとしたい。
観たい映画に心の強弱を測られているんですね。
今日は新宿バルト9。

2014年10月23日木曜日

朝顔って今なの?

夏の盛りにはちっとも咲かないで、コチラの
管理が悪いのかなぁと反省させてばかり・
・・なのに、ここに来てこの咲き様はなん
なの!
毎日こんなに咲くから、片付ける事ができま
せん。せっかく台風の後、元気のない鉢を
整理し始めたのに、ここは手をつけられませ
んね。
我が家は何でも晩稲です。

2014年10月21日火曜日

1日分の野菜カレー

入間のアウトレットでお買い物。
お昼ご飯にカレーです。
お題は『1日分の野菜カレー』
前で相棒がうまいと言ってます。

2014年10月20日月曜日

ヨドキチで攻略本

Iphone6プラスの攻略本を買って、久し振り
にレモンドロップでケーキセットを楽しんで
います。
アイフォン6のまず良いところ。
大きいから充電は直ぐにしなければいけない
のかと心配したけど、外でビデオ一本観ても
10パーセント位しか減ってない。
良いねえ。

2014年10月19日日曜日

団塊経営者は不作である。

文藝春秋にジャーナリスト川端寛さんが
書いている文章がチョット面白かった。
全共闘世代でありながら『理想で飯は食えぬ
』と運動に背を向けて勉学に励み、迷うこと
なく大企業に入ったソニーの中鉢良治、東芝の佐々木則夫、日立の古川一夫さんの見事な失脚振りを詳細に書いた後、一方、東大全共
闘のメンバーだった牛丼の「すき家」の経営者小川賢太郎の勝ちっぷりや「ユニクロ」
ファーストリテイリング会長の柳井正さんの
経営理念を挙げて褒めている。
学生時代に社会の激動を傍観し、大企業で
出世競争に明け暮れた経営者たちはもろくも
破れた。一方、「世界を変える」という志を
曲げなかった小川や柳井は多くの労働者を
抱えて頑張っている様に見える。
いや、今何とか踏み止まっているのかも知れない。
これらのオーナー経営者は働く人、若者に
優しくないらしい。
小川賢太郎さんは東大を退学したのち、暫く
港湾労働者をしていたそうです。
そして転がり込んだ牛丼の吉野家。
ここで頭角を表したそうですが、この苦い
経験が若者に対して時に厳しかったり、
働く人への理解不足を生んでいるのでは・・・。最近聞こえてくる様々なブラック企業の一つに入っているとか。
ともあれ、団塊の世代は間もなく70を越えようとしている。この人たちが影響を与えた時代
の社会構造や経済構造は随分変わるので
しょうねえ。

2014年10月18日土曜日

几帳面なリス

イチ、にー、サン、しー・・・
最近やっと100以上数えられるようになった
我が家のおチビちゃんは何処から拾って来るのか毎日のように(ドングリ)を集めてきては
玄関に並べてかぞえています。
ただ、並べてあるだけなのに、几帳面に
置いてあるのを見ると、こころなしか
癒されますねえ。
我が家にはきっちり並べるのが好きなリスが
住み着いているようです。

2014年10月17日金曜日

高村薫『4人組がいた。』

かつて高村薫さんは「マークスの山」や、「レディ・
ジョーカー」「神の火」などの社会派物、事件物、を
書いて、かなり硬派の作者でした。
が少し前に《日本語の美しさを考え直したい》と書いた
のが『晴子情歌』。
今までの事件物と違って母子の手紙のやり取りを通して
親子の人生を、はたまた日本の戦後を語っていくの
でしたが、上・下巻を読むのはエンタテインメントが
薄い分読みこなすのが大変でした。
そして、今回の老人4人組のお話は抱腹絶倒物。
これぞ今の日本をシニカルに捉えて言いたい放題。
私、イチ読者としては、イチババアとしてはそうだ、
そうだとヤンヤヤンヤの喝采と、読みながらニンマリ
しておりました。
ホント、ココまで言って良いの?と心配してました。

元村長、元助役、郵便局長、そしてキクエ小母さんが
日がな1日お茶をすすりながら、麓からやって来る
珍客を手玉に取りつつ相談に乗る振りをする。
地域振興だ、霊感商法だ、保育園増設だ、老人ホームだ、
狸の子供を集めてAKB48だ、ヤレ、温泉だ、ヤマメ
の養殖だ、はたまた地獄の閻魔大王がやって来て経営
が行き詰まっているのの相談に乗る。
よくまあココまで・・・の面白さです。
でも、やはり、冷静かつ緻密な筆の使い方にこの人の
真骨頂があるのでは。
『照柿』『神の火』『地を這う虫』『李欧』など
切ないほどの人間の業を感じて今も思い出すだけで
心を揺さぶられる気がします。
(そうだ温泉に行こう)ではなく(そうだ李欧に行こう)
さて、あの本何処に有るかな?

2014年10月9日木曜日

緑茶事件in kyoto

確かあの方はインドから来られた奥様だったと
思う。
その日の朝、急遽、訪ねて行ってくれと頼まれて、
行って見ると笑顔の素敵な奥様が出てらした。
マンションの一室だったか、すてきな庭があったか、
そういう事は全部忘却の彼方なんだけど、忘れられない
一つの事が未だに我が海馬に住みついている。

着いてすぐ日本語レッスンと思いきや、
『まず、お茶でも•••』
奥に東南アジア系のお手伝いさんがいて、早速お茶を
運んで来てくれた。
『(日本人だから)緑茶がいいですね』
まるで私の方が言葉が不自由?のように私は黙って頷いて
いました。
さて、運ばれたお盆には緑茶に添えて、なんとお砂糖が
やってきました。

あの《白熱教室》で有名なコロンビア大学のシーナ•アイエンガー
さんの著書【選択の科学】のなかには緑茶事件として面白い経験
が取り上げられている。
シーナさんはしばらくの間京都に滞在していました。
ある時喫茶店に入って、緑茶を頼みます。
『お砂糖を入れて飲みたいので、お砂糖をお願いします。』
『お客様、緑茶はお砂糖を入れません。』
『ええ、知っています。でも、甘くしてのみたいのです。』
しかし、同じ説明が繰り返しおこなわれた。
緑茶は甘くして飲む物ではありません。
それでも•••という私、店員は奥に行って店長に何やらヒソヒソ話。
やがて、店長がやって来て、
『御客様、あいにくお砂糖をきらしておりまして。』
『じゃー、珈琲をお願いします。』
やがて、運ばれて来たコーヒーにはお砂糖がそえられていた。

これはあの伝統を重んじる京都での事で、さもありなん!という
事ですが、シーナさんがこのエピソードを取り上げた本意は
•••人が選択を迫られた時、家庭生活や職場、又潜在的に日常生活
のあらゆる側面に照らし合わせて行う。
個人主義の国でも、集団主義の国でもこれと同じような個人的選択
や社会による影響のパターンがみられる、と仰っています。
この場合は単にこのお店は緑茶の習慣を教えたかったか、この事で
シーナさんが恥をかかない様にときずかっての事だったかも
しれません。
そして、もっと言えば、京都の伝統をこう言うところから、崩して
いってはならないという自負なのかも•••
変えないという選択の自由が京都を保っている•••のかも。

2014年10月8日水曜日

soybean farm

大豆で創ったお味噌を主体に食事と
デザートを提供して居るお店に初めて
入ってみました。
今日はランチ。
ロールキャベツの白味噌スープ
です。
お握りに味噌を漬けて食べるのが美味しかった。
味噌スープはちょっと甘いかな〜。

2014年9月27日土曜日

訂正して、お詫び申し上げます。

9月24日の"白馬の地元の人に人気です"で
取り上げた蕎麦店の名前は《岳人》ではなく、
《山人》です。
読み方は・・・やまと・・・。
実際、超絶美味い!!!
蕎麦通の山男達が、ウオホホ!!!と喜びに
咽びながら、食べていたから本物です。
皆が"もり蕎麦"と言うのに、蕎麦がそんなに
好きでない私一人が"熱い蕎麦にトロロ掛け"を
頼んで顰蹙を買いました。

で、ついでに、しばらく前に書いた角田光代さんの
本の名前は《8日めの蝉》ではなく、《7日めの蝉》
のようです。
そうすると、ずいぶん寓意が違ってくるな〜・・・
申し訳ございません。
iPadから送信

2014年9月26日金曜日

高原の花は発色がいい。

ヤブの中に分け入って行って、
ひっそり咲いている釣船草を発見。
余程の知識が無いと見つけられない
珍しい植物だそうで、ツリフネ草と
いうのだそうです。
高原の花は色が美しい。
何故かと言えば、紫外線が強い
ので、抵抗する為に色を強く
するのだそうです。
こんなこと当たり前でしょっ、と言う
感じで説明するのを聞いていて、専門家と言う人は
ヤッパリ、凄いと感じました。

白馬のフシグロセンノウ

植物の先生の後ろを歩いた
ので、この収穫。
いろいろ教えて頂いたのに、
覚えられない。
これはフシグロセンノウ。

珍しい植物発見

サラシナショウマ
ペンションの周りは冬支度
大量のマキを束ねたソバに咲いている
のを発見。

かりがね草

朝早く起きて散策。
かりがね草を発見。

2014年9月25日木曜日

石神井山荘近辺

朝から雨。
一面、けぶっています。
今日は一日中雨だそうで、山には
登らず、お昼すぎには麓に下りる
予定です。

2014年9月24日水曜日

八方温泉

先月の21日に始まった八方温泉。
露天風呂です。
とろっとしたお湯で気持ちがイイ。
いつまでもポカポカ。
山小屋は寒い。

白馬の地元の人に人気です。

白馬町の人気蕎麦店
【岳人】
お酒のおツマミにこの漬物を
出してくれました。美味しい。

黄金色の信濃大町

収穫を迎える畑を眺めて
今年は豊作?なのだろうか
と訝る程の黄金色。
もっと手前の諏訪辺りでは
もう収穫が終わって、干す作業が
終わっていた。
それでも遠くの方では藁を焼いているのか煙が一筋上がっている。
その前の土手を女性ランナーが
ひたすら走っていた。
長閑だ。

2014年9月22日月曜日

距離の感覚を失う事

実家から歩いて10分ほどの距離に私が通った小学校がある。
あれからほぼ45年たっているから、大きな様変わりは当然で、
今歩くと、昔ここに何があったか思い出せない場所もあるし、
記憶の底に沈んでいる昔ここで鬼ごっこして遊んでいたな・・・
確実に此処だ・・・というところもある。
その頃は原っぱで所有者は誰かも分からない処で、なんであるのか
分からないけど、やたらドカンが放置してあった。
そんな処で日がな一日遊んでいた。
そして、よく犬の糞を踏んでしまった。
あの頃は野犬が多く、私は学校の帰りに何度も追われて転んで、膝を
擦りむき泣いて帰った覚えがある。
戌年の癖に今でも犬が怖いのはそのせいだ・・・と思っている。

昔通った学校が意外に小さかった、とか、校庭が狭かったというのは
よく聞く。あの頃は肉体的に子どもだったから目線が低かったのだから、
長じて背がいくらか伸びている事を考えても距離感や広さの感覚は
違って当然・・・という会話の帰結になるのだけど、
果たしてそれだけなのだろうか?

私の今住んで居る家は建て替える前は入口が南側のバス通りに向いて
いたのだけど、今は西側の路地に開口部があって、当然番地表示も変わ
った。大谷石の門を出てバス通りに出るこのルートを使っている頃、
駅まで行くのがとても遠くて、自転車か、もしくはバスでが普通だった。
ところが南側よりわずか5mも駅までの距離を稼いではいない西側の入り口
になった途端に駅まで歩くというのがなんでもなくなる。
子供が大きくなっていて抱っこしたり、手を引いたりしない頃だった・・・
とか、借金を背負ってバス代を払うのが嫌だった・・・とか、駅まで
行かないとその頃自分的に流行っていたケーキ作りの材料が揃わなかった・・・
とか、新たに始めた仕事に夢中で駅まで歩くのはなんのその・・・だったとか。
いろいろ理由はあるのだけど、これらは全て心理的なもの。
大人になってからの距離感や広さの感覚は専ら気分。

今の住宅事情と荻窪近辺の家の建て替え・・・しばらく歩かなかった
路地に入って見ると、私が気に入っていた昭和時代?の家が更地になり、立派な
家が取り壊されて何軒かの鉛筆のような上に上に伸びた狭小住宅が立ち並んでいて、
最早、ここに住まい始めた頃のノスタルジーもなくなってしまった。
ここの路地を曲がると立派な桜の木があって、季節には薄紅色の花を咲かせて
したを歩く人の目を楽しませてくれていた。
それが、ある時、ない!
そんな処で住まわせていただいて居るという仲間意識も御近所感もだんだん
なくなって行く。

心が物事をどう捉えるかという事はとても大事なんだなと思う。
そして、今や歩くのが億劫になってきている私は又、距離の感覚が崩れて
きて、バス代が一区間220円になってきているのにも拘らず、疲れたから
いいか〜・・・を理由にし始めている。

2014年9月18日木曜日

『内蔵が生み出す心』

この本の著者西原克成さんは『心はどこにあるか』という
研究をしている学者さんです。
心、つまり感情は脳にあるのではなく、腸にあるのではないか・・・
という仮説をたて、研究している内に確信に至ったのはクレア・シルビア
さんの『記憶する心臓』という報告を聞いてからでした。
クレア・シルビアさんは心肺同時移植を行って生き返った人です。
移植手術後クレアはドナーであるバイク事故で死亡した若者の臓器が
それ自体の意識を伴って、自分の中にあるのではと思えるように
なります。
クレアはドナーである若者の死亡事故を図書館でみつけ、夢の中の
青年と同じ名前であったことに驚愕します。
他の同じ移植を受けた人たちとのグループミーティングでは生活習慣が
術後変わり、バナナが好きになったり、綺麗好きだったのが、それほど
執着しなくなったり、又ある人は引っ込み思案で内省的だったのが、
おしゃべりでやんちゃになったり・・・とその変化を報告しています。

こういう事をディーパック・チョプラ博士は"経験はわれわれが自分の
内に取り込むものであることから、細胞には記憶が染み込んでいる"
従って、細胞を体内に取り込めば、同時に記憶までをも取り込むこと
になる・・・といっています。

『生命は腸から発生します。』
生命体とはエネルギーの渦がめぐるとともに個体のパーツが発生、成長、
リモデリング(新陳代謝)する仕組みのことで、これによりエイジング
を克服する仕組みです。個体の丸ごとの作り替えが遺伝現象であり、通常は
生殖を介する・・・。
エネルギーの渦が巡るというのは高等な脊椎動物では細胞呼吸と解糖の
ことで、ともに腸から吸収した栄養を好気的(酸素を使って)または
嫌気的に(酸素なしで)分解して得られるエネルギーを生命活動に利用
している。このエネルギーはもともと植物が太陽光線によって、光合成で
作っていたものが、食物として腸から消化、吸収されることで得られる
ものです。

ある患者の話ですが、重症の痴呆と皮疹で白血病の診断のもとに内科で
治療を受けていた老人が歯周病の歯を10本ほど抜いて、すべて治って
しまった症例やひどいジンマシンで悩んでいた女性が口呼吸を鼻呼吸に
あらためただけで治癒してしまったというのがあります。

腸の特徴とその機能を無視すると、直接脳や皮膚等体壁系に影響して思考
や思想、精神を障害します。一方、腸の機能が種々の理由で衰えて、腸の
門脈の酸素不足になると、内臓から活力がうしなわれます。そして、心の
病になるのだそうです。

人はもともと原始脊椎動物の軟骨魚類のネコザメから発生した・・・と言われて
います。その鰓から、肺や心臓が出来てきて内臓その他もつくりだしてきています。
人間の身体は一本の長い管であるとよく言われますが、その通りでその内壁と
外壁の筋肉の働きで各器官が出来ているらしいのです。

その中の腸は最も重要で、一日に一兆個の細胞が作り替わるリモデリングで
生命が維持されています。

骨休め不足の内臓下垂、
腸を冷やす冷たい物中毒、
噛まない雑な食べ方、
口呼吸で腸の内臓筋を痛める、
これらのことにより、生理痛、子宮内膜症、頭痛、片頭痛、ノイローゼ、
うつ病と言った、副交感神経の変調による心の病が訪れます。

口で呼吸が可能なのは哺乳動物では1歳以後の人類だけだそうです。
これが人体の仕組みの最大の弱点になっているそうです。

つまり、口呼吸と腸を冷やすことで、扁桃のM細胞から、とめどなく常在菌が
白血球に乗って身体をめぐるのです。骨休め不足では骨の中で血液を作る
仕組みが上手く働かずに白血球がくたびれてしまうと、この常在菌がからだの
あちこちで悪さを始めるのだそうです。

でも、(骨休め不足)とはいい言葉ですね〜、(過労)とか、(働きすぎ)
とは言わずに骨休め不足・・・。人を労わるにはいい言葉です。
さて、私はナルベク、口呼吸をせずに鼻呼吸をする練習をしなければ・・・。

2014年9月11日木曜日

小林秀雄の左翼批判?

小林秀雄先生が学生の質問に答えられてこのように応えて
おられます。
学生;僕は死ぬまでに生まれて来て何が良かったかという事を
掴みたいのです。理想です。
こういう質問に答えて、
小林;では、こういう話をしましょう。
僕は理想など抱いた事はない。貧乏で、女を養うためもあって、
大学のときから、僕は自活していた。原稿を書いて、金に変えて
いた。・・・
僕には理想などなかった。僕が原稿を売らなきゃ二人は暮らして
いけなかった。
そして、これからが本題なのです。
その頃の時代は左翼が盛んな時でした。いっぱい左翼がいた。
左翼はみんなお金をもっていた。どうして、あんなにお金を持って
いるのか僕にはわからなかった。そして、左翼は空想していた。
日本を共産主義にしようという空想に燃えていた。
そして、彼らは生活に困らなかった。その金はどこから?みんな親父
からだしてもらっていた。稼いでいる左翼の奴なんか一人もいなかった
そして、一気に答えに向かいます。
僕には理想がなかった。それが君への答えだ。そんな生活をしている内に
だんだんと僕の中から理想が育ってきたんだ。埋め草原稿を書いている
うちに、もう少しうまく書こうと思うようになったんだ。

一生懸命何かに向って努力をするうちに、創意工夫が生まれる。
そうやって実感のある生活をしていることが理想ということでしょうか。
何かを発明することや、結果にこだわるのではなく、そういう生産のある
生活の中に理想がある。
とかく空理空論の中に充実を見出し、空想に陥り勝ちな若者を戒めての
言葉であったのではないか・・・。

2014年9月10日水曜日

小林秀雄『学生との対話』

太平洋戦争の敗北から10年程過ぎた頃、世間では『世代の断層』
という言葉が流行っていました。
この頃の20代、30代の間では明らかに人生観に相違が見られました。
依存した伝統は崩れ、頼るべき目標もなく、新しく実現すべき
社会の姿も見出せない状況にありました。
学園では思想は混迷し、イデオロギッシュな議論が横行して、誰もが、
抽象的で概念的な理論のやり取りに陥っていました。
そんな中、同じ志を持った学生達が『国民文化研究会』を結成して、
霧島で第一回『合宿教室』を開催しました。
この趣旨はいままでの日本の古い文化や伝統にもう一度向き合い、
問いただし、自己確立を図ろうとしたのです。
そして、この会の催す『全国学生青年合宿教室』(4泊5日)に昭和36年
から53年にかけて夏の暑いさなかに小林秀雄氏は5回も出席なさった
そうです。講義は朝8時半から2時間。小休止を挟んで、約一時間、学生の
質問に答えられた。
この時、全国から学生が300名、400名と集まったそうです。
この合宿教室を主催した国民文化研究会の理事長、小田村寅二郎はこの会を
"貧乏学生の集まり"と言っていたが、世間では『昭和の松下村塾』と呼んで
いたそうです。
しかし、何故こういう動きが日本の西側で起こるのでしょうか。
何故日本の中心と言うべき東京で起こらないのでしょうか。
思えば、ハウステンボスが出来たまさにその年に九州を目がけて車を走らせた
時、真っ先に有田焼や伊万里焼の窯元を訪れて、その堅牢な伝統に驚きました。
有田焼や伊万里焼のあの藍の美しさを観ると、何故か明治維新を考えて了う。
こういう伝統に根ざした職業に支えられている生活の場には、良くも悪くも、
少しも揺るがない価値観が息づいているのではないか・・・。
良く聞く"九州の封建制"・・・例えば、女の物と男の物を一緒に洗濯したりしない
というのはつい最近まで聞いています。いや、まだそうかもしれません。
女は黙ってついて来い・・・という気は裏を返せば、男が全責任を持って
家族を、社会を守るという気概の表れでは・・・。
阿部第2次内閣に女性が6人も入って、一気に支持率が跳ね上がったのは
凄い事です。こういう時代に何を言うか!・・・と叱られるでしょうが、まさに、
女性の時代になった事は女の幸せなのか・・・。

さて、この昭和30年代の講演録が何故今、本になり出版されたか・・・。
実は小林先生は講演内容を勝手に人の手で纏められたり、解釈される事に
違和感を感じられていて、録音、筆記その他の行為を禁じておられました。
生涯一行も書かなかった古代ギリシャの哲学者ソクラテスを引いて、文字で
書かれた言葉はいつも同じ顔をどんな人の前でも曝しているだけだと、書かれた
言葉より話し言葉の方を重視しておられました。
余談ですが、あの巨人小林先生でも噺家の5代目古今亭志ん生の『火焔太鼓』
のレコードを擦り切れる程に何度も聞いて間の取り方や自分の伝え方を
学んだそうです。小林先生の口調は志ん生さんによく似ていたそうです。
いやはや、聞きたかったですね〜、その肉声が。
で、だからこそ、他の人の手になる自分の講演録を文字にしたくはなかったのでしょう。
しかし、どうしてもこの素晴らしい講演内容を雲散霧消したくないという
主催者の考えで秘密裏に録音をしていたのです。
単なる商業主義ではなく、どうしても世の若者に読んでもらいたい、聞いて
もらいたいという一途な思いです。
そして、今ご家族の同意の元に陽の目をみる事になりました。
素晴らしいです。

2014年9月1日月曜日

鎌倉 雪の茶屋

久し振りに鎌倉に行って、たまたま見つけた"ハンバーグ店"。
最近肉が不足・・・と感じていたので、迷う事なく入りました。
所がこれが大当たり。こんな旨いハンバーグ、食べた事がない!
というまるで、宣伝文句のような使い古した感想で申し訳ない
けど、本当に掛け値なしに
『美味しい‼』
そして、デミグラスソースが当たり前だけど、美味しかった。
鎌倉黒毛和牛のハンバーグだけど、肉が美味しいからデミグラスも
推して知るべし・・・というところですね。
付け合わせの目玉焼きもいい具合に黄身が焼き上げてあって、ご飯は
ワザワザお釜で炊いているとか。
又直ぐに食べに行きたいお店でした。
それから、腹ごなしに鶴岡八幡宮に散歩にいきましたが、わずか5分ほどの
ちかくに位置していていたのですね。
今はハスの花がちらほら。
花も端境期でしょうか。

夏も終わりだろうか。

角田光代さんの有名な小説"8日目の蝉"は蝉の短い命を、
又は役目を終えると潔く消えて行く・・・という宿命を
暗示して小説を進めています。
私はあの夏の盛りの"ミンミンゼミ"の最期のミーンという鳴き声に
ちょっとイラっとして居ました。
あの暑さを助長するミーンという引っ張り方に他の大きな生物の
嫌がらせを感じて自分の卑小さに慄いていました。
『夏は暑いよ!』
『俺たち夏の暑さが大好きさ、イエイ!』
『これでもか!』
それでも夏は確実に終わり始めているんですね。
異常気象なのか、毎日の雨と季節ハズレの寒さにさすがの蝉も
慌てている様子。道端には息を耐えて、人間の走らせる車の
下敷になって、哀れな姿になっているのを見かけるようになりました。

ホーシンツクツクの鳴き声に混じって、漸く、カナカナが聴こえて
きました。
昨日は孫がセミの死骸を蟻がエッサエッサと運んでいるのを
見つけてしばらく眺めていました。
『今、一生懸命、巣に運んでいるから、そこ邪魔しないで!!』
蟻はアリなりに冬への備えをもう、始めているのですね。
そんな折、義理の兄が88歳の米寿を祝ったのも束の間、8月30日に
身罷りました。
姉は12歳年上で同じ寅年の兄と結婚して、寅年の息子をもうけました。
同じ干支が家族に3人いると安泰という古くからの言い伝えを
文字通り身に受けて、全うして来たこの家族。ひたすら家族を守ってきた兄も、
ここで役目をおわったのでしょう。
お疲れ様でした。

2014年8月19日火曜日

吉祥寺の“ドンブリオ”

吉祥寺東急デパートの裏にある新しいお店が"ドンブリオ"
私はこういう組み合わせの食事が大好き。
日本人はお米を食べていればよろしい!と考えている私は
お米、出来れば玄米がいいんですけどね・・・と野菜の煮物、
そして、発酵食品のお味噌汁で完璧だと思います。
この日は油揚げとネギの味噌汁、コンニャクとほうれん草の
インゲンと人参とシメジの胡麻和えの小鉢が付いていました。
で、本命の丼はご飯の上にキュウリの千切り、アボカドの
ワサビ醤油味、シャケのほぐしたのが少しで美味しかった。
BGMはなんとアコースフィアのCD"家カフェ"でした。
良い音楽、美味しい食事、静かな店内、いいお店でした。

オマカセプレート、18穀米つき

新宿小田急の半地下にある食堂街。
結構美味しいお店が並んでいて、私は友達と待ち合わせを
したりする時はよく利用します。
でも、久し振りに行ったお気に入りだった『墨の絵』はもう
私の口には合わなくなっていました。それに、高い。
昨日は新店舗が出来ていて、京都のおバンザイ屋さん。
で、930円のオマカセプレートを頼みました。
受付は何故か日本語の上手い外人男性。
いやはや、京都弁でっせ。
しばし待って、案内されたのがカウンター席。
夏でもクーラーの効いたお店では私は温かい飲み物が良い。
なんせ、冷え性ですからね。
えーと、右から温かいコーンスープ、冷や奴にカツオだしの味のゼリー
かけ、トマト水菜などのサラダに鰯焼き物、ヒジキとオクラの酢の物、
コロッケそして、18穀米。
お腹は膨れました。何気ない献立ですけど、其々がキチンとした味付けで
美味しかった。

『海賊と呼ばれた男』

面白い!
興奮して一気に読んでしまった。
『これ、イイよ。』と書店の一番前に並んでいる本、あの平積み
されている本に最近懐疑的だったのだけど、文庫化されて、手に入れ
安くなったのを機会にヤッパリ気になるからと、買い求めて読み始め
たら、本当に面白い。
実在の人の話は説得力があります。
作家百田尚樹さんも最近人気があり過ぎて、テレビ露出度が大。
イマイチ信頼度が上がらない。
でも、これだけの作品を仕上げたのはヤッパリ凄いですねえ。
巻末の参考文献も私にとっても面白そう。この中から選んで読んでも
しばらく時間が潰せそうです。

巻末の解説は堺屋太一さん。
この本全編に流れる政治への不信、支配者の横暴、経済界の庶民を
無視した利益誘導の悪辣さ。経済の根幹を支える石油という商品を
扱う主人公『国岡鉄蔵』は実在の人、出光佐三のこと。
この人の悪戦苦闘の末の道を開く過程はワクワクするし、面白い。
ある時、九州圏の販売の権利しか無いのだから、本州側ではやるな!
というのを『だったら海の上ならどこにも属してないのだからいいだろう』
と、ここで油を積みかえて商売をした。
ここから海賊と呼ばれるようになったそうです。

石油という資源を巡って世界がどの様に翻弄されているのかを知る
のはイマの自分達の置かれた環境がどう変わって行くか、世界が何を
考えているかを知る指針になりはしないだろうか。
堺屋さんはこの本の上巻は歴史を知ることが出来、下巻はまさに自分が
生きて来た『体験』をなぞることだとおっしゃっています。
確かに戦後の話しになると、この時は私は12歳で小学生か・・・などと
その時何をしていたかを考えてしまいます。

確かにこの本のお陰で私が一番掴みにくかった大正、昭和の時代の歴史が
今更ながら明確になったと思います。遅過ぎますけどね。
おりしも、8月17日の産経新聞には
『高校に【近現代史】新設』と報じられていました。
慰安婦問題で朝日新聞が謝罪をしたなど、この時代の歴史が漸く輪郭が
はっきりして来たこともそうだけど、まだまだどころか、イマもドロドロ
している時にこういう文科省の動きはお役所にしては開明的じゃないのか・・・
と思ったりします。そして、高校生の副読本としてこの本を読ませたい。

2014年8月10日日曜日

上弦の月?

夕方の空にポッカリ浮かぶ"上弦の月"
多分、上弦の月?だと思いますが、
イイですねえ。
忙しさにかまけて空を見上げる事さえ
忘れていました。
庭の花がひっそり咲いているのも
気が付かない。忙しい・・・は正に
心を亡ぼすのですね。
もう、いい加減、ゆったり暮らす年齢
になりました。変わらないと。

大きくなっています。

黒アゲハの幼虫が大きくなっています。
鉢植えの山椒の木が食い尽くされて、
この後が心配になり、山椒の木の下に運び込みました。
上手く移ってくれれば良いのだけど。