Acousphere Live 2016.10.11 吉祥寺Star Pine's Cafe

2016年10月11日(火曜) 吉祥寺スターパインズカフェにてスペシャルライブイベント「Acousphere with Friends」を開催します! 
Acousphere Recordに所属するアーティストが一同に集うライブをお楽しみください!
日にち:2016年10月11日(火曜)
場所:吉祥寺スターパインズカフェ 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-20-16 B1
出演:Acousphere / Acoustic Sound Organization / Aerial / Sonascribe
時間:Open 18:00 / Start 19:00
前売り ¥3,900+1drink / 当日 ¥4,900円+1drink
詳細はこちらをご覧下さい!

2016年8月9日火曜日

《水寂び》と《潮寂び》

日々、司馬さんの造語力の凄さに圧倒されている私ですが、この
2つの言葉《ミズサビ》と《シオサビ》には思い入れがあって、ほお〜
という溜息がでてしまいます。
〈蘇州の美しさの第一は民家である。・・・城内の運河はいずれも
狭い。水に浸っている岸は、積み石で固められている。・・・
民家は運河の淵に密集している。どの民家も、白壁に暮らしの膏(あぶら)が
染み付いていて、建てられて何百年も経ている家も多いだろうと
思われた。古びて陋屋になりはてた家ほど美しく、その美しさは
水寂びと言えるようなにおいがある。
潮寂びのベネチアとは、そのあたりでもちがっている。〉

さらに、この賛美は続きます。
〈レンガは露わではなく、その上に漆喰を塗り、その事でレンガ壁を強くするとともに
雨が染み込むことを防いでいる。・・・どの家も日本で言えば、近世城郭の白亜の塗り
の櫓のように、ぶがあつく、中国における他の奢侈建築に見られるような無駄なー力学
構造ーとは無縁の遊びがまったくない。・・・蘇州の白い壁は古びれば、どこか哲学的
な味が出てくる。
圧倒的な言葉の羅列!
司馬さんの美を愛でる言葉は艶やかな薫がありますね。
あの時、こういう言葉が有れば、油絵の先生を納得させることができたのに。

ベネチア旅行から帰ってきて、印象に残ったのは、まさに潮寂びのレンガの家。
今にも朽ち果てそうな、地下から一階部分の壁のなんとも形容の出来ないレンガ
の美しさに感動した私は教会の建築や、絵画や、彫刻には眼もくれず、朽ち果て
ようとしている家ばかりを写真に収めて来ました。
その中から選んでこれを描きたいと私が言った時のせんせいの言葉は驚きの一言。
『これを描くのですか?』
それから、お互いに無言。
でも、家で一人で描いて、額を買い、わがやに飾っています。
美を愛でる基準は個々人で良いのですよね。
先生はチョット変わった生徒に言葉がなかったのでしょう。
今はもう、この世のヒトではありません。でも、生きてらしたら、会いたい
懐かしい先生です。

福原愛さんおめでとう!

福原愛さん、もう27歳になるのですね。
安定した集中力を見せて、ストレート勝ちでした。
本当に素晴らしい。やはり、圧倒的な経験値があっての
勝利なんですね。
落ち着いていて、冷静で、途中ミスがあっても、何か呟いて、
平常心を取り戻している。
あのいつも泣きながら、球を打ち続けていた可愛い愛ちゃんが
ここまでにも成長して、大人になった。いや、大人以上の人間の到達度
を感じて、観ている我々は敬意をかんじずにはいられない。
対して、北朝鮮の選手は強いけど、精神の幼さが目立っていました。
大量の汗、追い詰められた顔、福原はあの運動量に対して汗一つかいていない。
我慢、ガマン。
平常心、ヘイジョウシン。
落ち着いて、おちついて。
月並みな言葉で、継続は力なりというけど、こんな言葉ではなく、経験という
積み重ねが大きいのでしょうね。
本当に素晴らしい。日本人に誇りを感じました。
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2016年8月8日月曜日

蜘蛛の糸

家の壁に意外に大きい蜘蛛を発見。
いつもなら、手か新聞紙で叩いてしまうかもしれないのだけど、
今回は芥川龍之介氏の『蜘蛛の糸』を思い出してしまったために、
酷い事は出来ない。
・・・と言うか、あの世にいっても未だ人をだしぬきたいのか、
わたしの為にだけ蜘蛛の糸を御願いするつもりなのか、どうしても、
つぶせなくて、そっと新聞紙の上に乗せて庭にまで運んで行き、
紫陽花の葉のうえに置いた。
覚えておいて下さいとは言わなかったけど。

近年、芥川の作品はアメリカで翻訳され、村上春樹さんと同じ様に
好評なんだそうですね。ただ、村上さんと同じ様に英文にし易いように
書かれているわけではないので、訳が難しいんだそうです。
日本語らしい格調の高い
文章ですから 。
『羅生門』などは特に人気ですが、これは黒澤明さんの映画による
ところが大きいのでしょう。
ここに出てくる3人の証言が皆くいちがって誰が真実を言っているか
分からない。藪の中なのですから。
わたし個人としては『トロッコ』が一番思い入れがあります。
一人で暗い夜道をトボトボ歩くという心細い思いをした事があって、
忘れられませんねえ。
ともあれ、蜘蛛は5匹位は助けてキャッチ、アンド、リリースしないと
1本では足りないかも。

2016年8月1日月曜日

ポケモンの師匠

KAI日本語のパーティで偶然お喋りしたこの坊やは
ここで働く先生のお子さんらしい。
ポケモンのシャツを着ているので、話しかけたら、
『チョット貸して』と
指導してくれました。
『アイテムをゲットするボールが一つもないの』
と言ったら、
『同じところで少し待てばもう一度獲れるよ』
と教えて呉れました。
ポケモンのシャツを着ているディープな男の子です。
カメラに撮っても良い?と聞いたら、
良いよ!と屈託無く、ポーズ。

夏のkAI日本語学校のパーティ

今年もOGとして参加しました。
大久保通りは相変わらずアジア系の学生さんで賑わっていました。
そして韓国料理店の多いこと。
チョットした南大門市場のようで、ここだけ東京ではありません。
今は日本語学校に入る外国人が多いそうで、大盛況だそうですよ。
そして先生も足りないらしい。
で、昔の仲間が結構現役で教えている事に感動です。
私はもう、無理ですねえ、何も覚えてないし。