Acousphere Live 2016.10.11 吉祥寺Star Pine's Cafe

2016年10月11日(火曜) 吉祥寺スターパインズカフェにてスペシャルライブイベント「Acousphere with Friends」を開催します! 
Acousphere Recordに所属するアーティストが一同に集うライブをお楽しみください!
日にち:2016年10月11日(火曜)
場所:吉祥寺スターパインズカフェ 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-20-16 B1
出演:Acousphere / Acoustic Sound Organization / Aerial / Sonascribe
時間:Open 18:00 / Start 19:00
前売り ¥3,900+1drink / 当日 ¥4,900円+1drink
詳細はこちらをご覧下さい!

2010年10月30日土曜日

鉄分

最近紅茶を飲んでいていつも引っかかることがある。
何かの本で
《紅茶をたくさん飲むと何かの栄養素が流れ出てしまう。》
というのをショックとともに覚えたはずなのに、すっかり
忘れてしまった。
というのは私はかなりの紅茶好き。

で、2008年に食道がんで亡くなった丸元淑生さんの
《悪い食事とよい食事》を読んでいて、
その項目に出会いました。

“鉄の吸収を悪くさせるのは紅茶で、赤ワインや珈琲も
よくない。食事の時に飲むとよいのは白ワインとオレンジ・
ジュースで、ビタミンCを含むオレンジ・ジュースは鉄の
吸収を助ける。”

あれから25年もたっているのですねえ。
彼の
“丸元淑夫のシステム料理学”は
あの頃、私の生活に随分役にたってくれました。
なのに、すっかり忘れてしまうというのは!
“忘却とは忘れることなり”なんて言っている場合ではありません。

で、再度読み返しましたら、1980年代の本なのに、
今人気の分子生物学の福岡伸一さんの説と符合する
ところがあるのですね。
福岡さんがおっしゃるように人間の身体の真実は変わらない、
変わるのは私たちの理解する言葉が変わる・・・ということ
なんですねえ。

で、再認識したのが鉄のところ。
『平均的な成人の体内に存在している鉄の量は3、5〜4、5gに
すぎない。
小さじ10分の一の量である。
そのわずかな量の鉄が20兆にものぼる赤血球のヘモグロビンを
構成していて、毎分一億1500万個のヘモグロビンが新しく
つくられている。
・・・・
ヘモグロビンによって、全身の細胞に酸素が送られるが、この活動
をしているのは75%で、残りの25%は肝臓と脾臓と骨髄の
なかにフェリチン(鉄タンパク質)とヘモシデリン(血鉄素)の
かたちで保存される。
・・・
鉄は体内でリサイクルされている。
鉄がうしなわれるのは排泄ではなく、
皮膚の表面の細胞の欠損と呼吸によってである。』

で、この後、どう食べたら良いのかというところでは
鉄にはヘム鉄とノンヘム鉄の2種類あって、
ヘム鉄は動物性食品にしか含まれていない。
ヘム鉄は植物性食品のノンヘム鉄より吸収されやすい。

そして、ヘム鉄がノンヘム鉄と一緒に摂取された場合は
ノンヘム鉄の吸収を助ける。
牛肉やレバーや鶏肉などをわずかでいいから、野菜料理と
食べ合わせることが重要らしいんです。
で、野菜はピーマン、ブロッコリー、ほうれんそう、蕪の葉など。

さて、今晩の夕飯は?

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2010年10月28日木曜日

思い込み

最近何気なくボーッとテレビを観ていたら、
なにかドキュメンタリーをやっている。
難病を克服して、家族とともに御商売を続けている
という人の話しをかれこれ10分もやっているから、
ドキュメンタリーなんだろうと思って観ていると
なんだ、サプリメントの紹介だった・・・なんてこと
多いですねえ。
で、これを飲んでいると本当にいいですよ〜と何度も
繰り返されるから、その気になってしまう。

その度に思うんですよね。
いやいや、そういう事を始めたら、あれもこれもに
なるだろうし、きりがない。
そして、錠剤を飲むだけで健康になろうという怠け心
がいやだ。

こういうものを飲んでおいしいと思ったり、よく効くよ
というのも実は本当なんでしょうね。
ただ、他人(ひと)の話しや好みは千差万別。
そして、そういう体験談はえてして
“思い込み”が激しいもの。

今は情報が多過ぎてどれを取ったらいいか分からない。
取りあえず、人の意見や体験談は聞こうと思うけど、
振り回されないような確固とした知識をもちたいと思う。

“牛乳神話”をどう捉えるか。
牛乳はほっておくと上に油脂分が浮いて分離するので、
製造段階でこの油脂分を乳化させて、肌理の細かい分子まで
もっていく。
これが、肝臓、腎臓で濾過する時に編み目にひっかかって
体内に残りきれいに体内から除去されないから牛乳は
あまりのまないほうが良い・・・というのが私には
一番納得できる論拠だけれど、ベジタリアンにとれば、
それは動物の身体だからいけないという。

塩の取り過ぎで東北地方では高血圧が多いというのも
イコール塩の取り過ぎはいけないになっているけど、
これも諸説あって、
《日本人には塩が足りない》という本も堂々と出ている。
東北地方イコール塩の取り過ぎ、つまり漬け物ばかり食べている
という実情を外国の学者が調べてそれを根拠に
塩の取り過ぎが高血圧を引き起こしているというのだが、
これはまた後にまわすとして、

今回、産經新聞によれば日本酪農協会が調べた結果、
《牛乳を飲まないひとより、牛乳を飲んだ人のほうが成人病
になりにくい》と発表した。
この酪農協会というのも何かひっかかるけど、よくよく、読んで
みるとその根拠は
《牛乳を飲むと、それで満腹感があり、他のものが入らなくなる
ので結局量として少なくなる》
これはお話になりませんねえ。
酪農関係者頑張れ!

2010年10月25日月曜日

オヤジの好きな赤烏帽子

村上春樹さんは1978年の4月、神宮球場の試合を
観ていました。
ここは言わずと知れたヤクルトの本拠地。
ここで彼はビールを飲んでいました。
ヤクルト・スワローズのデイブ・ヒルトンが完璧な
ヒットを打ちました。
この時の気持ちのいい高揚感の中で彼は思います。
《よし、小説を書こう!》

その頃我が家は家族全員で神宮球場詣でをしておりまして、
信濃町でJRを降りて、絵画館の前を通り過ぎ、子供2人は
おやつをリュックの中に入れて歩いていきました。
そうそう、あのリュックの中には紙吹雪もたくさん
入っていました。

しかもいつも陣取るのは外野席の応援団の後ろ。
あの頃はペンキ屋である《岡田さん》という人が
応援団を指揮していて仕事のかたわら全国を追いかけて
いました。

オヤジは例のごとく、ビールを片手にメガホンを持って
ヤジを飛ばすという正統派。
子供はちょろちょろして、ここで食べるカップラーメンが
お目当てでした。

あの頃は単純で良かったな。
カップラーメンに入れる給湯器が何故かトイレの上手に
あって、カップにお湯を注いでいる間にツーンとした
臭いが上がって来ました。
でも、そういうことには関係なく、あのカップラーメンは
旨かった。

想い出というのは"貧しい"という形容詞がくっついていると
なぜにこうも美しいのか。

応援している球団が日本一の"巨人"ではなく、どちらかというと
あまり強そうでない、だけれど、若松や古田などに代表される
地味だけれど、謙虚で、日本のサムライのような良さを
持った選手らで構成されているこの球団が好き。

そして、やはり、村上春樹さんもこの球団が好きというのは
《自立を目指していた・・・》という彼の一端を現している
と思うのです。
強いだけ、
強さだけを求める、
強い為になんでもする
強い所に拠っていく、
一応強ければ大丈夫だろう、的な
表層的な面だけを観て生きていくことの危うさ。

それは違うんじゃないかな、と思ったら、
その波に乗らない。
孤立してもいかない。

今若者たちは考えています。
そして、いままで頼ろうとしていた大きな何かが
崩れて行く時代の中で図らずも自立ということを
考えさせられているのでは、
好むと好まざるとに関係なく。

あの応援団長の岡田さんも亡くなり、時代はかわりました。
我が家のオヤジはいまだに神宮詣でをしております。
家族に見捨てられ、流石に紙吹雪を作るのも辞めておりますが、
ヤクルトに付き物の青い小さい傘をリュックの後ろに突き刺し、
メガホンを入れ、球場の中で買うと高いからと
カップ酒を一つ入れておつまみ少々を携えて、
嬉々として参戦していますよ。
ははは・・・




2010年10月24日日曜日

自立という事


村上春樹さんは
"個人として自立すること"
を一つの目標として生きてきたそうです。
22歳の時結婚をして、どんな組織にも属さず
借金をして、自分でジャズ喫茶を開きました。

7年後に《風の歌を聞け》でデビューしますが
文壇には日本文学を破壊しているといわれて
攻撃されます。
多くの読者を獲得しているにも拘らず。

私も最初受け入れがたい本だなと感じて
いました。
《なんでこんなにみんながいい!
と言うのか分からない。》

確かに三島由紀夫とか川端康成とかの
美しい文章に慣れ親しんでいる今までの
古い?読者には受け入れがたい。

そして、1986年頃にはかなり名前が知られる
ようになります。
で、日本での軋轢を避け、ギリシャ、ローマと
居を移します。

その後
彼はアメリカに行き、4年半を過ごすうちに
思います。
《アメリカやヨーロッパでは人が個人として、
自立するというのは、言わば自明のこと。
つまり、日本を出て、アメリカにやってきて、
個であることをあえて希求しなくてもよくなった。》

私が好きな作家である丸山健二さんは
やはり、2年間の会社員生活を過ごして、
組織というものの難しさを感じ、作家生活を
始めるのですが、一風変わった作風で売れないという
生活を余儀なくされます。
今、別の意味で、つまり《安曇野の白い庭》に代表される
作庭で脚光をあびています。
彼も別のやり方で個人の自立を考えていました。

丸山さんは安曇野に身をうずめてしまいますが、
村上さんはさらに求めます。
《個であることをあえて希求しなくてもいいのなら、
じゃあ、その個人として、自分はいったい何を
すればいいのか・・・という命題が生まれた》

個であることは人生の目的ではない。
一人の個人としてなにをなしうるのか?
それが僕にとっての命題になった
とおっしゃっています。

アメリカに住んで思う事は
アメリカという国は立派ではない側面もあるけど、
ポジティブにインスパイアしてくれたこと。
社会から逃避することは出来ない、
このことを実感として叩き込まれたのだそうです。

そして、ポジティブで建設的なものを指向して
書いたのが
《ねじまき鳥クロニクル》

で、次回も村上さん

2010年10月21日木曜日

ひどい、著作権!

昨日のGIGAZINに載っていた著作権の問題
本当にいやですねえ

アメリカ映画などに出てくるお誕生日のシーンに
《HAPPY BIRTHDAY TO YOU》を歌っている
シーンが出て来ないのはどうしてかご存知ですか?
というのが最初の出だしなんですが、

もともと曲があって、これに単に歌詞をつけただけの
この歌詞に著作権があり、これを一回使うと大体5万円ほどの
著作権料が発生するとか。
HAPPY BIRTHDAY TO YOU
HAPPY BIRTHDAY TO YOU
HAPPY BIRTHDAY DEAR ・・・
HAPPY BIRTHDAY TO YOU
というたったこれだけの歌詞に
一回使うと金よこせ!
というのはどうなのか

今この著作権をもっているのはワーナーだそうですが、
この著作権料で年間200万ドルを稼いでるそうです。

中国のような著作権無視の世界は問題外ですが
おおかたは
この著作権で苦しめられています。
元々弱者を守る筈のこの権利が
強者の弱者イジメになっていて、
こんな濡れ手に粟のような金儲けは
感心しませんね。

折しも漫画家の《佐藤秀峰さん》の言い分も読みました。
かれは社会派?漫画家で
《ブラックジャックによろしく》という
優れた医療漫画を書いています。
しかし、その内容はかなり重い。
元気な時でないと読めないのですね。

で、出版大手に対する憤りを書いています。

コミック漫画の構想を練り、自分で作画している人の
権利がたったの15%ほどで、あとは出版社の儲けであると
いうこの構造は出版社の横暴ではないか。
確かに昔は出版社に作家が作品を持って行って
本にしてくださいと頼んでいた時代がありました。

作品を作った人は編集者に頭が上がらなかった。
機嫌を損ねればだしてもらえない。
そこで本になっても幾ばくかの見返りで
我慢をしていました。

確かに出版社の方も本を出すまでに
たくさんの人の手を煩わせてできあがって
いるのですから、それなりの利益は必要でしょう。
どの位の売り上げがあれば経費のなん%が解消できて
どのくらいの収入で潤うのか。

いつの間にかお互いの権利関係の平等が崩れ、
フェアーではない儲けの取り分になってしまって
いるのでは。

ここに、長い慣例や常識という名の非常識が
まかり通っている。
どこの世界もこの非常識が次世代を苦しめているのですね。
そして、大手はどっぷりあぐらをかいてしまった。
今、彼らはこの利権を必死に守ろうとしています。
しかし、時代は変わっています。

佐藤秀峰さんは新しい事にチャレンジしています。
インターネットでこの
《ブラックジャックによろしく》を
配信しています。
凄いことです。

私たちはこの漫画をインターネットで読めるのです。
そして、これはこの権利を持っている人がきちんと
取るべき利益を取得できるのです。
佐藤秀峰さん、よくぞ頑張ったと思います。

新しい風が吹いているんですね。



2010年10月20日水曜日

《読書家》

昨日の"松丸本舗"に行って感化されました。
松岡正剛さんの提示することはとにかく
既成概念に囚われない・・・という事。

本の提示の仕方、
この人の場合は本の背表紙を捜す人の前に
見せて並べるやり方。
平積みはあるけどこういう背表紙見せは
いままでありませんでした、と丸善側からは
言われたそうですが。
勿論、平積みもありますけど。

『やったことがないならやりましょう!』
とのひとことで松丸コーナーができた。
その他、本のくくりのしかた、書棚の工夫
書棚は昔の古めかしい大きな家のそれのような
雰囲気を醸し出している。
なんかカビ臭いあれ!ね。

ダメだったらやり直せばいいじゃないですか。
として始まった本の編集、提示の仕方。
実に面白く拝見させていただきました。

そして、ここには多くの受け手の読書家がいる。
この読書家が今や自宅でブログを書きつつ
なんらかの僅かな収入を得る時代になっている
らしい。

ブログをまとめて実際に本にする人もいるが、
ブログを書いてそのページが広告になるという。
全く、時代ですかねえ。
私たち読者はそのブログを読んで、ふむふむ、なるほど
なんて感想を抱いたり、
そうかな?なんて思ったり

私はこういう時代にどっぷり浸かって恩恵に預かって
いる割には心のどこかで納得していない。
人との交流は?
実際に対面してない言葉の交流は?
どうなの。と
未だに《これが、どう進むのかな》と不安な気持ちなのだけれど。
明るい未来もありそう。
出版業界もこの松丸本舗を観たら明るくなれるのでは。
だって、ほんとに楽しいもの。

そして、こういう読書家が増えることは一応いいことなんでしょうね。
だって、みんな基本的には暇で、驚きたいのだから。

2010年10月19日火曜日

松丸本舗

今日は東京駅のすぐそばの丸善書店に行ってきました。
松岡正剛(せいごう)さんの主催する本屋、松丸本舗を
観に行ったのですが、聞きしに勝る凄さでした。
本の陳列の仕方が全く違います。
普通は文庫本はブンコボン、
単行本はタンコウボン、
ジャンル別という並び方が普通ですが、
ここは本のワンダーランド。
関係がありそうな、なさそうな本がごっちゃに
置いてあるのに猥雑な感じがまったくしないで
何か楽しいのはなんででしょう。
そして、難しげな本の間に漫画が置いてある。

書棚も何か楽しく、百葉箱のような作りになっている
扉がついていたり、ちょっとおどろしいフランス人形が
寝かせて置いてあったり、棚の並びも一様ではなく
縦横無尽に置いてあって、
あれ、さっきの棚はどこ?と迷ったり
全く楽しませてくれますねえ。
こういう所は万引きなどの心配はありませんからね。

ここには地方からくるヒトも多いと見えて
キャリアーやボストンバッグををもってくるヒトもいるらしい
と聞いていましたけど、
いました。

ここで、大変な量の大人買いをするヒトがいるらしい。
私もちょっと大人買いをしてしまいました。

丸善は元々洋書専門でしたし、今もそうですが、流石に洋書が
多いというか充実していました。
そして、ホホオと関心して手にとったのが、日本のアニメの
英語版。
"one piece"などの漫画もありました。

松岡さんは読書技があっても良いとおっしゃっておられます。
色々な読み方があると言います。
読書は編集。
気に行った本があると、必ず3冊を同時に読んでいるそうです。
たとえば、今《東海道中膝栗毛》を読んだとしたら、
コミックの《聖☆おにいさん》(セイントおにいさんと読みます。)
やいとうせいこうさんやみうらじゅんさんの《見仏記》
を一緒に読むとか。

とにかく一度行くと刺激されますよ。
今夜も読書が楽しい。

2010年10月18日月曜日

Test


こちらのブログを開設するにあたって、
ただいまテスト中です。
孫のかわいらしい画像を
掲載しておきますが、
ブログとは関係ありません。
本開設まで、
しばしお待ちください!
by このブログ作者の息子

引っ越しました。

今後ともよろしく
お願いいたします。

iPadから送信

引っ越した

宜しくね