Acousphere Live 2016.10.11 吉祥寺Star Pine's Cafe

2016年10月11日(火曜) 吉祥寺スターパインズカフェにてスペシャルライブイベント「Acousphere with Friends」を開催します! 
Acousphere Recordに所属するアーティストが一同に集うライブをお楽しみください!
日にち:2016年10月11日(火曜)
場所:吉祥寺スターパインズカフェ 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-20-16 B1
出演:Acousphere / Acoustic Sound Organization / Aerial / Sonascribe
時間:Open 18:00 / Start 19:00
前売り ¥3,900+1drink / 当日 ¥4,900円+1drink
詳細はこちらをご覧下さい!

2016年10月9日日曜日

『街道をゆく』近江散歩

『街道をゆく』司馬遼太郎さんの24巻(近江散歩、奈良散歩)の265ページに
雑華の飾りという表題で『仏教とは何か』を大まかに論じている所があります。
(雑華の香り)
という言葉も凄いです。勿論司馬さんの造語でしょう。
釈迦が説いて、その後200年も経典としては編まれず、その巨大な思想的気分が
残されていた。その後あのシルクロードを渡って、人や物、宝石と共に中央
アジアを渡って、中国で初めて、『華厳経』として成り立つ。中央アジアの砂漠の
国に金髪碧眼の美女が多いのはこのせいである。
面白いですね。ワクワクしてしまいます。
このずっと後に空海や最澄が海を渡って、経典を持ち帰り、日本に広めるのですが、
何という壮大な歴史なんでしょう。司馬さんの『空海の風景』もまた面白いですね。

で、今回は次の項の『光耀の仏』に感動しました。
東大寺の上司海雲さんのこと。
この方は華厳宗の教学執事として、本来哲学や宗教の書に理解の届く境遇にいる。
それなのに、随筆集のなかでは実に虚飾の無い渾身の明るさがある。人間の弱さを
平たく肯定する心の佇まいだったと司馬さんはいいます。
それはどういうことなのか。
この人は悪性の貧血というチョット珍しい難病をもっている