Acousphere Live 2016.10.11 吉祥寺Star Pine's Cafe

2016年10月11日(火曜) 吉祥寺スターパインズカフェにてスペシャルライブイベント「Acousphere with Friends」を開催します! 
Acousphere Recordに所属するアーティストが一同に集うライブをお楽しみください!
日にち:2016年10月11日(火曜)
場所:吉祥寺スターパインズカフェ 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-20-16 B1
出演:Acousphere / Acoustic Sound Organization / Aerial / Sonascribe
時間:Open 18:00 / Start 19:00
前売り ¥3,900+1drink / 当日 ¥4,900円+1drink
詳細はこちらをご覧下さい!

2015年8月13日木曜日

大人のいない国、日本

2020年のオリンピックの為の国立競技場を巡って、信じられない程の

関係者の無責任ぶりには国民のみんなが呆れてしまったと思う。

特に下村文科相は『だって、僕は大臣だから、みんな言う通りにやって

くれないの?』とでも言いそうな幼い顔つきで、何故5百億円以上もかかる

のかを自分でも十分に説明を受けないまま(のように見えるけど・・・)

とにかくかかるから、出してね・・・と言っているように思える。

で、こんな感じで、この世界を渡ってきたように思える・・・まさかねえ~。


偉くなる、役付になるというのはその実績を買われて、このヒトならやって

くれるだろう、とか、やれる力量を認めた・・・という経緯で抜擢される

のかと思うけど、どうやらそんな単純なものでもなさそうですね。


一流料亭がもったいないからと、料理の付け合わせを使い回しをしたり、

利潤を上げる為に得体のしれないものを混入させる某食品メーカーや

今回の東芝の3代社長の辞任問題など、どう見ても社長の器ではないのでは

と思えるヒトがトップに上って社長を務めている。

多分、トップに上り詰める能力があったんでしょう、どういう能力か知らないけれど。

不祥事が起きる度に嫌々ながらも、渋々表舞台に引っ張りだされ、謝罪を求められた

このトップ達も、それでこの難事を渡りきれるのかと観る者を不安にさせる程に

謝罪の仕方や態度に尊大な態度が見られて、違和感を覚えたヒトは少なくないのでは。

他の一般の人たちを足蹴にでも仕兼ねないような奢りがみられるのはなぜなんだろう・・・

と映像を観る人たちに疑念を抱かせる。

この人たちも最初はそんな考え方、そんな人柄ではなかったのかもしれないけれど、

その社長というトップの座を得て、業績を上げることに躍起になっているうちに初心を

忘れてしまったのかもしれない・・・と世間の見方は優しい。


でも、こういうヒトの生き様は今の若いヒト達から観れば、《こんな大人になりたい》という

成熟した人間のモデルには当てはまらない。


日本が明治維新を過ぎるころにはこんな凄いヒトがいた・・・というモデルがいっぱい

いた筈。

内田さんは言います。

『官僚や政治家やメディアに出てくるヒトたちがこれほど幼稚なのに、致命的な破綻もなく

動いている日本社会というのは、改めてみると、きわめて練れたシステムになっているな

といつも感心する。』と皮肉な言い方をしています。

『幼稚な人が幼稚なままでちゃんと生きている。』

『欧米にもアジアにも、そんな社会はない。

外側だけが中高年で、中身が子どものままというようなヒトたちが権力を持ったり、

情報を集中管理していたら、ふつうは潰れる。何故日本社会は子どもたちが統治しているのに

つぶれないでいるのか・・・そのほうがずっと不思議だ。』


本当にそう思いますね。

で、前々から、考えていたことなんだけど、政治家がダメでも、優秀な官僚が

いるから大丈夫なのよ・・・という次の論拠にも賛成したくない。

勿論、優秀で人望のある官僚が日本には多いのでしょう、例えば佐々淳行さんのようなヒトが

いる。でも、ああいう爽やかな、涼やかな官僚って稀ですね。

ヒトは顔付きにその中身が出るというのは本当だと思うし・・・。

そして、そういう優秀な官僚をこきつかう政治家が時々目に余る暴言や失言や誤った

舵取りをして、国民を路頭に迷わせるんですね。世の中は余りかわらないのかな。

残念ながら。