池上彰さんの何かの番組を観ていたら、『COP21』に関する話題を取り上げていました。
地球温暖化の事例を言及するために、わざわざアフリカの奥地に行ってのレポートがあり、
なかなか興味深い内容です。
アフリカでは未だに焼き畑を行ったりして、不法に森林を焼いて、『地球の肺』と言われる
面積を減らしています。政府はこれを禁止して取り締まりを強化しているのだそうですが、
一向に効果が上がらないのだそうです。それも車で走っての方法では現場を見つけにくく、
空から実際に見下ろさないと分かりにくいと言う問題があります。そして、見つかれば逆に
銃撃を受けることもあり、操縦士と撮影をするヒトと、銃を構えるヒトと3人が必要で経費が
かなりかかる事で、検挙できないことが多いそうです。
そういう中、池上さん達が発見した大量に焼かれた現場では元警察官だったという強面の
爺さんがその首謀者らしいのですが、敵もさるもの、ああ言えばこう言う体で、逃げまくって
いました。しかしこういう人たちは生きるためには何でもやるんだ・・・というヒトたちですから、
地球温暖化がどうこう言ってもどうにもならないのでしょうね。
こんな人たちは自然を残すことの大切さなんか分かる筈がないのでしょう。
今や、世界の環境は一国のみならず、近い将来の全世界に影響を及ぼします。それなのに、
この不法に森を焼いている人たちにはこういう事が想像もつかないのでしょう。こういう害を恂々
と諭したら、涙を流して後悔するのでしょうか。
でも、自分たちにはこういう生きるすべしかないのだというのでしょうね。
森を焼いて、大きな樹木を切って、製材して、これを運び、さらに焼き畑をして土壌に何かを
植えて収穫する。このことの方がずっとずっと体力的にも大変なのにも拘わらず・・・
彼らは勤勉なのでしょう。この人たちに文明や文化を教えるのは難しいですね・