『荻窪5丁目にある我が家から小学校の前の通り
を歩いて環八通りの歩道橋を渡ると南荻窪。
そのまま善福寺川と環八通りが交差するところから
川沿いを歩いて妙高橋を渡ると、そのすぐ角地に
あるのが〈小助川医院〉だ。』
こ、こんなにリアルな番地がアルダロウカ。
まさにここは私が住んでいる所であり、毎日生活
している南荻窪。
そして、このモデルになりそうな元医院というのも
結構リアルに何軒かあるんですね〜。
自分が今現在住んでいる所が小説のモデルになる
というのは、ナカナカ興奮するものです。
勿論、小説よ、お話なのよ・・・とは言えね。
有吉佐和子さんの〈恍惚の人〉の時も青梅街道が
舞台になって、あ〜、あの道をね〜と想いを馳せた
りしたし、向田邦子さんの小説にも荻窪や中央線
が出て来て、ますます、お話にのめり込んだものです。
このお話は元医院の古い建物を何人かでシェアして
住むというお話です。
一人ヒトリが抱えている背景を横糸に赤の他人が
其れなりの理由で
ひとりではなく、誰かと一緒に住んでみようか
と考えて集まってくる。
主人公の一番年が若い佳人"よしと"君を中心に
お話が展開していきます。
面白いです。
最後はワアーイ、バンザーイってね。