厳しい表情で、黙々と鰻を捌いてらっしゃるこの方。
この道ウン十年と言う履歴をそのままに、次から次へと
お仕事をしています。
ヌルヌルとして掴みにくいヤツを手に持って、思い通りに
ならない、ともすると逃げようとするアイツをサッと所定の位置に
置き、頭を押さえてシャーっと捌く、ものの1分も掛からない素早さ。
そして、あの独特な先端がえぐれて居る包丁?で骨をササーっと
ばかりに身から離す。
いったい1日に何体解体するのかしら。
私達の幸せはこういう人達の汗まみれの労働によってもたらされる
のですねえ。
一緒に行った若者が
『鰻の血って、危ないって言いませんか?』
『そう言えば聞いた事あるわね』
でも、どう危険なのかは定かではありません。
それより、家に帰ってやれやれとして緑茶を淹れて、目にした
梅干しは確か食べ合わせが悪いとか。
これも又諸説ありそう。
ともあれ、元気が出ました。オジさん有り難う御座います。