松岡正剛さんの提示することはとにかく
既成概念に囚われない・・・という事。
本の提示の仕方、
この人の場合は本の背表紙を捜す人の前に
見せて並べるやり方。
平積みはあるけどこういう背表紙見せは
いままでありませんでした、と丸善側からは
言われたそうですが。
勿論、平積みもありますけど。
『やったことがないならやりましょう!』
とのひとことで松丸コーナーができた。
その他、本のくくりのしかた、書棚の工夫
書棚は昔の古めかしい大きな家のそれのような
雰囲気を醸し出している。
なんかカビ臭いあれ!ね。
ダメだったらやり直せばいいじゃないですか。
として始まった本の編集、提示の仕方。
実に面白く拝見させていただきました。
そして、ここには多くの受け手の読書家がいる。
この読書家が今や自宅でブログを書きつつ
なんらかの僅かな収入を得る時代になっている
らしい。
ブログをまとめて実際に本にする人もいるが、
ブログを書いてそのページが広告になるという。
全く、時代ですかねえ。
私たち読者はそのブログを読んで、ふむふむ、なるほど
なんて感想を抱いたり、
そうかな?なんて思ったり
私はこういう時代にどっぷり浸かって恩恵に預かって
いる割には心のどこかで納得していない。
人との交流は?
実際に対面してない言葉の交流は?
どうなの。と
未だに《これが、どう進むのかな》と不安な気持ちなのだけれど。
明るい未来もありそう。
出版業界もこの松丸本舗を観たら明るくなれるのでは。
だって、ほんとに楽しいもの。
そして、こういう読書家が増えることは一応いいことなんでしょうね。
だって、みんな基本的には暇で、驚きたいのだから。