松岡正剛(せいごう)さんの主催する本屋、松丸本舗を
観に行ったのですが、聞きしに勝る凄さでした。
本の陳列の仕方が全く違います。
普通は文庫本はブンコボン、
単行本はタンコウボン、
ジャンル別という並び方が普通ですが、
ここは本のワンダーランド。
関係がありそうな、なさそうな本がごっちゃに
置いてあるのに猥雑な感じがまったくしないで
何か楽しいのはなんででしょう。
そして、難しげな本の間に漫画が置いてある。
書棚も何か楽しく、百葉箱のような作りになっている
扉がついていたり、ちょっとおどろしいフランス人形が
寝かせて置いてあったり、棚の並びも一様ではなく
縦横無尽に置いてあって、
あれ、さっきの棚はどこ?と迷ったり
全く楽しませてくれますねえ。
こういう所は万引きなどの心配はありませんからね。
ここには地方からくるヒトも多いと見えて
キャリアーやボストンバッグををもってくるヒトもいるらしい
と聞いていましたけど、
いました。
ここで、大変な量の大人買いをするヒトがいるらしい。
私もちょっと大人買いをしてしまいました。
丸善は元々洋書専門でしたし、今もそうですが、流石に洋書が
多いというか充実していました。
そして、ホホオと関心して手にとったのが、日本のアニメの
英語版。
"one piece"などの漫画もありました。
松岡さんは読書技があっても良いとおっしゃっておられます。
色々な読み方があると言います。
読書は編集。
気に行った本があると、必ず3冊を同時に読んでいるそうです。
たとえば、今《東海道中膝栗毛》を読んだとしたら、
コミックの《聖☆おにいさん》(セイントおにいさんと読みます。)
やいとうせいこうさんやみうらじゅんさんの《見仏記》
を一緒に読むとか。
とにかく一度行くと刺激されますよ。
今夜も読書が楽しい。