一応、ピクニック気分で行きましょう!の掛け声で
出発したのだけれど、いやはや遠いこと。
道に迷い、いい大人3人が携帯の地図をみては、
ああでもない、こうでもない。
そうじゃない、この道がここよ!
いや、この道だよ。
とまあ、すったもんだの末、一時間半と踏んだお目当ての
施設が2時間半以上かかり、すっかりお腹が空いていたけど、
ともかく面接を終えてしまおうと理事長室へ。
帰り道は高速関越道を使って帰ろうという
ことになり、地図を見れば
《三吉パーキングエリア》
しかよるところがない!
ああ、お昼ごはんがあ〜〜。
パーキングエリアだから、
ナイフとフォークのマークがないから、食事内容は
期待できないよ!
もしかしたら、パンにコーヒーだけかも!
ともう一人に、あはは、と言えば、
えらいガッカリしてたみたい。
で、いざ入って見れば、あるわ、あるわ、
美味しそうな、そして、有名なパン屋さんや珈琲ショップが
ある。
《うわー、楽しい!美味しそうなお店がいっぱいあるじゃん!》
忘れていた、この人は食いしん坊だったことを。
それから、銘々に好きなもの注文して、悦に入った。
ゆっくり食べて、珈琲飲もうか!
小さいシュークリームのプロフィトロールのチョコの
かかったのも頼んで、小春日和のポカポカしたソファ
で楽しんだ。
で、思い出した。
昨日読んだ角田光代さんの本にあった。
《ある社会科学の研究者と話した時にヒントが浮かんだ
のだけど、引きこもりの人は
"今日外に出て、楽しいことがあるかも知れないという
保証よりも、外に出て嫌な事が一つもないという保証
の方が欲しいのではないか"ということに気がついた。
とおっしゃるのですね。
このことの意味がちょっと分かったような気がした。
この世の中は嫌なことの方が多いんだということ、
他人(ヒト)との係わりはいつも骨がおれること。
生きている以上、毎日遊んでも、働いても疲れる。
だけど、ヒトとの係わりは意気投合すれば
こんなに楽しいことはない!
努力をすれば良い事がかえってくることも時としてある。
嫌なことが多くて大変なことも多い社会だけど、
今日も良かった!よかった!と励まして生きる。
ビールが美味しくて、良かった!
ご飯が美味しくて、良かった!
お風呂が気持ち良くて良かった!
と生きようと。
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