今年もなにやら、書き付けていこう
と思います。
一年が早いという感覚はどこからくるか。
福岡博士の本を読むと、こんな風に
おっしゃっています。
"3歳の子供にとって、
一年はこれまで生きてきた全人生の
3分の一であるのに、
30歳のオトナにとっては
30分の一だから、つまり分母が大きく
なるから、そう感じる。"のではない。
《人の体内時計の正確な分子メカニズムは
未だはっきり解明されていない。
が、細胞分裂のタイミングや
分化プログラムなどの
時間経過はすべてコントロール
されていることがわかっている。
つまり、タンパク質の新陳代謝速度が
体内時計の秒針なのです。
そして、もう一つの厳然たる事実は
私たちの新陳代謝速度が加齢とともに
確実に遅くなっている、ということです。
タンパク質の代謝回転が遅くなり、
その結果、一年の感じ方が徐々に
長くなっていく。
にもかかわらず物理的な速度はいつでも
同じスピードで過ぎていく。
だからこそ、自分ではまだ一年なんて
経っているとは思えない。
つまり、歳をとると、一年が早く過ぎるのは
分母が大きくなるからではなく、
実際の時間の経過に自分の生命の
回転速度がついていけないのである。》
今年の一年も、また徐々に時間経過を
感じるのが遅くなりつつも、その日
その日を確実にこなすことで、
しっかり生きていこうと思います。