Acousphere Live 2016.10.11 吉祥寺Star Pine's Cafe

2016年10月11日(火曜) 吉祥寺スターパインズカフェにてスペシャルライブイベント「Acousphere with Friends」を開催します! 
Acousphere Recordに所属するアーティストが一同に集うライブをお楽しみください!
日にち:2016年10月11日(火曜)
場所:吉祥寺スターパインズカフェ 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-20-16 B1
出演:Acousphere / Acoustic Sound Organization / Aerial / Sonascribe
時間:Open 18:00 / Start 19:00
前売り ¥3,900+1drink / 当日 ¥4,900円+1drink
詳細はこちらをご覧下さい!

2013年8月11日日曜日

SCENT OF A WOMAN

この暑いのに、外に出るのは、狂気の沙汰とばかりに
朝からクーラーを付けて本を読み耽る。
節約だの、エコだの、は申し訳ないけど、勘弁してもらって、
第一、身体の何処かが、この暑さに悲鳴をあげて
"寝てなさい!"
と囁くんだもの。

で、2時間もすると本を読むのに疲れる。
DVDでも・・・。

久し振りにアル パチーノの
『Scent of a Woman』を取り出してくる。
良い映画です。
これは1993年にアル パチーノがアカデミー賞を獲った作品
なんですね。
ここで、思うのは、良い大人は若者にその生き様をしっかり
みせるべきではないかということ。
つまり良い意味でも悪い意味でも影響を与えるということ
ではないか。
その人の人生が成功であろうが、失敗であろうが。
次世代に向けて豊富な経験を、失敗の多い経験を話すべきでは。
そのことの為にエネルギーもお金も使うべきではないか。

ここに出てくる青年は貧しい地方の青年。
この青年がアル パチーノ扮する傷痍軍人のお供でボストン
からニューヨークに行き、高級ホテル、高級レストラン、
フェラーリの試乗をさせてもらいます。
そして、そして、最高の見せ場である美しい女性との
タンゴを踊るシーンを驚きながら、堪能します。
勿論アル パチーノが盲目でありながら、素晴らしいステップ
を踏むんですね〜。
その後に見せるアル パチーノの深くて暗い人生への失望。
"俺の人生は終わりだ"
"I'm in the dark!"という男に青年は人生経験の少ない
中での稚拙な言葉で
『それでも生きる価値はあります。』
『みんなそうやって、いきてるんです。』と
訴え、必死に泣いて止めます。

この同伴している青年はこの傷痍軍人を通していかに生きる
ベキかを学びます。
最後の方では、青年が通う学校での裁判?ではこの軍人が見事な
弁舌を奮ってこの青年の窮地を救います。
青年はあるイタズラ事件の犯人を知っているのですが、それを
明かすのは卑怯だと思い退学を覚悟で黙っているのです。

こういう人生の機微に接して成長して行くのが若者なんでしょうけど、
今、こういう良い影響を与えられる大人というのは果たして
いるのだろうか。
中高年の我々は今、自分が楽しむことだけを考えていて良いんだろうか。
こんなに世の中がガラガラ変わっている時代でも大人の知恵
や見せたい生き様はあるのでは。

最近何やら、意図が解らない、不可解な事件が発生して小さい子や
若者が犠牲になっている。
携帯だ、gpsだと個人の動きを監視するシステムをもっと強固
にしなくてはならないと騒いでいるけど、私は、教育はどうした?
と思う。
親と子がもっと触れ合い、何が常識で何が非常識なのかを
自分の言葉で折に触れて話すことは大切だと思う。
と言いつつ、だけどみんな忙しくて話す暇などないんだという
言い訳もきこえる。

ある本には、世の中はほんの少しのお利口さんと大多数の
お馬鹿さんで成り立っていると書いてある。
そして、この大多数のお馬鹿さんが困ったことを仕出かす前に
監視するべきだから、ここを強化しようという事らしい。

そうだろうか?
嫌だね、こういうの。


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