Acousphere Live 2016.10.11 吉祥寺Star Pine's Cafe

2016年10月11日(火曜) 吉祥寺スターパインズカフェにてスペシャルライブイベント「Acousphere with Friends」を開催します! 
Acousphere Recordに所属するアーティストが一同に集うライブをお楽しみください!
日にち:2016年10月11日(火曜)
場所:吉祥寺スターパインズカフェ 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-20-16 B1
出演:Acousphere / Acoustic Sound Organization / Aerial / Sonascribe
時間:Open 18:00 / Start 19:00
前売り ¥3,900+1drink / 当日 ¥4,900円+1drink
詳細はこちらをご覧下さい!

2011年4月14日木曜日

レビューをかきました。

最近、中毒にかかったようになっている。
“レビューを書く”のが面白いんですわ。

で、amazon
の回し者ではないけど、ほとんどここで
必要な(ここが大事です)ものをかっています。

よく買うのが本。
これは便利ですねえ。
本屋さんや、古本屋さんに行くのは
面倒だし、そこで捜すのも面倒。

で、かたっぱしから読んでは
レビューを書くをやっている。

自分でも
“こんなことしていていいんだろうか?”
と思うのだけど、レビューを書いている
人って随分たくさんいるんだなと
驚き。

まあ〜ね、飽きるって。
で、
いつ、飽きるんだろう?

で、今回は司馬遼太郎さんの
『街道を行く16 叡山の諸道』でした。


『知人が『法華大会』をうけるという。』
という書き出しで始まるこの巻は
『叡山の諸道』
の副題でも分かるように、
比叡山を開いた最澄のことについて、
生い立ちから始まり、
その人となりや、その宗教の起こりや
その教義内容について、実に面白く、
司馬さん独特の語り口で埋め尽くされている。

そして、そういう宗教の生まれる土台に
なったこの土地についても比叡山が
京都の東に位置し歴史上のどのような
影響を受け、その地形や気候が
どのようであるかをこの人ならではの
視点で解き明かしている。

一緒に随行している挿絵画家の
須田刻太さんについての短い
コメントなどは、多くを語ってはいませんが
温かい眼差しと深い尊敬があらわれていて、
とてもいいですね。

空海の弘法大師と並び称される伝教大師
の最澄は嵯峨天皇や橘逸勢とともに書聖
として有名だとは高校の勉強で習ったこと
ですが、司馬さんは正岡子規との対比で
コメントしています。
『子規と最澄は似たところが多い。
どちらも物事の創始者でありながら、
政治性をもたなかった。自分の人生の主題に
ついて、電流に打たれつづけるような生き方で
みじかく生き、しかもその果実を得ることなく、
死に、世俗的には門流のひとびとが栄えた
ことなどである。
書のにおいが似るというのは、偶然では
ないかもしれない。』
と結んでいます。
最澄を理解するのにこれほどわかりやすい
評はないと思います。


読み終わって、今最高にこの辺の旅に出たい
と思っている。