熱海梅園の奥に佇むこの奇怪というか、人を寄せ付けない
ような建築物の中に、澤田せいこうさんの作品が処狭しと
陳列されています。
『澤田せいこうってダレ?ナニモノ?』
知らなーい!
聞いた事な〜い!
と朋友3人で叫んでいました。
彫刻、彫塑、版画、油絵、下書、仏像彫刻、書。
どれもが力強く、しかも若々しく、作り出す、描きだす
仏像のお顔は例えようもない美しさは勿論、穏やかで
柔らかで、稚児のようなアドケナサもあって、、こんな
美しい造形をどうやったら創り出せるのか•••
早過ぎた梅園巡りで梅は殆ど咲いていない•••がこうをそうしたか、
普通なら、疲れたからパスと言ったかもしれないのに、
美術館好きな女3人が興味を示して入ったのがここ。
この歳まで、この素晴らしい彫刻家を知らないと言うのは
日本人として恥ずかしい。
文化勲章授賞式と思しきお写真では中村歌右衛門さんと並んで
写っています。
成る程、お姿や顔を一度ならず何回か拝見した事が
あるような気がしました。
インタビューに答えている映像が流されていましたが、
90を超えても尚、謙虚。幾つもの作品を沢山の著名な
お寺さんに納めている巨人なのに。
素晴らしい!
心が洗われ、清々しい気持ちで宿に向かいました。
3人とも、イイ顔してるな〜。