Acousphere Live 2016.10.11 吉祥寺Star Pine's Cafe

2016年10月11日(火曜) 吉祥寺スターパインズカフェにてスペシャルライブイベント「Acousphere with Friends」を開催します! 
Acousphere Recordに所属するアーティストが一同に集うライブをお楽しみください!
日にち:2016年10月11日(火曜)
場所:吉祥寺スターパインズカフェ 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-20-16 B1
出演:Acousphere / Acoustic Sound Organization / Aerial / Sonascribe
時間:Open 18:00 / Start 19:00
前売り ¥3,900+1drink / 当日 ¥4,900円+1drink
詳細はこちらをご覧下さい!

2015年10月26日月曜日

諸葛孔明その2

さてさて、この孔明、始めは近隣のヒトから奇人変人と呼ばれ、その意味で

有名人であったそうです。

  自分自ら、《臥竜》と名乗り、衆人を恐ろしがらせたのが効きすぎて、変人扱

いになってしまった。そんな訳でなかなか縁談がまとまらず姉がヤキモキする

のですが、その義理の父の策略を恃みにします。

その地方で大金持ちである黄承彦の娘が嫁き遅れているのを聞きます。

この娘は稀に見る醜女(しこめ)で孔明に劣らず縁談の話がない。背が高く、

髪は茶髪で酷い顔と記されているらしいですが、黄家の娘としかなく、名前は

分からないのですが、なんと、この時、二人とも一目惚れ。

  黄氏はすぐさま結婚したいと嫌がる父親に懇願しますが、孔明は気のない

振りをして策略をめぐらし、まんまと娶ってしまいます。それもスピード結婚だそう

で、この後、3年ほどは俗世間には出ず、晴耕雨読の毎日を送っていたそうです。

  孔明は妻を娶って、腑抜けになってしまったと噂されます。

  が、これも策の内やも知れないと《三国志》の中には書かれているそうです。

  策略家で知られると全てが計の内と勘ぐられるのも辛いところでしょう。


さてさて、ここから愈々私が好きな武将が出てきます。

《劉備玄徳》

《関羽雲長》

《張飛翼徳》

《曹操孟徳》

この人たちは30年ほども前にあの人形作家で有名な辻村ジュサブローさんに

よって作られた芸術的且つ驚異的な着物姿の美しさを見せ付けてくれた作品の

主人公でした。

NHKの《人形劇三国志?》に出て活躍した素敵な武将達です。夕方の5時か6時

ころにテレビで放送されていたのを子ども達と夢中になって観ていたのを思い出し

ます。

  このジュサブローさんは坊主頭に着物の着流しスタイル。巾着袋を下げて颯爽と

歩いていました。

  私は長いこと、この主人公達が、中国のどの時代のヒトでどういう生き方をしたのか

どういう武将について闘っていたのか、どんな地方の生まれで、どういう係累がいた

のか、その辺の詳しいことを知りたいと思いながら、今日まで調べられずにきたのを

残念に思っていました。司馬遷の《史記》まではいかないまでも陳舜臣さんの《史記》

ぐらいは読みこなしてみたいと思っていました。それもまだですが。

  でも、司馬遼太郎さんの《項羽と劉邦》は面白く読みましたし、酒見賢一さんの

《墨攻》は小説でもコミックでも読んで格段に面白い・・・とおもいました。

この墨攻では小国・梁王が援軍を頼んで墨家に願いを入れるのですが、たった

一人の軍師《革離》がやって来て、様々な技術と知恵を使ってこの窮地を脱します。

  それがなんと、ボートピープルとなって日本にやってくるという結末です。

面白い発想ですが、司馬さんにもこれと似た発想で中国のヒトが日本にやってきた

のではないかの記述があります。そっとつぶやいた程度ですが。

  中国の越、呉、楚などの名前のついた場所がありますよね。越前、越後、呉(くれ)

九州には楚という処があるそうです。


 さて、これから、劉備は《三顧の礼》をもって諸葛孔明を迎えに行きます。