Acousphere Live 2016.10.11 吉祥寺Star Pine's Cafe

2016年10月11日(火曜) 吉祥寺スターパインズカフェにてスペシャルライブイベント「Acousphere with Friends」を開催します! 
Acousphere Recordに所属するアーティストが一同に集うライブをお楽しみください!
日にち:2016年10月11日(火曜)
場所:吉祥寺スターパインズカフェ 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-20-16 B1
出演:Acousphere / Acoustic Sound Organization / Aerial / Sonascribe
時間:Open 18:00 / Start 19:00
前売り ¥3,900+1drink / 当日 ¥4,900円+1drink
詳細はこちらをご覧下さい!

2011年3月3日木曜日

任侠“俄”

かつてあんなに読んだ
司馬遼太郎さんの本。
久しぶりに
手に取って読めば、
やっぱり、めちゃくちゃ
面白い。
お風呂で腰湯に浸かると
最低20分はかかるので
いつも文庫本を持って
入るのだけど、
そういう時に持って
入るのは面白くないと
途中でお風呂を
出たくなってしまう。

しかし、この
"俄"はちがいまっせ。
お風呂に入るのが
待ち遠しい・・・
という感じ。

これは明石屋万吉という
男があの明治維新の
時代を庶民の意地と
正義で駆け抜けた
という一代記の
お話なのだが、
折しも
中東で起きている
国家転覆の争乱は
この本に書かれている
庶民の生活や感覚が
似ているのではと
ついつい、想像して
面白い。

どの国でもそうなんだろう
と思うけど、
上層部や取り巻きは
認識が偏るか
そうは思いたくない
と執着するのか、
ことの成り行きを
正確には判断できない
ものらしい。
そして、庶民が
この物見に行けば
『これはあきまへんなあ』
と見抜いてしまう。

近藤勇の率いる新撰組が
京都の警護を
引き受けている一方、
大阪市中の警護を任された
一柳藩は
人数も少ない
金もない
おまけに幕末ゆえに
日和見だけの腑甲斐ない
サムライしかいない
というないない尽くし。

そんな時
この任侠の万吉に
人を提供してもらいたい
お金も都合してもらいたい
大阪の警護を願いたい
と頼んでくる。

いやはやこの後が
面白いんだわ。

というわけで、いつも
お風呂で読むものだから、
見事に本が
波打ってしまった。
司馬さん、ごめんなさい。

又、しばらく司馬文学に
のめり込みそう。