Acousphere Live 2016.10.11 吉祥寺Star Pine's Cafe

2016年10月11日(火曜) 吉祥寺スターパインズカフェにてスペシャルライブイベント「Acousphere with Friends」を開催します! 
Acousphere Recordに所属するアーティストが一同に集うライブをお楽しみください!
日にち:2016年10月11日(火曜)
場所:吉祥寺スターパインズカフェ 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-20-16 B1
出演:Acousphere / Acoustic Sound Organization / Aerial / Sonascribe
時間:Open 18:00 / Start 19:00
前売り ¥3,900+1drink / 当日 ¥4,900円+1drink
詳細はこちらをご覧下さい!

2010年11月12日金曜日

水遣り

花を買って植木鉢に入れて、所定の場所に置いて
飾る。
庭がその花で華やかになり一時の慰めになるかに
思える。

だけど、このあとが忌々しい。
夏の間は、朝、晩の水やりを欠かすと、とたんに
容色が衰え、色が失われる花がある。

こういうのは大体決まって高いものだ。
お金と慰めとを天秤にかければ、確かに
無駄な!と思われる。

我が家はまず、ベランダの入り口、
そして、ベランダの先にある庭、
隣との間にある、狭いけど、長い空間、
我が家の表玄関、
そして、裏の家のこれまた狭い長い空間、
などなど、それぞれに陽の当たりと風の
吹き抜ける条件が違うところが様々に
違う草木を必要としている。

これらを存分に生かすにはどうすればいいのか。
何もしなければ、どんどん荒れていくこの庭は
私に安住することを許さない。

木はひたすら大きくなって、暴走する。
電動バリカンの大物のようなものを買ってきたり、
数々の新手のハサミでゴキゴキ、チョキチョキ、
ちょんちょんとやっつけて、
食い止めてきた。

小さい花への執着というのはないけど、
毎年、この時期にいつも花持ちがよく、
雪にうもれても健気に咲く
パンジーを買ってきてしまってから
はたと考え込んだ。

また、水遣りに翻弄される。

私は本当は小さい花のチマチマしたのが好きではない。

どちらかと言えば草木というような地植えの庭木の
世話がしたい。

家の前に飾る小さな花々もいいけど、
枯れては、また買って来て鉢植えにする・・・というのが
つらい。
それも花々がたまたま一年草ということもあるけど、
私がついつい忙しくて枯らしてしまったものがほとんど。

水やりは相変わらず忌々しいのだ。

暑くもなく、寒くもないこの時期、
夏のころほど、忙しくはないけど、
案外気を抜いていると枯らす事もある。

前はいつ遣ったかしらん・・・なんて思っているうちに
萎びている。

で、相変わらず枯らしている。

今度は草木の類いの少し大きな買い物をして、
地植えの庭木に挑戦してみようかと思っている。

今年の猛暑であちこちの家の生け垣が枯れてしまっている。

地植えだから、とか、庭木だからとか、
鉢植えほどは
“のどが乾いたよ〜”とは言わないだろうけど、
やはり枯れるんですねえ。

毎日通る散歩道にかなり枯れた木を発見して
今年の猛暑を思い出している。
そして、私がどんなに水遣りに時間を使ったかを。

“安曇野の白い庭”の著者の丸山健二さんは
《水やりは単調で退屈だが、植物をじっくり
観察できる。》と書いています。

そう、私は植物が好きだと言いながら、
植物に話しかけることがない。

いつも水遣りは面倒と言っていた私は本当に
庭の仕事が好きなのか考えてみる。

庭仕事は
息抜き、慰み、やすらぎ、唯一の労働と言えるもの。
やはり、庭がある限り頑張ろうと思う。

そして、水やりは相変わらず忌々しいもののままだろうか?