Acousphere Live 2016.10.11 吉祥寺Star Pine's Cafe

2016年10月11日(火曜) 吉祥寺スターパインズカフェにてスペシャルライブイベント「Acousphere with Friends」を開催します! 
Acousphere Recordに所属するアーティストが一同に集うライブをお楽しみください!
日にち:2016年10月11日(火曜)
場所:吉祥寺スターパインズカフェ 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-20-16 B1
出演:Acousphere / Acoustic Sound Organization / Aerial / Sonascribe
時間:Open 18:00 / Start 19:00
前売り ¥3,900+1drink / 当日 ¥4,900円+1drink
詳細はこちらをご覧下さい!

2012年2月27日月曜日

福岡博士のお話《生命よ自由になれ》

podcastで聞いた先日の福岡博士のお話の続きです。

今回の新しい《動的平衡2》には本の帯に
《生命よ自由であれ!》
と書かれています。
これはどういうことなのかと質問されて、博士は
こう応えています。
『最近までの生命学は遺伝子神話にがんじがらめに
なっている。

次世代に残す為に最も良い遺伝子が残るという
利己的遺伝子論に自縄自縛になっている。
しかし、生命はもっと自由である。

細胞は分裂しながら増殖して行くが、初めからその細胞の
役割が決められているわけではない。分裂しながら、お隣の
細胞が腸の細胞になることが分かれば、じゃあ、僕は皮膚細胞
になる・・・というふうにお隣との連携によって役割が
決められて行く。自分勝手にオレは皮膚細胞になるんだ
という勝手な細胞が所謂《癌》になるんだ』と
分かり易くお話になります。

一つの例では長谷川昆虫博士が書いているアリの生態に言及
していてこれには
《働きアリ》はよく観察すると2割のアリは実は働いて
いない。この8割のアリだけを集めてみると、やはり、
また2割ほどのアリが遊軍になってしまう。反対に2割の
遊んでいるアリを集めてみるとやはり、その8割ほどが
働きアリになる。
これはどういうことか。
遊軍のアリはなにかの異変の時に率先して働くという役割を
もっているのではないか・・・と考えられるそうですね。

ここで言いたいのは、初めから細胞の、アリの役割が決まって
いるのではない・・・ということなのでしょうね。
福岡博士はアメリカでの研究で《ノックアウトマウス》を
作って遺伝子の一つを壊して長年観察していった結果、
遺伝子は欠落したまま、なんの以上もなく普通に生活を
しているマウスを観てこう結論づけたとおっしゃっています。

生命は自己複製する、
もの凄い速度で入れ替わっている。

さて、その時、入れ替わる原資はなにか。
食べ物ですね。
何をどのように食べるか。

今一番の真実はこれではないかと考えます。

人間の身体は飢餓には耐えられるが、
飽食には耐えられない。