虎ノ門界隈が開発されて、この巨大なビルの前の道にあった家は
強制退去?となったのでしょうか。
ビルの前の道が広くなり、舗装され、並木が植樹されたこの過渡期
の中を歩くと、何かが変だな・・・と感じます。
まだ、コーンポストがそこここに置いてある広い道に面したビルは
みんなソッポ向いているんですねえ。
つまり、その面は非常階段だったり、今は強制退去になったお隣との
境だったり、・・・つまり、道に面してないのです。
だから、この道を歩いていても人の息吹がなく、コッチを向いたお店も
ありません。
歩いていて、嫌だなという思いと、ここは住む処ではないなという
感想を持ちました。
住んでいて得をした人、損をした人の喧騒が聞こえてくるような・・・
そして、まだ残っているしもた屋の前で僅かながらの野菜畑で何かを
収穫して居る小父さんを発見して、ここにもいるいる頑固爺さんが。
今回、山手線一周の歩き旅を何回かに分けて行くという企画に参加
させてもらって、東京一極集中に成っている状況では高層ビルは止むを
得ないことなんだと理解できました。
前に石原さんが山手線の中では一軒家の建て替えは不合理だから、全て
高層ビルにして、土地を拡げて行く・・・のような事を言っていましたが、
文字通りその通りに成っていますね。
以前消防団の人と思しき若者が
『東京都で地震が起きたら、一面火事になっても、山手線の中は行け
ないよな〜』
なんて言っていました。
まだまだ、開発中です。
東京は幸せに?向かって進歩しているんだろうか。