昨晩は久しぶりのスパゲティ。
この季節にしか食べられない
『牡蠣と小松菜のスパゲティ』。
お店をやっている頃、この季節になると必ず
やって来るオバちゃん二人。姉妹のようにも
見えるし、友達とも思えるが、お店の前の
看板にこのメニューを書き出すと必ず1、2回
やって来る。
あとの季節は一切来ない。それはもう潔い
程の徹底ぶり。この二人の後ろにあるストーリー
に興味がありますねえ。
昔、イタリアに住んでいて、これに似たメニュー
を楽しみにしていた・・・とか。
彼女達の周りにこういうパスタをこよなく
愛していた人がいた・・・とか。
本当は料理人で、バジルソースに目がない・
・・とか。
けれども、一度も来たことが無いのに、この
時だけ嗅ぎつけて来る・・・というのは、
まだまだ、他のストーリーがありそうで、
裏に他の人物がいそうで、この季節、私は
妄想に浸るのが楽しみでした。
『相棒』の右京さんか、コナン・ドイルの
『シャーロック・ホームズ』にでもなって
カラカラと音がする頭を揺さぶって考える。
いやもう、しかし、このモヤモヤは一生
解決しないという不満が残ります。
牡蠣と小松菜のバジルソースは料理の本に
似たような物はありますが、一応このレシピ
は我が家の独自のモノなのですから、まだま
だ、疑問は膨らむばかり。
我が家の相棒は
『で、どう、思う?』
『う、うーん』・・・
ばかりで、いっこうに的を得ない。
ウマイ料理とワインがあればいいのでしょ。