我が家から一番近くて、それでいながら素晴らしい桜並木が
見られるのがここ。
自転車の後ろにゴザを積んで、花見に良い場所はないか・・・
探しているおじさんがいましたよ。
桜の枝が川面にぐっと落ち込んで散歩道に桜のトンネルを作って
います。
何処かのオバちゃん達はまだ10時だっていうのに、もう
ビニールシートを敷いて準備しています。
かなり広く敷いているからこれからゾクゾクお友達がやって来る
んでしょうねえ。
昨日はEテレで日本列島のお花見の特集をやっていましたが、日本人
には、なんと言ってもこの桜が心の原点になっていますね。
『願わくは花の元にて、春死なん』
といいますが、正に、義母はこの桜の満開の時に亡くなり、葬儀場の
桜吹雪がハラハラと舞っている中で私達は言葉も交わさず、
『綺麗なものが好きな人だったな〜』
と心の中で偲んでいたのかもしれません。
堀之内斎場の2階の大きな窓ガラスから見える桜の枝は一幅の絵のような
美しさで思わず息を飲む華やかさでした。
桜と母、しばらくこの二つは対の映像として残っていくのかも
しれません。